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東京大学名誉教授 理博 守 隆夫 著
A5判/130頁/2色刷/定価2310円(本体2100円+税10%)/2010年4月発行
ISBN 978-4-7853-5843-3
C3045
本書では、爬虫類の温度に依存する性決定や、キンギョハナダイの性転換、ボネリムシの性決定、ミツバチの半倍数性の性決定の話など、さまざまな動物における性の決定機構を紹介しながら、不思議な性分化の仕組みを解説する。
日本図書館協会選定図書
サポート情報
◎ はじめに
◎ 索引 (以上 pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.性とは何か
2.性の決定
3.遺伝子型に依存する性決定
4.各種の因子による性の決定
5.性決定の修飾あるいは変更
6.性分化の完成
はじめに (pdfファイル)
1.性とは何か
1.1 性の起源
1.2 無性生殖
1.3 有性生殖
1.4 性差の成立
2.性の決定
2.1 性の決定様式
2.1.1 遺伝子型に依存する性決定機構
2.1.2 環境因子に左右される性決定機構
2.2 雌雄同体と性転換
2.3 単為生殖
3.遺伝子型に依存する性決定
3.1 染色体と性の決定
3.2 哺乳類の精巣決定遺伝子
3.3 哺乳類の他の性決定遺伝子群
3.4 哺乳類以外の脊椎動物の性決定遺伝子群
3.5 無脊椎動物の性決定遺伝子
3.6 ヒトの生殖腺の発生と分化
4.各種の因子による性の決定
4.1 栄養による性の決定
4.2 温度による性の決定
4.3 社会的生活様式による性の決定
4.4 寄生による性の決定
4.5 半倍数性の性の決定
5.性決定の修飾あるいは変更
5.1 ホルモンによる性の転換
5.2 ホルモンによる性差の形成
6.性分化の完成
6.1 生殖輸管系の分化
6.2 性分化の仕上げ
6.3 性分化の混乱
まとめ
謝辞
参考文献
索引
コラム1 ヒトは十人十色
コラム2 大きいことはいいことだ
コラム3 動物たちの上げるのろし
コラム4 一人二役の動物たち
コラム5 跡継ぎのできない三毛猫の雄
コラム6 子は母親似か父親似か
コラム7 Y 染色体はどこから来たのか
コラム8 人柱となる細胞たち
コラム9 セルトリ細胞は芸達者
コラム10 雄にも残る悲しい乳腺
コラム11 心の性と肉体の性
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守 隆夫
もり たかお
1941年 東京都に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程中退。東京大学助手・講師・助教授・教授、帝京平成大学教授などを歴任。主な著書・訳書に『医学・薬学系のための基礎生物学』(共著,講談社サイエンティフィック)、『生物学 第2版』(共著、東京化学同人)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
脳の性分化 (分担執筆)
遺伝子と性行動
動物の発生と分化
動物の形態
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