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【裳華房】 新刊・近刊のご案内

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 刊行時期等は変更する場合があります。

 2025年 7月の近刊/5月の新刊/2月の新刊

【書店・生協様】 2025年7月の新刊注文書/ 2025年5月の新刊注文書2025年2月の新刊注文書


身近な現象から理解する
化学熱力学

石原顕光 著
 
現場で使うための
統計学ハンドブック

石綿 元 著

分子の対称性と
群論入門

中田宗隆 著
   
ナビゲーション
物理・情報・工学で
使う数学 I

奥村 剛 著

ナビゲーション
物理・情報・工学で
使う数学 II

奥村 剛 著

 2024年 12月の新刊/11月の新刊

【書店・生協様】 2024年12月・11月の新刊注文書


超伝導の物理学
青木秀夫 著
 
熱力学講義
B.Widom,
甲賀研一郎 共著

素粒子物理学
川村嘉春 著

半導体物理学
中山正敏ほか 共著

無機化学(改訂版)
長尾宏隆・大山 大 共著

スッキリわかる
化学工学

二井 晋 編著
 

 2024年 10月の新刊

【書店・生協様】 2024年10月の新刊注文書


手を動かしてまなぶ
基礎数学

富川祥宗 著

量子力学選書
量子と情報

細谷曉夫 著

メディカルスタッフの
ための
生物学

道上達男 著

新・生命科学シリーズ
植物の生態
(改訂版)

寺島一郎 著
       

 2024年 9月の新刊/7月の新刊/3月の新刊/2月の新刊

【書店・生協様】 2024年9月の新刊注文書2024年7月の新刊注文書2024年2月・3月の新刊注文書


理論物理のための
現代幾何学

秦泉寺雅夫 著

量子力学入門
伏屋雄紀 著
   
手を動かしてまなぶ
群 論

原  隆 著
   
複素解析
相原・野口 共著
   
ライブ感あふれる
線形代数講義

宇野勝博 著



 2025年 7月の近刊 (刊行時期等は変更する場合があります)

身近な現象から理解する 化学熱力学  

横浜国立大学特任教員(教授)  石原顕光 著

A5判/予224頁/定価  円(本体  円+税10%)/2025年7月発行
ISBN 978-4-7853-3532-8

●目の前の化学現象に「宇宙のルール=熱力学の真理」が詰まっている!●

 化学熱力学は決して遠い理論ではない。あなたの目の前で起こる化学現象に、熱力学の本質が波打っている。
 本書は、そんな現象を足掛かりに、その奥底にある熱力学「第一法則」「第二法則」を深く実感してもらうために書かれている。
 公式の暗記で終わらせない、本物の理解へ。さあ、その扉を、いま開いてみませんか?

 【主要目次】1.相律は平衡現象を貫く視点 2.身近にある水と水蒸気の気液平衡を徹底的に理解しよう 3.反応熱を測定し,データベース化しよう 4.反応熱は温度次第 5.広がって混ざることが本質の化学平衡 6.どんな温度の化学平衡でもエントロピーが支配する 7.役に立つ電気化学 〜電気化学熱力学

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 2025年 5月の新刊

現場で使うための統計学ハンドブック  

芝浦工業大学  石綿 元 著

A5判/516頁/定価5500円(本体5000円+税10%)/2025年5月25日発行
ISBN 978-4-7853-1607-5

統計学の基本的手法を網羅した、“ハンドブック的に”使えるテキスト★

 本書は大まかに、前半12章までの「数学」パートと、後半13章以降の「推測統計」パートに分かれる。前半の「数学」は統計学の手法の根拠となるものだが、あえて式展開や計算をなるべく詳しく記述し、数学でつまずくことのないように配慮した。後半の「推測統計」では、各種の推定や検定の流れがわかりやすいよう、同じような手法であっても、冗長となることをいとわず、図を用いながら手順全体を丁寧に述べることを心掛けた。
 統計学とは、数学のような常に正しい答えを求める学問とは異なり、得られたデータを適切に解釈することでより多くの同意が得られるように対象を把握するための方法の体系である。このことは本文中の解説や「コラム」などで繰り返し取り上げられ、“統計学とはどういうものか”を理解してもらえるように工夫している。
 現実の問題に近い具体例や、現実のデータを用いる解析例も多く取り上げた。本書が、データの発生する、あるいはデータについて議論する現場で、より多くの同意を得られる解析方法を吟味するための一助となることを願っている。

 【主要目次】1.データの視覚化 2.データを代表値で読む 3.確率と事象 4.離散型確率変数と確率関数  5.主な離散型確率分布 6.連続型確率変数と確率密度関数 7.主な連続型確率分布 I 8.正規分布の性質 9.主な連続型確率分布 II 10.主な連続型確率分布 III 11.分布関数・母関数および中心極限定理 12.確率過程 13.推測統計概論 14.区間推定 I 15.区間推定 II 16.仮説の検定 I 17.仮説の検定 II 18.仮説の検定 III 19.比率の推定・検定 20.直接確率法による比率の推定・検定 21.相関分析 22.回帰分析 23.分散分析 24.母数によらない方法 I 25.母数によらない方法 II 26.品質管理 27.情報量規準

