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イラスト 基礎からわかる 生化学 −構造・酵素・代謝−
Illustrated Basic Biochemistry −Structure・Enzyme・Metabolism−
九州工業大学大学院名誉教授 理博 坂本順司 著
A5判/292頁/2色刷/定価3520円(本体3200円+税10%)/2012年9月発行
ISBN 978-4-7853-5854-9
C3045
難解になりがちな生化学を,かゆいところに手が届く説明で指南する入門書.目に見えずイメージがわきにくい生命分子を多数のイラストで表現し,色刷りの感覚的なさし絵で日常経験に結びつけ,なじみにくい学術用語も「豆知識」として言葉の由来(語源)や相互関係からていねいに解説する.
第1部では生体物質の性質を,第2部では生化学の“主役”である酵素を,第3部では体内での物質変化(代謝)を主に取り扱う.
姉妹書に,本書に準拠した『ワークブックで学ぶ ヒトの生化学』(2014年9月刊)がある.
日本図書館協会選定図書
サポート情報
◎ 教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました.(2020/6/1更新) ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます.
◎ はじめに (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
第1部 構造編
1.糖質
2.脂質
3.タンパク質とアミノ酸
4.核酸とヌクレオチド
第2部 酵素編
5.酵素の性質と種類
6.酵素の速度論とエネルギー論
7.代謝系の全体像
8.ビタミンとミネラル
第3部 代謝編
9.糖質の代謝
10.好気的代謝の中心
11.脂質の代謝
12.アミノ酸の代謝
13.ヌクレオチドの代謝
はじめに (pdfファイル)
第1部 構造編
1.糖質
1.1 単糖
1.1.1 単糖の多様性
1.1.2 分子内の環化
1.1.3 代表的な単糖
1.1.4 単糖の還元性
1.1.5 単糖の誘導体
1.2 少糖
1.3 多糖
1.4 複合糖質
2.脂質
2.1 水と油
2.1.1 5 種類の化学結合
2.1.2 水の性質
2.1.3 水の解離とpH
2.1.4 緩衝液
2.2 脂質の性質と種類
2.3 誘導脂質
2.4 単純脂質
2.5 複合脂質
3.タンパク質とアミノ酸
3.1 アミノ酸
3.1.1 基本構造
3.1.2 種類
3.1.3 荷電状態
3.2 ペプチド
3.3 タンパク質
3.3.1 一次構造
3.3.2 二次構造
3.3.3 三次構造
3.3.4 四次構造
3.4 特殊なアミノ酸とタンパク質
4.核酸とヌクレオチド
4.1 ヌクレオチド
4.2 オリゴヌクレオチド
4.3 核酸
4.3.1 DNA
4.3.2 RNA
第2部 酵素編
5.酵素の性質と種類
5.1 酵素の基本
5.1.1 酵素の実体
5.1.2 酵素の名前
5.2 酵素の種類・分類
5.3 酵素の特徴
5.3.1 化学的・量的特徴
5.3.2 生化学的・質的特徴
5.4 酵素反応のしくみ
5.4.1 鍵と鍵穴説
5.4.2 活性化エネルギー
5.4.3 酵素の触媒機構
6.酵素の速度論とエネルギー論
6.1 反応速度論の基本
6.1.1 酵素なしの化学反応
6.1.2 ミカエリス- メンテン解析
6.1.3 酵素活性の単位と計算
6.2 速度論の応用
6.2.1 過渡相
6.2.2 多基質酵素
6.2.3 阻害様式
6.3 生体エネルギー学
6.3.1 ギブズの自由エネルギー
6.3.2 ΔG の2 つの意味
6.3.3 ATP;エネルギー通貨
6.3.4 電気化学ポテンシャル
6.3.5 酸化還元電位
7.代謝系の全体像
7.1 代謝の概要
7.1.1 代謝の種類
7.1.2 代謝の普遍性
7.2 エネルギー共役
7.2.1 単一酵素による共役
7.2.2 前駆体の活性化
7.3 調節
7.3.1 酵素量の調節
