博物館・科学館 2002年 夏の企画
−主な企画展・シンポジウム等−(2002.8.8更新)
夏休みを中心に,多くの博物館・科学館では,特別展やシンポジウムを企画しています.ここでは,それらの中からいくつかを取りあげてご紹介いたします.
→ 東北 → 関東 → 東京 → 甲信越 → 中部 → 関西 → 四国 → 九州
→ 雑誌 『生物の科学 遺伝』 掲載の記事なお,次のサイトでは,各地の博物館・科学館のホームページが検索できます.
◆「やまびこネット」(日本博物館協会)
◆「日本の科学館めぐり」(科学技術振興事業団)
◆「科学館の一覧」(全国科学館連携協議会)
※ 2002年 研究所等の一般公開
※ 2002年 学会主催等 一般講演会・公開シンポジウムなど
※ 2002年 若手夏の学校
○ 小企画展 『 照明展 −これまでのあかり これからのあかり− 』 (〜7/28)
各時代ごとの生活に適した照明の工夫と巧みな細工の移り変わりを展示.照明の歴史と発光の原理が学べます.○ 特別展 『 わくわく空間・ アマゾン体験館 −熱帯雨林の生き物たち− 』 (7/20〜9/1開催予定)
生きている動物(ピラニア,ベルツノガル,アナコンダ,ルリコンゴウインコ,ピグミーマーモセット,巨大カブトムシなど)を観察するコーナーや,熱帯の有用植物や昆虫の標本コーナーなど,アマゾンの生き物たちを中心に展示を行います.また,熱帯地方のフルーツなども展示.期間中には,親子夜間探検ツアーやコーヒーづくり教室などのイベントも開催します.○ 小企画展 『 50周年記念科学館学習のあゆみ 』 (8/3〜10/20開催予定)
昭和27年(1952年)に開設された仙台市科学館の前身であるサイエンスルームで始まった科学館学習が,今年で50年目を迎えます.これまでの実験の内容や様子を,資料や実験器具で紹介します.また,仙台市科学館の発展の様子も紹介.仙台で中学時代を過ごした方や,これから中学生になる人たちに必見の企画展.
○ 松本零士と毛利衛の宇宙ロマン展 『 火星への旅 』 (7/24〜9/23)
地球出発から火星到着までの行程を,映像と展示物でストーリー性豊かにたどりながら,「最新の科学技術」「想像力と科学技術」「宇宙や火星の秘密」「まほろばの地球」を考えます.
期間中,毎週火曜日にはワークショップが行われ,松本零士氏や毛利衛氏によるトークセッションも開催されます.
7月7日にはプレイベント 『 宇宙生活を語る −軌道エレベータに乗って,宇宙ホテルに泊まる!− 』 が開催されました.
期間中,特別展内に設けられた売店にて,ポピュラー・サイエンス『軌道エレベータ』をはじめ,裳華房の宇宙関係書籍の販売を行う予定です.
○ 『 世界最大の恐竜博2002 』 (7/19〜9/22) (国立科学博物館 共催イベント,会場:幕張メッセ)
世界最大の恐竜のひとつセイスモサウルスの復元全身骨格を世界初公開するほか,初公開を含めた約40体の全身骨格の展示,恐竜の発掘現場の再現,実物の化石が埋まった岩盤の調査クリーニング作業の公開など,これまでの恐竜博でも最大規模の会場(9000m2超)で,迫力ある展示を展開します.【この夏に開催されるそのほかの恐竜展】
→ 千葉県立中央博物館 → 山梨県立科学館 → 福井県立恐竜博物館
→ 四日市市立博物館 → 和歌山県立自然博物館 → 高知市文化プラザ【裳華房の「恐竜」関係書籍】
『恐竜学のすすめ』○ 『 スポーツの科学 −知ろう!さわろう!ためしてみよう!− 』 (7/6〜8/4)
