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しくみと原理で解き明かす 植物生理学
Plant Physiology, Basic Mechanisms and Principles
東京大学名誉教授 理博 佐藤直樹 著
B5判/202頁/2色刷/定価2970円(本体2700円+税10%)/2014年7月発行
ISBN 978-4-7853-5229-5
C3045
本書では,実際に動いているシステムとして植物の活動を理解するために,生きている植物という基本に立ち返って,なぜという質問やどのようにという質問に答えることを目指した.
また,各章のあとには問題と課題を配置して,学習の便をはかった.問題は各章のなかで重要な項目について自習するためのものであり,課題は読者自身が手を動かして,植物の働きを実際の体験を通じて理解するためのものである.いずれも学習の助けになるような内容を提供した.緑と墨の2色刷.
日本図書館協会選定図書
サポート情報
◎ 教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました. ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます.
◎ 電子補遺:実験マニュアル「葉緑体の単離と葉緑体DNAの分析」 (pdfファイル)
◎ まえがき
◎ 索引 (以上 pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.植物と生命の共通理解 −いろいろな不思議を発見する−
2.植物の体のつくり −多段構成を理解する−
3.水と植物の科学 −いのちを支えるダイナミズム−
4.植物体を構成する基本分子 −無限の可能性を秘めた生体物質−
5.植物機能を担う分子群 −分子の多様性を知る第一歩−
6.光合成と呼吸 −生命世界を動かす原動力−
7.代謝系の基本 −すべてを生み出す底力−
8.細胞増殖と成長・発生 −つねに成長し続ける植物体−
9.調節系のしくみの基本 −時と場所をわきまえた細胞間のきずな−
10.環境応答 −感度良く着実に−
11.細胞死と分解 −引き際の美学−
12.テーマ学習(1)−葉緑体を詳しく知る−
13.テーマ学習(2)−植物と人間の関係の新たな可能性に向けて−
まえがき (pdfファイル)
1.植物と生命の共通理解 −いろいろな不思議を発見する−
1・1 植物生理学とは
1・2 植物のもつ不思議
1・2・1 水や養分を吸収し,成長する
1・2・2 花が咲き,種子ができる
1・2・3 水があると,種子が発芽し,植物体ができる
1・2・4 動く植物もある
1・2・5 よく似ていながら,少しずつ異なる植物がある
1・2・6 草と木はどこがちがうのか
1・2・7 秋になると落葉するが,春には新芽がでる
1・2・8 池や川や海には藻類がいるが,植物とは何がちがうのだろうか
1・2・9 石炭や石油を作ったのも植物といわれる
1・3 生命のサイクル
2.植物の体のつくり −多段構成を理解する−
2・1 植物の細胞
2・2 細胞のつくりと細胞膜
2・3 オルガネラ
2・3・1 葉緑体
2・3・2 ミトコンドリア
2・3・3 小胞体
2・3・4 ゴルジ装置(ゴルジ体)
2・3・5 マイクロボディ
2・3・6 液胞
2・4 組織と器官(根・茎・葉)
2・5 多段構成の動的な組織化は胚発生から
3.水と植物の科学 −いのちを支えるダイナミズム−
3・1 植物と水
3・2 浸透圧
3・3 表面張力と水の凝集力
3・4 水ポテンシャル
3・5 蒸散
3・6 植物体内での物質と水の輸送
4.植物体を構成する基本分子 −無限の可能性を秘めた生体物質−
4・1 植物をつくっている元素
4・2 糖の種類と構造
4・3 脂質の種類と構造
4・4 アミノ酸とタンパク質
4・5 核酸と関連化合物
4・6 共通の素材から多様な生体物質へ
5.植物機能を担う分子群 −分子の多様性を知る第一歩−
5・1 光合成色素
5・2 主な二次代謝産物
5・3 その他の機能物質
5・4 クチクラとワックス
5・5 細胞壁構成成分
5・6 生体物質の多様性と統一性
6.光合成と呼吸 −生命世界を動かす原動力−
6・1 駆動力としての自由エネルギー差
6・2 酸化と還元
6・3 生命を駆動する「電気の力」
6・4 光合成(光化学反応,電子伝達,ATP合成,炭素同化)
6・4・1 光の捕集
6・4・2 光化学系U
6・4・3 光化学系T
