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微生物学 −地球と健康を守る−
Microbiology, for the Blue Planet and Human Life
九州工業大学大学院名誉教授 理博 坂本順司 著
B5判/202頁/2色刷/定価2750円(本体2500円+税10%)/2008年5月発行
ISBN 978-4-7853-5216-5
C3045
ゲノム時代に大きな変貌を遂げた微生物学のための教科書.
基礎編の第1部では,微生物を扱う幅広い分野を統一的にカバーする視点から,共通の性質や取り扱いを学ぶ.分類編の第2部では,ゲノム情報に基づく最新の分類体系を取り入れて,種ごとの多様な特徴を概観する.これらを土台として,応用編の第3部では医療や産業への応用といった技術分野を扱う.
見やすい2色刷,豊富な解説付き.
サポート情報
◎ 教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました.(2020/2/4更新) ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます.
◎ まえがき (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
◎ 書評の掲載された学会誌などの一覧 (裳華房 書評掲載本コーナー)
第1部 基礎編 地球は微生物の惑星
1.微生物と人類 −世界史の中の小さな巨人−
2.培養と滅菌 −生きるべきか死すべきか−
3.代謝の多様性 −パンのみにて生くるにあらず−
第2部 分類編 微生物は分子ツールの宝庫
4.グラム陽性細菌 −強くなければ生きていけない−
5.プロテオバクテリア −近接する善玉菌と悪玉菌−
6.その他の細菌と古細菌 −極限環境を生きるパイオニア−
7.真核微生物とウイルス −一寸の菌にも五分の魂−
第3部 応用編 赤・白・緑のテクノロジー
8.感染症 −病原体とヒトの攻防−
9.レッドバイオテクノロジー(医療・健康) −命を支える微生物−
10.ホワイトバイオテクノロジー(発酵工業・食品製造) −おいしい微生物−
11.グリーンバイオテクノロジー(環境・農業) −緑の地球を守る微生物−
まえがき (pdfファイル)
第1部 基礎編 地球は微生物の惑星
1章 微生物と人類 −世界史の中の小さな巨人−
1・1 ヒトの歴史と微生物
1・2 微生物の狩人
1・3 微生物の大きさと形
1・4 表層構造と分類
2章 培養と滅菌 −生きるべきか死すべきか−
2・1 栄養形式
2・2 生育条件
2・2・1 温度
2・2・2 酸素
2・2・3 pH
2・2・4 塩濃度,浸透圧
2・2・5 圧力
2・2・6 光線および放射線
2・3 培養と増殖
2・3・1 培地
2・3・2 培養方法
2・3・3 増殖曲線
2・3・4 増殖の測定
2・4 保存と殺菌
2・4・1 保存
2・4・2 滅菌と消毒
3章 代謝の多様性 −パンのみにて生くるにあらず−
3・1 代謝
3・2 発酵
3・3 酸素呼吸
3・4 嫌気呼吸
3・4・1 硝酸呼吸
3・4・2 硫酸呼吸
3・4・3 炭酸呼吸
3・4・4 脱ハロゲン呼吸
3・4・5 その他の嫌気呼吸
3・5 無機呼吸
3・5・1 硝化
3・5・2 硫黄化合物の酸化
3・5・3 水素呼吸
3・5・4 鉄の酸化
3・6 光合成
3・7 エネルギー代謝の多様性
第2部 分類編 微生物は分子ツールの宝庫
4章 グラム陽性細菌 −強くなければ生きていけない−
4・1 ファーミキューテス門(Firmicutes 低GCグラム陽性菌)
4・1・1 バチルス科(Bacillaceae)
4・1・2 ブドウ球菌科(Staphylococcaceae)
4・1・3 クロストリジウム科(Clostridiaceae)
4・1・4 ラクトバチルス目(Lactobacillales)
4・1・5 マイコプラズマ科(Mycoplasmataceae)
4・2 アクチノバクテリア門(Actinobacteria 高GCグラム陽性菌)
4・2・1 ストレプトマイセス科(Streptomycetaceae)
4・2・2 コリネバクテリア科(Corynebacteriaceae)
4・2・3 マイコバクテリア科(Mycobacteriaceae)
4・2・4 ノカルジア科(Nocardiaceae)
4・2・5 プロピオニバクテリア科(Propionibacteriaceae)
5章 プロテオバクテリア −近接する善玉菌と悪玉菌−
5・1 α-プロテオバクテリア綱(α-Proteobacteria)
5・1・1 酢酸菌科(Acetobacteraceae)
5・1・2 リケッチア目(Rickettsiales)
5・1・3 リゾビウム目(Rhizobiales)
5・1・4 その他
5・2 β-プロテオバクテリア綱(β-Proteobacteria)
5・3 γ-プロテオバクテリア綱(γ-Proteobacteria)
5・3・1 シュードモナス科(Pseudomonadaceae)
5・3・2 腸内細菌科(Enterobacteriaceae)
5・3・3 ビブリオ科(Vibrionaceae)
5・3・4 その他
5・4 δ-プロテオバクテリア綱(δ-Proteobacteria)
5・5 ε-プロテオバクテリア綱(ε-Proteobacteria)