誰でもが興味を持つ「スポーツ」という話題を通じ,スポーツの意義・重要性の再認識を促し,スポーツとともにある生活の実践へといざないます.ダイナミックに体を動かしながら,スポーツの中に潜む科学の話題に気づき,考え,みつけてみてください.【裳華房の「スポーツ」関係書籍】
『スポーツグッズの科学』(New!) 『ゴルフの物理』○ 『 2002夏休みサイエンススクエア 』 (7/23〜8/25)
みずから見たり試したり確かめたりして科学の世界にふれ,楽しみながら学習できる企画展.「顕微鏡で植物の不思議を観察しよう」「夏休み動物学教室」「富士山の不思議」「本物を見つけよう」「クルクルトンボ」「ミュージアムアドベンチャー」「はてな?なるほど!電気ゼミナール」「「足あと」から動物の足や歩き方を知ろう」「いろいろな砂」「木材を使った自由工作」「化石のレプリカづくり」などが開催されます.【裳華房の関係書籍】
『化学クラブ活動入門』(New!) → 実験・工作・観察 書籍目録○ 『 おもしろ高分子展 −くらしの中の不思議な世界− 』 (8/10〜8/25)
宇宙,自動車,エネルギー,マルチメディア住宅(未来の子供部屋),情報・通信,画像,衣料・人工皮革,リサイクル,食と包装,生命と高分子,高分子ゲル,ノーベル賞・チャンピオンデータの各コーナーに分かれて,私たちの暮らしに欠かせない高分子の世界を紹介します.【裳華房の「高分子」関係書籍】
『ひろがる 高分子の世界』 → 高分子化学 書籍目録
○ 『 青少年のための科学の祭典 全国大会 』 (8/1〜8/5)
「ただいま実験中! みんな科学に夢中です」をテーマに,会場に理科の全分野を網羅した多彩な200の実験・工作を展開します.自然科学や科学技術の楽しさを・面白さを,五感を通じて実体験・実感できます.科学技術館の常設展示も期間中に限り無料です.【裳華房の関係書籍】
『化学クラブ活動入門』(New!) → 実験・工作・観察 書籍目録
○ 常設展 『 東京大学コレクションXV −クランツ標本− 』 (7/27〜8/28)
東京大学の前身である開成学校に迎えられた外国人お雇い教師は,教育・研究を行うために必須の標本を大量に輸入しました.その代表的な標本群に,通称「クランツ標本」があります.明治初期にクランツ商会を通じて輸入された鉱物・岩石・鉱石・動物化石・植物化石の1万点を越える標本を,クランツ商会の協力を得て,当時の台帳などと共に公開し展示します.
○ 企画展 『 時を超える生き物たち −生きている化石のひみつ− 』 (7/13〜9/29)
シーラカンス,オウムガイ,カブトガニなど,何億年という長い年月を変わらぬ姿で生き残った「生きている化石」.シーラカンスの剥製やウロコのタッチング,オウムガイやカブトガニの生体展示,恐竜絶滅の原因となった巨大隕石落下の痕跡,日本最大級のメタセコイアを室内に再現するなど,貴重な資料を展示します.
○ 企画展 『 活断層と地震 −活断層ってなあに?− 』 (7/27〜9/29)
地震はなぜ起こるのかから,断層を実際に掘り出すトレンチ調査,見えない活断層の調べ方,海岸地形から探る過去の地震,コンピュータで再現する地震の波の伝わり方,ペットボトルを使った地盤の液状化実験,地震車を使用しての地震体験などまで.【裳華房の「地震」関係書籍】
『震災 エコライフ知恵袋』
●栃木県立博物館
○ 開館20周年記念企画展 『 那須の自然 』 (7/20〜9/29)
那須地域の変化に富む地形地質や種類豊かな動植物を紹介します.記念講演会「那須の植物雑談」が7月28日(日)に行われます(定員200名).