6・4・4 電子伝達のシステム
6・4・5 水素イオンの輸送とQサイクル
6・4・6 ATP合成酵素
6・4・7 炭素同化
6・5 呼 吸
6・6 「もう一つの」呼吸
6・7 C4光合成とCAM代謝
7.代謝系の基本 −すべてを生み出す底力−
7・1 代謝の調べ方
7・2 基本代謝経路の構築
7・3 植物細胞における中央代謝の全体像
7・4 クエン酸回路
7・5 窒素とアミノ酸の代謝
7・6 デンプンとスクロースの代謝
7・6・1 デンプンの代謝
7・6・2 スクロースの代謝
7・7 脂質の代謝
7・7・1 脂肪酸の合成
7・7・2 グリセロ脂質の合成
7・7・3 グリセロ脂質の分解
7・7・4 その他の脂質の合成
7・8 イオウの代謝
7・9 代謝のまとめ
8.細胞増殖と成長・発生 −つねに成長し続ける植物体−
8・1 被子植物の胚発生
8・2 植物体における分裂組織
8・3 茎頂分裂組織とオーキシン極性移動
8・4 根の細胞分化と根端分裂組織
8・5 植物細胞の分裂
8・6 伸長成長
8・7 花器官形成のABCモデル
8・8 葉の成長
8・9 まとめ:ボディプランと発生プログラム
9.調節系のしくみの基本 −時と場所をわきまえた細胞間のきずな−
9・1 植物成長制御物質の概要
9・2 シグナル伝達
9・3 植物成長制御物質の生合成
9・4 分泌型ペプチドホルモン
9・5 花成に関わるシグナル伝達
9・6 表皮細胞分化に関わるシグナル伝達
9・7 自家不和合性に関わるシグナル伝達
9・8 根粒形成に関わるシグナル伝達
9・9 リゾスフェアにおけるシグナル伝達
9・10 植物の調節系と成長制御物質のまとめ
10.環境応答 −感度良く着実に−
10・1 屈性と傾性
10・2 調節的に働く光
10・3 フィトクロム
10・4 青色光受容色素
10・5 気孔開閉の調節
10・6 時間を計るしくみ
10・7 暑さ・寒さ・乾燥などのストレスに耐える
10・8 生物的ストレスへの応答
10・9 環境応答の多様性と「適応進化」
11.細胞死と分解 −引き際の美学−
11・1 プログラム細胞死
11・2 道管の形成
11・3 老化と落葉
11・4 転流
11・5 植物体全体を通しての循環
12.テーマ学習(1)−葉緑体を詳しく知る−
12・1 葉緑体DNAと核様体の動態
12・2 葉緑体DNAの複製
12・3 葉緑体遺伝子の発現制御
12・4 葉緑体へのタンパク質輸送
12・5 光合成の制御
12・5・1 酸化還元とpHによる光合成の制御
12・5・2 過剰エネルギーの放散
12・6 葉緑体の分裂
12・7 藻類の葉緑体
12・8 葉緑体の進化
12・8・1 葉緑体とシアノバクテリアの類似性
12・8・2 葉緑体とシアノバクテリアの系統関係
12・8・3 葉緑体の不連続進化
13.テーマ学習(2)−植物と人間の関係の新たな可能性に向けて−
13・1 植物が作った地球:植物の進化と環境
13・2 植物が作る有用産物とエネルギー
13・2・1 前史
13・2・2 植物・藻類によるエネルギー生産
13・2・3 有用物質の生産
13・3 ゲノム研究
13・4 バイオインフォマティクス
13・5 遺伝子組換え技術
13・5・1 遺伝子コンストラクトの構築
13・5・2 遺伝子導入による形質転換体の作製
13・5・3 特定遺伝子機能の破壊
13・5・4 葉緑体の形質転換
おわりに
問題の解答・解説
文献一覧
索引 (pdfファイル)
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佐藤 直樹
さとう なおき
1953年生まれ。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。東京大学助手、東京学芸大学助教授、埼玉大学教授、東京大学教授などを歴任。専門は光合成生物の脂質生合成、比較ゲノム・進化学、生命基礎論。主な著書・訳書に『科学哲学へのいざない』(青土社)、『細胞内共生説の謎』(東京大学出版会)、『生命科学』(共著、羊土社)、『光合成の科学』(共著、東京大学出版会)、モランジュ著『生物科学の歴史』(みすず書房)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しております)
エントロピーから読み解く 生物学
植物生理学
植物の成長
植物の生態 (改訂版)
クロロフィル
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