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スタンダード 力学
Standard Mechanics
九州大学名誉教授 理博 河辺哲次 著
Ａ５判／192頁／定価2310円（本体2100円＋税10％）／2006年1月発行
ISBN 978-4-7853-2224-3 （旧ISBN 4-7853-2224-1）
C3042
本書は、初めて力学を学ぶ人を対象とした教科書である。長年の講義経験をもとに、初学者が特に躓きやすい箇所は懇切丁寧な解説を心掛けて書かれている。身近な物理現象やカオスの話なども取り入れ、また例題や演習問題を豊富に盛り込み、読者の理解がより一層深まるように配慮された構成となっている。
読者対象：大学１年生 〜
サポート情報
◎ はじめに （pdfファイル）
◎ 索引 （pdfファイル）
◎ 正誤表 （pdfファイル）
1．運動を特徴づける量
2．運動の法則
3．仕事とエネルギー
4．いろいろな振動
5．中心力を受ける質点の運動
6．質点系の運動
7．剛体の運動
8．相対運動
はじめに （pdfファイル）
1．運動を特徴づける量
1.1 質点と座標系
1.1.1 質点
1.1.2 座標系
1.2 位置ベクトルと変位ベクトル
1.2.1 位置ベクトル
1.2.2 変位ベクトル
1.3 速度と加速度
1.3.1 速度
1.3.2 加速度
演習問題
2．運動の法則
2.1 第1法則と第2法則
2.1.1 第1法則 −慣性の法則−
2.1.2 第2法則 −運動の法則−
2.2 質点の簡単な運動
2.2.1 直線運動
2.2.2 放物運動
2.2.3 空気抵抗があるときの放物運動
演習問題
3．仕事とエネルギー
3.1 仕事とスカラー積
3.2 運動エネルギー
3.3 保存力とポテンシャルエネルギー
3.4 力学的エネルギー保存則
演習問題
4．いろいろな振動
4.1 単振動
4.2 単振り子
4.3 減衰振動
4.4 強制振動
4.4.1 非同次方程式の解法
4.4.2 共鳴
4.5 非線形振動とカオス
演習問題
5．中心力を受ける質点の運動
5.1 回転運動を特徴づける量
5.1.1 力のモーメント
5.1.2 角運動量と回転の運動方程式
5.2 中心力と２次元極座標系
5.2.1 中心力と角運動量保存則
5.2.2 運動方程式の２次元極座標表示
5.2.3 面積の定理
5.3 ケプラーの法則と万有引力
5.3.1 ケプラーの法則から導かれる力
5.3.2 万有引力を受ける物体の運動
演習問題
6．質点系の運動
6.1 作用・反作用の法則
6.2 力積と運動量保存則
6.3 質点系の重心
6.4 質点系の運動量と運動方程式
6.5 ２体問題
6.6 重心座標系
6.7 質点系の全角運動量と回転運動
6.7.1 慣性系での回転運動の方程式
6.7.2 重心座標系での回転運動の方程式
演習問題
7．剛体の運動
7.1 剛体のつり合いと回転
7.2 固定軸の周りの回転運動
7.3 慣性モーメントの計算
7.4 剛体の平面運動
7.4.1 ビリヤード
7.4.2 斜面を落下する剛体
7.4.3 力学的エネルギーに基づく考察
7.5 いろいろな回転運動
7.5.1 バレエやスケートの回転運動
7.5.2 コマの運動
7.6 固定点の周りの回転運動
7.6.1 慣性主軸と主慣性モーメント
7.6.2 オイラー方程式とテニスラケットの定理
演習問題
8．相対運動
8.1 並進加速度系
8.2 回転座標系
8.3 非慣性系のベクトル表示
演習問題
付録 数学公式
演習問題解答
さらに勉強するために
索引
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河辺 哲次
かわべ てつじ
1949年 福岡県出身。東北大学工学部卒業、九州大学大学院理学研究科博士課程修了。高エネルギー物理学研究所助手、九州芸術工科大学助教授・教授、九州大学大学院教授などを歴任。専門は素粒子論、場の理論におけるカオス現象。主な訳書にフライシュ著『シュレーディンガー方程式』（岩波書店）、ナーイン著『シンプルな物理学』（共立出版）、ファインマン／レイトン／サンズ著『ファインマン物理学問題集 1，2』（岩波書店）などがある。
（情報は初版刊行時のものから一部修正しています）
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