○ 企画展 『 マダガスカルの生き物たち 』 (7/20〜11/24)
マダガスカルは,特異な生物にあふれる不思議な島.動物の90%以上,植物は80%以上が貴重,かつ希少な固有種です.今回の企画展では,ワオキツネザルをはじめとして動植物を生体展示し,その生態を紹介します.そして,魅力と謎を秘めるマダガスカルの動植物がどのように進化してきたのかを考察し紹介します.なお,9月下旬に一部展示品を入れ替え,リニューアルしてお届けします.記念講演会として,7月27日 「マダガスカルの博物誌」(進化生物学研究所:吉田 彰氏),9月28日「マダガスカルのサルたち」(マダガスカル国シュバリエ:島 泰三氏)が行われます(申込先着順).【裳華房の「マダガスカル」関係書籍】
『マダガスカルの動物』
○ 企画展 『 自然の調べ方 』 (7/13〜9/23)
○ 特別展 『 恐竜時代の生き物たち −桑島化石壁のタイムトンネル− 』 (第1期:7/27〜9/1;第2期:9/14〜10/6)
日本有数の恐竜化石の産地であり,そして日本の古生物学の発祥の地である桑島化石壁(石川県白峰村)から発掘された化石を中心に,中生代白亜紀の前期(1億4000万年前ごろ)の生態系をつくっていた恐竜,そのほかの動物,植物などを紹介し,化石発掘調査の最新の研究成果をわかりやすく解説します.期間中,講演会や体験イベントなども開かれます.【この夏に開催されるそのほかの恐竜展】
→ 世界最大の恐竜博2002 → 山梨県立科学館 → 福井県立恐竜博物館
→ 四日市市立博物館 → 和歌山県立自然博物館 → 高知市文化プラザ【裳華房の「恐竜」関係書籍】
『恐竜学のすすめ』○ トピックス展 『 弥生時代の占い 』 (6/22〜/7/14)
弥生時代の信仰を知る上で貴重な遺跡である勝浦市こうもり穴洞穴遺跡.昨年の発掘で多数出土した,弥生時代の占いに使った動物の骨や,アワビが重なってできた貝層などを中心に,調査の最新の成果を紹介します.
○ 企画展示 『 男も女も装身具 −江戸から明治の技とデザイン− 』 (7/23〜9/1)
日本の伝統的衣服として認識されているキモノの装いの原点である江戸から明治にかけての服飾において,袋物・印籠・髪飾りなどの装身具が果たした役割や特徴を明らかにしながら,都市を中心に華開いた豊な生活文化と,極限にまで発達した細密工芸技術を浮き彫りにします.○ くらしの植物苑特別企画 『 季節の伝統植物 夏:ウリとヒョウタン 』 (7/23〜9/29)
ウリ科植物のウリ・ヒョウタン類は縄文時代や弥生時代に日本に伝えられたとされ,古くから人の生活に深くかかわってきました.奈良・平安時代のメロンをはじめ,縄文時代以来の形質をもつウリとヒョウタンの系統を育成・展示し,生きた実物を通して生活文化の歴史の理解を促します.○ くらしの植物苑特別企画 『 伝統のアサガオ・2002 』 (8/6〜8/25)
これまで収集・維持されてきたアサガオの系統を総括し,江戸時代後期から今日までのブームの中心になった系統群の歴史的な流れに重点を置いて,江戸時代後期以降の正木系統と出物系統,明治・大正以降の正木の1系統群である大輪朝顔を展示します.また,同時代の西欧での流れを対比するために,主としてヨーロッパで栽培されてきたアサガオ近縁種もあわせて展示します.【裳華房の「アサガオ」関係書籍】
『アサガオ 江戸の贈りもの』
○ 合同企画展 『 房総の漁(すなどり) −海と川− 』 (7/13〜8/18)
房総地方の海や河川などでこれまで行われてきた漁法や,使われた漁具類の代表的なものを紹介して,先人たちの優れた知恵を伝えます.
○ 特別展 『 人と大地と −Wonderful Earth− 』 (7/20〜9/29)
大地をつくる岩石や地層は,長い時間とさまざまな大地の営みを経て,今日見られる景観や形態となりました.時に,その景観は人に感動や畏怖,脅威を与え,その形態は人に神秘さ,不思議さ,奇異さを感じさせます.特別展では,人が大地を,どう見て,どう感じて,どう表現してきたかを,さまざまな視点,切り口で見ていきます.また,地球を楽しめる実験を行うワークショップや,9月13日にはシンポジウム「博物館における新しい地学教育を考える」が開催されます.