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分子の対称性と群論入門 −点群の指標表と応用−  

東京農工大学名誉教授  中田宗隆 著

A5判/200頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2025年5月25日発行
ISBN 978-4-7853-3531-1

 分子の物理的・化学的性質の多くは、その幾何学的構造の対称性によっている。
 「群論」は分子構造の対称性を理解するための強力なツールであり、群論を化学に応用するうえで欠かせないのが「点群の指標表」を正しく読み解くことである。
 本書は、点群の指標表の読み方を身につけ、振動スペクトル、原子軌道、分子軌道といったさまざまな分野に応用するための参考書である。むずかしい数式を使わず平易かつ丁寧に書かれた解説を読み、さらに多数配された練習問題・演習問題を解けば、群論の化学への応用の道が大きく開けるだろう。

 【主要目次】1.対称操作とは 2.対称要素とは 3.分子の点群 4.点群の指標表(1)−スカラーで表される指標表− 5.点群の指標表(2)−行列で表される指標表− 6.振動スペクトルへの応用 7.原子軌道への応用 8.分子軌道への応用(1)−水素分子の分子軌道の対称性− 9.分子軌道への応用(2)−一般の二原子分子の分子軌道の対称性−

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 2025年 2月の新刊

ナビゲーション 物理・情報・工学で使う数学 I  

お茶の水女子大学教授  奥村 剛 著

A5判/292頁/2色刷/定価3740円(本体3400円+税10%)/2025年2月発行
ISBN 978-4-7853-2830-6

 理工系学生にとって必要な数学を、ユーザーの立場から徹底解説。
 議論の筋道がわかりやすいよう「板書」風のレイアウトを採用。あわせて添えられたやさしい語り口調の説明をガイド役に読み進めれば、まるで実際の講義を聴いているかのような体験ができる。
 全2巻の第1巻である本書では、「無限級数,べき級数」「複素数」「偏微分」「線形代数」「常微分方程式」「多重積分とその応用」を扱う。

 【主要目次】1.無限級数,べき級数 2.複素数 3.偏微分 4.線形代数 5.常微分方程式 6.多重積分とその応用

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ナビゲーション 物理・情報・工学で使う数学 II  

お茶の水女子大学教授  奥村 剛 著

A5判/280頁/2色刷/定価3740円(本体3400円+税10%)/2025年2月発行
ISBN 978-4-7853-2831-3

 理工系学生にとって必要な数学を、ユーザーの立場から徹底解説。
 議論の筋道がわかりやすいよう「板書」風のレイアウトを採用。あわせて添えられたやさしい語り口調の説明をガイド役に読み進めれば、まるで実際の講義を聴いているかのような体験ができる。
 全2巻の第2巻となる本書では、「ベクトル解析」「初歩的な特殊関数」「複素関数論」「フーリエ級数」「積分変換」「偏微分方程式」「微分方程式の級数解法,直交関数系」を扱う。

 【主要目次】7.ベクトル解析 8.初歩的な特殊関数 9.複素関数論 10.フーリエ級数 11.積分変換 12.偏微分方程式 13.微分方程式の級数解法,直交関数系

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 2024年 12月の新刊

超伝導の物理学  

東京大学名誉教授  青木秀夫 著

A5判/298頁/定価4290円(本体3900円+税10%)/2024年12月1日発行
ISBN 978-4-7853-2926-6

 本書は、超伝導を初めて学ぶ方はもとより、すでに知っている方にも自らの考えをまとめる縁となることを目指して出版された『物性科学入門シリーズ 超伝導入門』(2009年刊行。以下「旧版」)を、刊行から15年ほどの月日が経った間に超伝導の分野で驚くほどに様々な画期的な発展があったことを踏まえ、タイトルも一新して大幅に増補・改訂したものである。
 旧版と同様、執筆姿勢としては専門家向けの詳細な総説というよりは、むしろ概念の面白さを、ある意味で入門書的に分かりやすく解説することを旨とした。
 本書の前半では、従来型の(低温)超伝導に対するスタンダードなBCS理論を解説し、後半では、銅酸化物高温超伝導を始めとする、より革新的な世界を紹介した。この15年間の最新にわたる新展開としては、物質としては、水素系における室温に近い超伝導や、グラフェンにおける超伝導、さらに銅系・鉄系に続くニッケル化合物超伝導体などを解説し、また、非平衡における超伝導としてヒッグス・モードなども解説した。改訂は、旧版では十分触れられなかった事柄、例えば、2次元系におけるBKT転移、BCS-BECクロスオーバーなどにも及ぶ。
 また、著者自身の興味として、平坦バンド超伝導、多バンド超伝導体におけるFeshbach共鳴などのトピックスも、将来性を期して頁数が割かれている。コラムも息抜きとして充実させた。これらを含めて全体にブラッシュアップさせるとともに、新展開は無関連に発展したのではなく互いに絡み合っていることも強調した。

