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生命科学シリーズ
生命の化学（改訂版）
Chemistry of Life －revised edition－

東京大学名誉教授　理博　野田春彦著

Ａ５判／252頁／定価3630円（本体3300円＋税10％）／1993年4月発行
ISBN 978-4-7853-5086-4（旧ISBN 4-7853-5086-5）　 C3045

　本書は生化学の入門書として、少しでも親しみをもって学んでもらえるようにと、7章までは物質的な詳細を省くことで化学物質の果たす役割をやさしく解説し、8章には各物質の構造や性質をまとめて事典として利用できるように工夫されている。
　1993年に全体的に見直して改訂版とした。

目次（章タイトル）　　→ 詳細目次

1．生物と無生物
2．いのちの息
3．水筒と弁当
4．蛙の子は蛙
5．ホメオスタシス
6．病　気
7．宇宙と生物
8．生化学のための物理化学と有機化学

詳細目次

編集趣旨／まえがき

1．生物と無生物
　1.1　生きていることの徴
　1.2　化学の立場と本書の方針

2．いのちの息
　2.1　酸素を運ぶ分子，ヘモグロビン
　2.2　細胞呼吸
　2.3　嫌気性生物と化学合成生物

3．水筒と弁当
　3.1　水と生物
　3.2　物質の代謝
　3.3　酵素
　3.4　栄養とビタミン
　3.5　微量元素

4．蛙の子は蛙
　4.1　核酸
　4.2　核酸の複製
　4.3　核酸の修復
　4.4　転写とＲＮＡの修飾
　4.5　翻訳，タンパク質の生合成
　4.6　ウイルス
　4.7　核酸とタンパク質と生物の機能
　4.8　遺伝子工学

5．ホメオスタシス
　5.1　細胞内の化学反応の調節
　5.2　細胞としてのまとまり
　5.3　多細胞生物の細胞間のまとまり
　5.4　発生と生物の形

6．病　気
　6.1　分子の欠陥に起因する病気
　6.2　癌
　6.3　感染症
　6.4　薬
　6.5　免疫

7．宇宙と生物
　7.1　宇宙生物
　7.2　生命の起源

8．生化学のための物理化学と有機化学
　8.1　水の電離と酸塩基
　8.2　化学反応，平衡定数
　8.3　タンパク質
　8.4　核酸
　8.5　炭化水素，脂肪酸，糖
　8.6　脂質
　8.7　物質代謝の経路
　8.8　補酵素と補因子
　8.9　ホルモンと神経伝達物質

あとがき
参考書
略語表
索引

著作者紹介

野田春彦
のだはるひこ
1922年東京都に生まれる。東京帝国大学理学部卒業。東京帝国大学助教授、東京大学教授、電気通信大学教授、放送大学教授、創価大学教授などを歴任。主な著書に『水とつきあう』（化学同人）、『進化はどこまでわかったか』（学会出版センター）、『新しい生物学第3版』（共著、講談社）、『生命の起源』（日本放送出版協会）、『分子細胞生物学第5版』（共訳、東京化学同人）などがある。

（情報は初版刊行時のものから一部修正しております）