○ 開館5周年記念特別展 『 恐竜宇宙館 −ロイヤル・ティレル博物館の恐竜たち− 』 (7/16〜9/23)
ロイヤル・ティレル古生物学博物館は,カナダのアルバータ州に位置する世界有数の古生物専門博物館.その博物館の見どころを凝縮した特別展です.出展標本は,昨年福井県立恐竜博物館で開催されたものと同じですが,スペースシアター(プラネタリウム),アストロビジョン,実験工作室など全館あげての恐竜展です.7月16日には,ロイヤル・ティレル古生物学博物館の副館長による講演会も予定されています.【この夏に開催されるそのほかの恐竜展】
→ 世界最大の恐竜博2002 → 千葉県立中央博物館 → 福井県立恐竜博物館
→ 四日市市立博物館 → 和歌山県立自然博物館 → 高知市文化プラザ【裳華房の「恐竜」関係書籍】
『恐竜学のすすめ』
●長野市立博物館
○ 特別展 『 海と大地のふしぎ −日本海と信州の海− 』 (8/4〜9/23)
かつて長野県北部から上越地方にかけて広がっていた海の成り立ちや後退について,日本海の最新データや化石をもとに紹介します.
○ 夏季特別展 『 フォッサマグナの海獣たち −クジラやオットセイのふしぎな進化− 』 (7/20〜9/1)
フォッサマグナの山からは,クジラ,オットセイ,トド,アシカなどの海棲哺乳類の化石が見つかっています.その進化の様子を,発掘された化石を元に,ヒトの体と比べながら展示します.7月28日(日)には特別講演会が,8月24日(土)には体験・化石発掘調査(小中学生対象)が行われます.
○ 特別展 『 はかる 』 (7/18〜9/16)
「はかる」という行動は,科学することの第一歩.ですが,日頃の何気ない生活の中にも「はかる」はあります.この特別展では,いろいろな「はかる」装置を紹介すると共に,目や耳,手などを使って実際に「はかる」体験をしてみることで,人間の感覚や科学の面白さにふれてもらいます.【裳華房の関係書籍】
『測れるもの 測れないもの』
○ 開館40周年記念特別展 『 ロボットワールド 』 (7/20〜9/1)
先端技術による二足歩行ロボットや複雑な作業をこなす最新機種,愉快な動物ロボットなどを展示・実演します.未来を担う科学の夢や楽しさを体験できます.
○ 第4回特別展 『 名帝大けふ誕生 −初代総長渋澤元治とその時代− 』 (〜8/31)
名古屋大学創設の経緯,初代総長渋澤元治の略歴と遺品,東山キャンパスの歴史と移り変わり,国産実用第1号の電子顕微鏡,戦時下の名帝大のありさま,名古屋大学の前身校のひとつ,第八高等学校の数学科教授が発明・改良したベルトーロ(直流整流器)などを展示します.
○ 特別企画展 『 マグマのぼうけん −月の石と大地のひみつをさぐる− 』 (7/18〜9/16)
NASAの「月の石」をはじめ,隕石やマグマからできたいろいろな溶岩,鉱物,岩石を展示します.7月20日には,NASAの学芸員による記念講演会があります.【裳華房の「マグマ」関係書籍】
『マグマ科学への招待』
○ 特別展 『 眠りからさめた福井の恐竜たち −恐竜化石調査の成果と収蔵庫の化石− 』 (7/20〜9/1)
福井県勝山市北谷で行ってきた恐竜化石調査事業の成果を展示するとともに,発掘調査で発見された恐竜をはじめとする福井産のさまざまな化石や,手取層群の研究にもとづく北谷をはじめとする手取層群の古環境の復元された姿を紹介します.また,恐竜博物館の調査研究活動や,ふだん公開されていない収蔵資料を紹介します.【この夏に開催されるそのほかの恐竜展】
→ 世界最大の恐竜博2002 → 千葉県立中央博物館 → 山梨県立科学館 → 四日市市立博物館 → 和歌山県立自然博物館 → 高知市文化プラザ【裳華房の「恐竜」関係書籍】
『恐竜学のすすめ』
○ 特別展 『 DINO TREK 新しい恐竜の世界 』 (6/20〜9/1)
近年著しく進歩した恐竜研究の最新の成果をもとに,恐竜の生活や特徴についてせまります.体験的な展示も行います.
