『微分積分学（改訂版）』カバー
　

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微分積分学（改訂版）

東京工業大学名誉教授　理博　矢野健太郎著

Ａ５判／266頁／定価2310円（本体2100円＋税10％）／1977年2月発行
ISBN 978-4-7853-1024-0 （旧ISBN 4-7853-1024-3）　 C3041

　大学の教養課程の標準的教科書として、初版（1956年）以来多くの読者に親しまれてきた『微分積分学』の改訂版である。
　基本的な執筆方針は同じとし、証明においてはε－δ論法を採用しており、理論的厳密さは保ってある。
　なお、初版とこの改訂版の大きな違いは、幾何的性質の記述を簡素化し、微分方程式の章を省いたことである。カリキュラムにあわせて利用していただければ幸いである。

目次（章タイトル）　　→ 詳細目次

1．実数，函数および極限
2．微分
3．積分
4．級数
5．偏導函数
6．曲線と曲面
7．二重積分

詳細目次

まえがき

1．実数，函数，極限
　1.1　実数と直線
　1.2　函数
　1.3　極限
　1.4　連続
　1.5　三角函数と指数函数

2．微分
　2.1　微分
　2.2　導函数を求める計算
　2.3　基本的な定理
　2.4　導函数の応用

3．積分
　3.1　不定積分
　3.2　定積分
　3.3　定積分の応用

4．級数
　4.1　級数
　4.2　整級数

5．偏導函数
　5.1　二変数の函数，その極限と連続性
　5.2　偏導函数
　5.3　偏導函数の応用

6．曲線と曲面
　6.1　平面曲線の曲率と曲率円
　6.2　伸開線と縮閉線
　6.3　空間曲線の接線と法線

7．二重積分
　7.1　二重積分
　7.2　二重積分の応用

補充問題
問題解答
索引

著作者紹介

矢野健太郎
やのけんたろう
1912年東京都に生まれる。東京大学理学部卒業。東京大学講師・助教授、プリンストン高等研究所研究員、東京工業大学教授などを歴任。1993年逝去。専門は微分幾何学。主な著書・訳書に『リーマン幾何学入門』（森北出版）、『リーマン幾何とその応用』（翻訳、共立出版）などがある。

（情報は初版刊行時のものから一部修正しています）

姉妹書
『微分積分学［POD版］』
微分積分学
［POD版］