7.3.2 酵素活性の調節
7.4 鋳型に基づく合成反応
8.ビタミンとミネラル
8.1 ビタミンと補酵素
8.1.1 ビタミンの発見
8.1.2 補酵素・補欠分子族・補因子
8.2 水溶性ビタミン
8.2.1 酸化還元の補酵素
8.2.2 基の運搬体
8.3 脂溶性ビタミン
8.4 ミネラル
第3部 代謝編
9.糖質の代謝
9.1 解糖系
9.1.1 10 段階の酵素反応
9.1.2 反応全体の意味
9.1.3 他の糖の分解;入り口の追加
9.1.4 発酵;出口の追加
9.1.5 エネルギー準位と調節ポイント
9.2 糖新生
9.2.1 解糖系との関係
9.2.2 全身的な代謝回路
9.3 五炭糖リン酸経路
9.4 多糖の分解と合成
9.4.1 加水分解
9.4.2 加リン酸分解
9.4.3 生合成
9.5 膵臓ホルモンによる糖代謝の調節
10.好気的代謝の中心
10.1 ミトコンドリア
10.2 クエン酸回路
10.2.1 諸反応
10.2.2 反応の総和
10.2.3 調節と補充反応
10.3 酸化的リン酸化
10.4 酸素の毒性と活性酸素
11.脂質の代謝
11.1 脂肪の分解
11.1.1 脂肪酸のβ酸化
11.1.2 β酸化のエネルギー収支
11.1.3 不飽和脂肪酸の酸化
11.1.4 ケトン体
11.2 脂肪酸の生合成
11.2.1 合成素材の活性化
11.2.2 脂肪酸合成酵素複合体
11.2.3 脂肪酸合成の総和
11.3 脂肪とリン脂質の合成
11.4 ステロイドなどの合成
12.アミノ酸の代謝
12.1 アミノ酸の分解
12.1.1 脱アミノとアミノ基転移
12.1.2 尿素回路
12.1.3 炭素骨格の分解
12.1.4 炭素骨格分解と病気
12.2 アミノ酸の合成
12.3 アミノ酸からの生合成
13.ヌクレオチドの代謝
13.1 ヌクレオチドの分解
13.2 ヌクレオチドの合成
13.3 代謝拮抗薬
索引
豆知識
1-1 多価アルコール
1-2 不斉炭素原子
1-3 異性体
1-4 光学活性
1-5 立体配座
1-6 血液検査
1-7 互変異性体
1-8 オリゴ糖
1-9 細胞外マトリクス
2-1 双極子
2-2 平衡定数
2-3 pH(ピーエイチ
2-4 脂肪族モノカルボン酸
2-5 シス形とトランス形
2-6 IUPAC(アイユーパック)
2-7 生体膜
3-1 アミノ基
3-2 必須アミノ酸
3-3 透析
5-1 触媒
5-2 立体配置のS-R 表示法
5-3 リソソーム
5-4 ラセミ化
5-5 細胞質ゾル
5-6 相同性
5-7 求核基と非共有電子対(孤立電子対)
6-1 定常状態
6-2 国際単位系(SI)
6-3 人工基質
6-4 ラインウェーバー- バークプロット
6-5 ポテンシャル
7-1 前駆体
7-2 シトクロムP450
7-3 リガンド
7-4 カスケード反応
8-1 RNA ワールド
8-2 イソプレノイド
9-1 解糖系のATP 収支
9-2 呼吸
9-3 エンドグリコシダーゼとエキソグリコシダーゼ
10-1 P/O 比
12-1 窒素排出の物質
12-2 高アンモニア血症
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坂本 順司
さかもと じゅんし
1979年 大阪大学理学部卒業.大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了.東海大学医学部助手,九州工業大学情報工学部助教授,同 教授等を経て現職.主な著書に『柔らかい頭のための生物化学』(コロナ社),『ゲノムから始める生物学』(培風館),『膜と界面』(分担執筆,学会出版センター)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
ワークブックで学ぶ ヒトの生化学
理工系のための生物学 (改訂版)
基礎分子遺伝学・ ゲノム科学
微生物学
コア講義 生化学
スタンダード 生化学
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