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分子発生生物学(改訂版) −動物のボディープラン−
Fundamentals of Molecular Developmental Biology −revised edition−
東京大学名誉教授 理博 浅島 誠・
元 埼玉医科大学准教授 医博 駒崎伸二 共著
A5判/170頁/2色刷/定価2860円(本体2600円+税10%)/2004年8月発行
ISBN 978-4-7853-5207-3(旧ISBN 4-7853-5207-8)
C3045
本書では、卵形成から動物の体の基本構造ができあがるまでの個体発生の分子メカニズムを中心に解説するとともに、近年明らかになりつつある系統発生(進化)の分子メカニズムについても解説した。
改訂版では、解説や図を新しい物に書き改めるとともに、内容をより豊富なものにした。さらに、図を2色刷りにしてより見やすいものに変更するなど、全体的に大がかりな改訂作業を行った。
サポート情報
◎ 旧版(2000年発行)の紹介ページ
1.卵形成 −動物の体つくりの準備は卵形成の時から始まる−
2.発生の開始 −卵成熟,受精,そして卵割の開始−
3.パターン形成 −動物の体をつくりあげるための基本パターンの形成−
4.原腸胚形成 −大がかりな胚細胞の配置換え−
5.中枢神経系の形成 −脳,脊髄の形成−
6.器官形成 −胚葉間の相互作用による器官形成−
7.系統発生 −個体発生と系統発生−
8.発生工学 −動物の発生と器官形成の人為的な制御−
はじめに
1.卵形成 −動物の体つくりの準備は卵形成の時から始まる−
1.1 ショウジョウバエの卵形成
1.2 両生類の卵形成
1.3 核と細胞質間の物質輸送
1.4 細胞質内における物質の輸送と局在化
2.発生の開始 −卵成熟,受精,そして卵割の開始−
2.1 卵成熟過程の制御
2.2 細胞周期の分子メカニズム
2.3 卵割
2.4 中期胞胚転移
3.パターン形成 −動物の体をつくりあげるための基本パターンの形成−
3.1 ショウジョウバエの体つくりにおける基本パターンの形成
3.2 細胞内の情報伝達系
3.3 転写調節因子
3.4 ホメオボックス遺伝子
3.5 両生類の形つくりにおける基本パターンの形成
3.6 鳥類と哺乳類の胚における体つくりの基本パターンの形成
3.7 胞胚形成
4.原腸胚形成 −大がかりな胚細胞の配置換え−
4.1 形態形成運動
4.2 原基分布図
5.中枢神経系の形成 −脳,脊髄の形成−
5.1 神経誘導
5.2 神経管の形態形成
5.3 神経管の領域化と神経細胞の分化
5.4 神経冠
6.器官形成 −胚葉間の相互作用による器官形成−
6.1 心臓の形成
6.2 四肢(手足)の形成
6.3 骨格筋の形成
6.4 プログラム細胞死(アポトーシス)
6.5 体の左右の決定
7.系統発生 −個体発生と系統発生−
7.1 系統発生とホメオボックス遺伝子
7.2 ホメオボックス遺伝子の発現パターンの変化と体の構造の変化
8.発生工学 −動物の発生と器官形成の人為的な制御−
8.1 クローン動物の作成
8.2 試験管内における組織や器官の形成
8.3 幹細胞から組織形成へ
あとがき
参考文献
索引
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浅島 誠
あさしま まこと
1944年 新潟県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。横浜市立大学助教授・教授、東京大学教授・副学長、日本学術会議副会長、産業技術総合研究所フェロー兼センター長などを歴任。主な著書に『再生医療のための 発生生物学』(編著、コロナ社)、『再生医療用語ハンドブック』(編集統括、メディカルトリビューン)などがある。
駒崎 伸二
こまざき しんじ
1952年 埼玉県生まれ。横浜市立大学文理学部卒業、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了。埼玉医科大学助手・講師・助教授・准教授などを歴任。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
動物の発生と分化
図解 分子細胞生物学
フリーソフトで作る バーチャルスライドと 3Dモデルの作成法
動物の性
発生遺伝学
最新 発生工学総論
線虫の研究と ノーベル賞への道
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