○ 特別企画展 『 薬と自然誌 』 (6/1〜9/1)
「人とくすり」「動物とくすり」「農業とくすり」「昆虫・植物とくすり」の4つの視点から,京都大学の研究を紹介します.霊長類の「薬の文化」についても貴重なグラビアと映像で紹介し,京都大学でなされた伝統薬の研究や,貴重な本草関係の資料も併せて展示・解説します.【裳華房の「薬」関係書籍】
『薬用植物へのいざない』 『続・新薬の話(I)』 『続・新薬の話(II)』
『成人病の新しい治療薬』 『がんの新しい治療薬(I)』 『がんの新しい治療薬(II)』
○ 特別展 『 化石からたどる植物の進化 −陸に上がった植物のあゆみ− 』 (7/6〜9/1)
地球最初の森をつくった4億年前のシダ植物の幹と長さ1mの担根体(たんこんたい),2億3千万年前の直径110cmの巨大珪化木(けいかぼく),最初の種子植物の種子など,約500点の植物化石を展示.実物の化石を見るだけでなく,実際に触れることから,植物が藻類からどのように進化して陸上へ進出したのかを楽しくわかりやすく紹介します.自然史講座や普及講演会も開催されます.
○ 『 新・人体の不思議展 からだ=未知なる小宇宙 』 (〜9/29)
医学,とくに解剖学という専門分野でしか知り得なかった人体標本を公開し,「人間とは」「命とは」「からだとは」「健康とは」を理解・実感していただく展示です.展示する標本は,『プラストミック』という最新技術により,常温で保存可能で,実際に触れて観察することができます.
○ 企画展 『 標本が語る 鳥の世界 −小林コレクションを中心に− 』 (7/20〜9/23)
シギ・チドリを中心に1万4000点以上の鳥類標本からなる小林桂助コレクションの中から,シギ・チドリ類の仮剥製標本と鳥卵標本を中心に,鳥の世界にアプローチします.また,バード・カービングの作品群とバード・カービングのできるまでも紹介します.【裳華房の「鳥」関係書籍】
『これからの鳥類学』
●姫路市立水族館 (New!)
○ 企画展 『 捨てられたペットたち2 』 (7/20〜9/1)
ペットブームと呼ばれる今日,お金さえ払えばさまざまな種類のペットを購入することができる一方,飼い切れなくなったペットを飼い主が手放すという『捨てペット』が大きな問題になっています.この企画展では,捨てペットの問題を大きく取り上げ,ペットと末永く付き合っていくために考えてほしいことを紹介します.8月25日には講演会が開催されます.
○ 特別展『 恐竜時代 IN 和歌山 −化石となった太古の生きものたち− 』 (7/20〜9/1)
アンモナイト,貝類,魚類,モササウルスなどの化石約250点の展示と,いまも古代からの姿を色濃く残すオウムガイ,ネコザメなどの生体を展示します.また,化石のクリーニング作業を実演するコーナーも設置し,化石が展示されるまでをわかりやすく解説します.【この夏に開催されるそのほかの恐竜展】
→ 世界最大の恐竜博2002 → 千葉県立中央博物館 → 山梨県立科学館 → 福井県立恐竜博物館
→ 四日市市立博物館 → 高知市文化プラザ【裳華房の「恐竜」関係書籍】
『恐竜学のすすめ』
○ 企画展 『 海道をゆく −黒潮のはこんだもの− 』 (7/20〜9/1)
黒潮の影響を受けて南西諸島から四国南部,紀伊半島などに分布している植物や動物などを中心に,広く生物,民俗文化および徳島に深く関わると考えられる歴史・考古資料などを紹介します.
○ 特別展 『 花物語 −花にかくされたひみつ− 』 (7/13〜9/1)
私たちの身の回りには,季節を問わず様々な花があふれ,安らぎを与えてくれます.しかし,科学の目で花々を見たとき,私たちの思いも寄らない不思議な関係がかくされていたり,多くの謎が残されています.今回の特別展では,花にまつわる様々な不思議を集めた4つの「花」の物語を紹介します.7月20日に公開講演会「植物にとって花は究極のものか」が行われます.
