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※電子書籍はいずれも本文中の図版等の一部をカラーにした カラー版 です。
カラー版内容見本(PDFファイル)
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ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ I
比較内分泌学入門 −序−
An Introduction to Comparative Endocrinology
日本比較内分泌学会 編集委員会
東京医科歯科大学名誉教授 理博 和田 勝 著
A5判/248頁/定価2750円(本体2500円+税10%)/2017年4月発行
ISBN 978-4-7853-5114-4
C3045
本書は、「ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ」全体の入り口となる巻で、教科書的な記述は避け、全体にストーリー性をもたせて読み通せるように執筆した。
1章では、導入としてタンパク質とDNAの関係、進化について述べた。2章では、ホルモンの代表例としてオキシトシンを取り上げ、その発見の経緯からホルモンとしての様々な働き、脊椎動物における進化を考え、3章では、各種ホルモンの発見の経緯とそれらの細胞生物学的なメカニズムを解説した。4章では進化(系統発生)の観点からホルモンを俯瞰し、5章では個体発生の視点からホルモンをとらえ直した。6章では、無脊椎動物(主に昆虫)のホルモンを取り上げた。7章では再び「ホルモンとは何か」「生体の調節機構とその進化とはどのようなものだったか」を考える。
この巻を読んで、ホルモンについての基礎知識が得られ、生物の進化とホルモンについての理解が広がり、シリーズのII巻からVII巻までを読み進むための一助になれば幸いである。
サポート情報
◎ はじめに (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
1.比較内分泌学とはどんな学問か
2.オキシトシンを例にして
3.ホルモンとは何か
4.進化の観点(系統発生)からホルモンを俯瞰する
5.個体発生の視点からホルモンを見直す
6.無脊椎動物(とくに昆虫)のホルモン
7.ホルモンとは何か −再び信号分子による調節機構の進化を考える−
はじめに (pdfファイル)
1.比較内分泌学とはどんな学問か
1.1 比較とはどういうことか
1.2 生物の進化
1.3 進化の原動力となる突然変異
1.3.1 細胞の情報(DNA)と機能(タンパク質)の関係
1.3.2 突然変異は進化の原動力
1.4 自然選択が働きかけるもの
1.5 進化を意識してホルモンを考える
2.オキシトシンを例にして
2.1 オキシトシンで投資が増える?
2.2 オキシトシンの発見
2.3 オキシトシンの構造決定
2.4 オキシトシンとニューロフィジン,その合成場所
2.5 オキシトシンの分泌と作用
2.6 オキシトシンとバソプレシン
2.7 オキシトシンは信頼ホルモン?
2.8 オキシトシンは脳にも働く
2.9 オキシトシンはホルモンか神経伝達物質か
3.ホルモンとは何か
3.1 セクレチンの発見とホルモンという用語
3.1.1 セクレチンの発見
3.1.2 動物実験と実験動物という避けられない問題
3.1.3 セクレチンの本体
3.2 アドレナリンの発見
3.3 ホルモンの発見 −性ステロイドホルモンの場合−
3.4 ホルモンの種類
3.5 ホルモンの作用のしくみ −膜タンパク質受容体を介して−
3.5.1 セカンドメッセンジャーは何をするのか −cAMPの場合−
3.5.2 セカンドメッセンジャーは何をするのか −IP3の場合−
3.6 ホルモンの作用の仕方 −細胞内受容体を介し転写調節因子として−
3.7 膜にあるもう1つのホルモン受容体
3.8 ホルモンの分泌調節機構
4.進化の観点(系統発生)からホルモンを俯瞰する
4.1 脊椎動物におけるオキシトシンとバソプレシンの進化
4.2 魚類のバソトシン,イソトシン
4.2.1 神経伝達物質としてのバソトシンとイソトシン
4.2.2 ホルモンとしてのバソトシンとイソトシン
4.3 陸上への進出とあいまって
4.3.1 無脊椎動物の排出器官
4.3.2 脊椎動物の排出器官,腎臓
4.4 両生類のバソトシンとイソトシン
4.5 爬虫類,鳥類のバソトシンとメソトシン(胎盤をもたない羊膜類)
4.6 哺乳類のバソプレシンとオキシトシン(胎盤をもつようになった羊膜類)
4.7 受容体
4.8 無脊椎動物の関連ペプチド
4.9 C末端のアミド化
4.10 RFアミドファミリー(キスペプチンもこの仲間)
4.10.1 キスペプチンってなに?
4.10.2 GnIHグループ
4.11 視床下部の下垂体ホルモン放出ホルモン,GnRH
4.12 その他の下垂体ホルモン放出ホルモンと放出抑制ホルモン
4.12.1 TRH
4.12.2 CRH
4.12.3 GHRH
4.12.4 ソマトスタチン
4.12.5 その他の補足
4.13 下垂体主葉ホルモンとその系統発生
4.13.1 POMCファミリー
4.13.2 成長ホルモン−プロラクチンファミリー
4.13.3 α鎖を共通とする糖タンパク質ホルモン
4.14 下垂体主葉ホルモンによって調節されるホルモン
4.14.1 甲状腺からのT4とT3の分泌
4.14.2 ステロイドホルモンの生合成経路
5.個体発生の視点からホルモンを見直す
5.1 副腎の発生
5.1.1 皮質と髄質の出自
5.1.2 皮質と髄質のクロストーク
5.1.3 他の動物では?
5.2 GnRHニューロンの発生にともなう移動
5.2.1 思春期が来ない,嗅覚がない
5.2.2 GnRH1ニューロンは神経冠細胞由来
5.3 甲状腺と咽頭弓(鰓性)器官の発生
5.3.1 傍濾胞細胞と副甲状腺の発生
5.3.2 顎から見える脊椎動物の起源
5.3.3 カルシウム代謝との関連
5.4 下垂体の発生
6.無脊椎動物(とくに昆虫)のホルモン
6.1 無脊椎動物について
6.2 節足動物,とくに昆虫のホルモンと脱皮・変態
6.3 昆虫の脱皮・変態とホルモン(古典的スキーム以降)
6.4 PTTH,ILP,JH,エクジソン
6.4.1 PTTHとエクジソン
6.4.2 幼若ホルモン
6.4.3 ILP,IGF
7.ホルモンとは何か −再び信号分子による調節機構の進化を考える−
7.1 生体を調節する三大システム
7.2 インヒビン,アクチビン
7.3 もう1つの系,発生を加えて眺めてみると
7.4 進化の時間軸
略語表
索引(pdfファイル)
謝辞
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和田 勝
わだ まさる
1944年 東京都に生まれる。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。ワシントン大学動物学部リサーチ・アソシエイト、東京医科歯科大学助手・助教授・教授などを歴任。専門は比較内分泌学。主な著書に『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第3版』(羊土社)、『生物学の基礎』(東京化学同人)などがある。
日本比較内分泌学会(JSCE)
日本にも生物学的観点を主体とした基礎的な内分泌学の発展を図るため学会を設けるべきであるという内外の要請を受けて、1975年に設立。生物学・農学・医学・薬学など幅広い分野から会員が参加している。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
これからの鳥類学 (分担執筆)
発生・変態・リズム
成長・成熟・性決定
求愛・性行動と脳の性分化
ホメオスタシスと適応
回遊・渡り
生体防御・社会性
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