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固体物理 −磁性・超伝導−(修訂版)
Solid State Physics −Magnetism and Superconductivity−
筑波大学名誉教授 理博 作道恒太郎 著
A5判/204頁/定価3080円(本体2800円+税10%)/1997年4月発行
ISBN 978-4-7853-2053-9 (旧ISBN 4-7853-2053-2)
C3042
(オンデマンド方式による印刷・製本)
論旨の流れの明確化を図って、見開き左ページに本文を、右ページに図・表・副文を配して、すっきりと見やすく配慮された固体物理の教科書・参考書三分冊の内の第3分冊である。
本書では、固体の磁性と超伝導を中心に解説する。前半は、磁性入門から始めて強磁性の基礎と応用および磁気共鳴を解説し、後半は、超伝導現象の特性と BCS と GL 理論を要約し、ジョセフソン効果や酸化物超伝導体にも触れる。
1.磁性序論
2.常磁性と反磁性
3.磁気的秩序
4.応用強磁性
5.磁気共鳴
6.超伝導現象
7.超伝導理論
8.超伝導トンネル効果
9.酸化物超伝導体
はしがき (pdfファイル)
1 磁性序論
1.1 角運動量と磁気モーメント
1.2 原子・分子・固体の磁性
1.3 磁性イオン
1.4 磁場中の電子のハミルトニアン
2 常磁性と反磁性
2.1 磁化率
2.2 キュリー常磁性
2.3 ラーモア反磁性
2.4 伝導電子の磁性
3 磁気的秩序
3.1 強磁性
3.2 副格子磁気整列
4 応用強磁性
4.1 磁気異方性
4.2 磁化過程
4.3 磁気応用
5 磁気共鳴
5.1 総論
5.2 各論
5.3 ケース・スタディ
6 超伝導現象
6.1 基本的性質
6.2 現象論的解析
6.3 第II種超伝導
7 超伝導理論
7.1 BCS理論の概要
7.2 BCS理論の展開
7.3 GL理論
8 超伝導トンネル効果
8.1 単電子トンネル効果
8.2 ジョセフソン効果
8.3 ジョセフソン効果の応用
9 酸化物超伝導体
9.1 展望
9.2 電気的・磁気的性質
9.3 未完成交響曲 −高 $T_c$ の起源
付録
A.電磁気の単位系
B.量子力学における角運動量
C.遷移元素イオンの基底状態と $g$ 因子
D.結晶場による準位分裂
E.スピン・ハミルトニアン
F.ゼーマン準位と共鳴吸収
G.BCS理論の要約
H.酸化物超伝導体の結晶構造
参考文献
索引
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作道 恒太郎
さくどう つねたろう
1928年 愛媛県に生まれる。東京大学理学部卒業。工業技術庁電気試験所、工業技術院電子技術総合研究所基礎部長、筑波大学教授などを歴任。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
固体物理 −電気伝導・半導体− (修訂版)
固体物理 −格子振動・誘電体− (修訂版)
強誘電体と構造相転移
磁性入門
磁性学入門
超伝導入門
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