○ 高知市文化プラザ開館記念 『 掘りたて恐竜展 −中国・重慶自然博物館所蔵− 』 (〜7/7)
展示される恐竜骨格のほとんどが本物の化石という(通常はレプリカ),日本初の恐竜展.直接本物の恐竜化石に触ることのできる「タッチ恐竜コーナー」もあります.(主催:KUTVテレビ高知,(財)高知市文化振興事業団)【この夏に開催されるそのほかの恐竜展】
→ 世界最大の恐竜博2002 → 千葉県立中央博物館 → 山梨県立科学館 → 福井県立恐竜博物館
→ 四日市市立博物館 → 和歌山県立自然博物館【裳華房の「恐竜」関係書籍】
『恐竜学のすすめ』
○ 牧野富太郎生誕140年記念特別展 『 書籍の博覧を要す 』 (〜8/25)
今までごく一部の研究者にしか開かれていなかった牧野文庫の貴重書を中心として,博士の蔵書の全貌を詳しく紹介します.万巻の書物に囲まれた書斎の人牧野富太郎の博覧の世界を再現します.
○ 特別展示 『 生き物と環境のふしぎ −地球がつぶやく…いのちのために− 』 (7/20〜9/1)
生き物と環境の密接なかかわりを「巨大な動く模型」や「貴重な化石」「身近な生物」などでわかりやすく説明します.そして「自然の不思議さ」「生命の神秘」「人間と自然の共存」を環境とのかかわりから紹介します.
○ 特別企画展 『 昆虫の科学 カブト虫ってどんな虫? クワガタ虫ってどんな虫? 』 (7/13〜9/1)
輸入が解禁されたばかりの虫や,今回初公開する所蔵の標本などを中心に,カブトムシとクワガタムシを科学的に紹介します.生きている外国の虫を間近でご覧ください.
● 2001年7月号 「特集:自然史と自然史博物館」
定価1760円(本体1600円+税10%)/裳華房
「自然と人間の共生」が課題とされる現代,自然の多様性やしくみに関する基礎的知見を提供する"自然史科学"の重要性が高まっています.わが国での自然史科学のあり方に思いを馳せます.● 連載 「ウチの目玉収蔵品 紹介」
第1回(2001年7月号)
Collection 1.大阪市立自然史博物館 ≪家の中の虫 拡大模型≫
Collection 2.兵庫県立人と自然の博物館 ≪神戸層群産ザイサンアミノドンの下顎頬歯列≫
第2回(2001年9月号)
Collection 3.千葉県立中央博物館 ≪岩礁のジオラマ≫
Collection 4.ミュージアムパーク 茨城県自然博物館 ≪ライデン国立植物標本館から寄贈されたシーボルト標本≫
第3回(2001年11月号)
Collection 5.埼玉県立自然史博物館 ≪巨大ザメ,カルカロドン・メガロドンの実大復元模型≫
Collection 6.徳島県立博物館 ≪阿部 陸産貝類コレクション≫
第4回(2002年1月号)
Collection 7.名古屋大学博物館 ≪木曽馬骨格標本 −最後の純血木曽馬 第三春山号−≫
Collection 8.鹿児島県立博物館 ≪亜熱帯原生林のジオラマ≫
第5回(2002年3月号)
Collection 9.豊橋市自然史博物館 ≪スジゲンゴロウ標本≫
Collection 10.東海大学海洋科学博物館 ≪海水魚の赤ちゃん≫
第6回(2002年5月号)
Collection 11.穂別町立博物館 ≪長頸竜「ホベツアラキリュウ」全身復元骨格≫
Collection 12.伊豆アンモナイト博物館 ≪異常巻きアンモナイト「ニッポニテス」の化石≫
第7回(2002年7月号)
Collection 13.玉川大学教育博物館 ≪ジョン・グールドの鳥類図譜≫
Collection 14.群馬県立自然史博物館 ≪アファール猿人のジオラマ≫
● 『 東京近郊 博物館で生物を学ぼう 』(ポピュラー・サイエンス145)
國学院高等学校 伊藤洋文 著/定価1430円(本体1300円+税10%)/裳華房
自然の少ない都会でも,教科書にはない楽しい生物学を自ら学べるように,100余館の概要と,自由研究テーマ例を紹介します.展示内容が一目で分かるように展示内容マークを付け,また地域別インデックスや動物園・植物園・水族館の一覧など,付録も充実させました.
オンライン書店の『東京近郊 博物館で生物を学ぼう』購入ページへダイレクトリンク
|amazon|bk1|eS!|Jbook|Yahoo!Books|旭屋書店|紀伊國屋書店|富士山|※本ページの作成にあたっては,文中で紹介した各サイトの記事・解説文等を参考にさせていただきました.
自然科学書出版 裳華房 SHOKABO Co., Ltd.