6章 その他の細菌と古細菌 −極限環境を生きるパイオニア−
6・1 光合成細菌(photosynthetic bacteria)
6・1・1 紅色細菌(purple bacteria)
6・1・2 緑色硫黄細菌(green sulfur bacteria)
6・1・3 糸状性緑色細菌(filamentous green bacteria)
6・1・4 へリオバクテリア(heliobacteria)
6・1・5 藍色細菌(cyanobacteria)
6・2 病原細菌や好熱細菌など
6・2・1 クラミジア門(Chlamydiae)
6・2・2 スピロヘータ門(Spirochetes)
6・2・3 好熱性細菌(thermophilic bacteria)
6・2・4 デイノコッカス - サーマス門(Deinococcus- Thermus)
6・2・5 バクテロイデス門(Bacteroides)など
6・3 古細菌(archaea)
6・3・1 クレンアーキア門(Crenarchaeota)
6・3・2 ユーリアーキア門(Euryarchaeota)
7章 真核微生物とウイルス −一寸の菌にも五分の魂−
7・1 真菌(fungi)
7・1・1 子嚢菌門(Ascomycota)
7・1・2 担子菌門(Basidiomycota)
7・1・3 その他の真菌類
7・2 原生生物(protista)
7・2・1 クロムアルベオラータ(Chromalveolata)
7・2・2 エクスカヴァータ(Excavata)
7・2・3 ユニコンタ(Unikonta)
7・2・4 植物(Plantae)とリザリア(Rhizaria)
7・3 ウイルス(virus)
7・3・1 分類
7・3・2 エイズウイルス
7・3・3 がんウイルス
7・4 亜ウイルス因子
第3部 応用編 赤・白・緑のテクノロジー
8章 感 染 症 −病原体とヒトの攻防−
8・1 感染と防御
8・1・1 感染性と病原性
8・1・2 感染の諸様式
8・1・3 生体防御と免疫
8・1・4 防疫
8・2 共通感染源による感染症
8・2・1 食物感染
8・2・2 水系感染
8・3 ヒトからヒトにうつる感染症
8・3・1 経気道感染
8・3・2 性行為感染症
8・4 動物の媒介する感染症
8・4・1 節足動物媒介性感染症
8・4・2 人獣共通感染症
8・5 医原性感染病と日和見感染症
9章 レッドバイオテクノロジー(医療・健康) −命を支える微生物−
9・1 抗生物質
9・1・1 細胞壁合成を阻害する抗生物質
9・1・2 タンパク質合成を阻害する抗生物質
9・1・3 その他の化学療法薬
9・2 ビタミン
9・3 ステロイドホルモン
9・4 酵素とペプチド
9・5 ゲノム医療
10章 ホワイトバイオテクノロジー(発酵工業・食品製造) −おいしい微生物−
10・1 発酵生産
10・2 発酵飲食品
10・2・1 酒類
10・2・2 味噌,醤油
10・2・3 酪農製品
10・2・4 その他の食品とプロバイオティクス
10・3 食品素材とその応用
10・3・1 アミノ酸
10・3・2 呈味性ヌクレオチド
10・3・3 有機酸
10・3・4 糖類
10・4 酵素とポリペプチド
10・5 伝統工芸
11章 グリーンバイオテクノロジー(環境・農業) −緑の地球を守る微生物−
11・1 物質循環と水処理
11・1・1 炭素循環とバイオ燃料
11・1・2 窒素循環
11・1・3 硫黄とリンの循環
11・1・4 水処理
11・2 微生物生態系と農業
11・2・1 微生物生態系
11・2・2 植物との共生
11・2・3 農業への応用
11・3 環境浄化
11・3・1 石油
11・3・2 生体異物
11・3・3 プラスチック
11・4 金属と微生物
11・4・1 重金属の処理
11・4・2 鉱業への応用
Box 1 古典に登場する微生物
Box 2 平板培地 −素朴な方法の限りない威力−
Box 3 好気性菌のナノテクノロジー
Box 4 アミノ酸生産の代謝工学
Box 5 新興感染症と病原体の由来
Box 6 バイオエネルギー −大きな地球を救う小さな微生物−
Box 7 マンガやアニメに見る微生物
Box 8 新型インフルエンザの恐さと備え
Box 9 米屋のカビから医薬品 −微生物創薬の道筋−
Box 10 自分で作ろう発酵食品
Box 11 環境微生物学の新手法
練習問題
参考文献
引用文献
練習問題の解答例とヒント
索引
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坂本 順司
さかもと じゅんし
1979年 大阪大学理学部卒業.大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了.東海大学医学部助手,九州工業大学情報工学部助教授,同 教授等を経て現職.主な著書に『柔らかい頭のための生物化学』(コロナ社),『ゲノムから始める生物学』(培風館),『膜と界面』(分担執筆,学会出版センター)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
理工系のための生物学 (改訂版)
イラスト 基礎からわかる生化学
ワークブックで学ぶ ヒトの生化学
基礎分子遺伝学・ ゲノム科学
菌類・細菌・ウイルスの 多様性と系統
微生物と材料
飲料水に忍びよる 有毒シアノバクテリア
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