 【主要目次】1.超伝導とは何か 2.統計力学の復習と超伝導の現象論 3.BCS理論 4.高温超伝導 5.電子相関と超伝導 6.鉄系超伝導体とニッケル化合物超伝導体 7.様々な物質における超伝導 8.いくつかの話題 9.非平衡下の超伝導 −ヒッグス・モード− 10.超流動と量子ホール効果 11.超伝導の課題と展望

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 2024年 11月の新刊

熱力学講義  

コーネル大学名誉教授  Benjamin Widom,
岡山大学教授  甲賀研一郎 共著

A5判/182頁/定価2530円(本体2300円+税10%)/2024年11月5日発行
ISBN 978-4-7853-2829-0

 熱力学の多種多様な応用を学ぶことよりも、熱力学から結論できることとそうでないことを峻別しながら、重要な具体的問題に対して、熱力学から導かれる法則を示すことに重きを置いた一冊。
 講義の予習や復習、あるいは独学にも役立つ「読める」テキスト。
 また本書には数多くのユニークな問題が収められており、これらを通して、読者は熱力学の原理を会得し、具体的問題への理解を深めることができるようになるだろう。

 【主要目次】1.熱力学第一法則 2.熱力学第二法則 3.自由エネルギー 4.相平衡 5.希薄系 6.熱力学第三法則

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物理学レクチャーコース  素粒子物理学  

信州大学教授  川村嘉春 著

A5判/362頁/定価4070円(本体3700円+税10%)/2024年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-2415-5

 物理学の醍醐味のーつは、物理法則が美しく彩られた数式の形で表されることである。本書は、「相互作用」と「対称性」に着目して、3つの相互作用(電磁相互作用、強い相互作用、弱い相互作用)を軸に、対称性を通奏低音のようなバックグラウンドにして、「素粒子の標準模型」を理解することを目標に据えた。
 標準模型の基本数式を理解するためには、「テンソル解析」「群論」という数学と「場の量子論」という物理学が必要になる。これまであまり馴染みのない数式や表現に戸惑うかもしれないが、本格的な専門書や論文を読むための踏み台となるような内容と解説に心掛けたので、そのモヤモヤした気持ちをグッと堪えて、とりあえず受け入れて読み進めてほしい。その後で、気になった数式に戻って、専門書なども参考にしながら、自分で導出してみたり、その意味するところをあれこれ考えてみるとよいだろう。

 【主要目次】1.素粒子の世界 2.特殊相対性理論 3.量子力学 4.場の量子論 〜自由場〜 5.場の量子論 〜相互作用〜 6.量子電磁気学 7.対称性と対称性の自発的破れ 8.ゲージ理論 9.量子色力学 10.電弱理論 11.素粒子の標準模型 12.素粒子と宇宙 付録A.標準模型を超えて 付録B.超弦理論 付録C.量子異常とその周辺

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半導体物理学  

九州大学名誉教授  中山正敏・
東京大学名誉教授  塚田 捷・
筑波大学名誉教授  名取研二・
電気通信大学名誉教授  名取晃子・
東北大学名誉教授  齋藤理一郎・
東京大学名誉教授  福山秀敏 共著

A5判上製/566頁/定価9680円(本体8800円+税10%)/2024年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-2927-3

 半導体をテーマとする多くの教科書では十分に扱われることの少ない、半導体の「物理」の基礎をていねいに記述し、さらに、半導体物理の研究の最前線までを紹介することを目的とした本格的な書。

『「半導体とは何か?」について学習するなかで,現代物理学の基本とその基礎の上に成立する半導体デバイスの本質に触れ,半導体の科学と技術のさらなる飛躍への意欲を抱いていただけるとしたら,著者一同のこの上ない幸せである.』 (本書「まえがき」より)

 【主要目次】1.序論−半導体とは 2.電子状態と量子力学 3.結晶格子と格子力学 4.金属・半導体・絶縁体の電子論 5.電子の輸送現象 6.半導体の分光物性 7.半導体デバイスの物理 8.2次元電子と2次元物質 9.半導体研究の新展開「広がる半導体の世界」 エピローグ

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無機化学(改訂版)−基礎から学ぶ元素の世界−  

上智大学教授  長尾宏隆
福島大学教授  大山 大 共著

B5判/208頁/2色刷/定価3080円(本体2800円+税10%)/2024年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-3530-4

 基本概念に基づいて、無機化合物の構造および反応から、元素各論までを簡潔に解説した入門教科書の改訂版。
 この10年の無機化学の進捗状況を鑑みて全体をブラッシュアップするとともに、読者からのリクエストに応えて核反応などを加筆、また多くのコラムを刷新、側注記事も大幅に増やして最新の話題を提供、現代の無機化学を学ぶためによりふさわしい一冊となっている。
 全部で190問に及ぶよく吟味された各章末問題にはていねいな解答もついており、講義テキストとしてだけでなく、大学1,2年生や高専生の自習用教科書・参考書としても役立つ。

 【主要目次】1.無機化学を学ぶために 2.原子の構造 3.電子配置と元素の周期性 4.化学結合の基礎概念 5.分子の形と結合理論 6.無機化合物の反応 7.分子の対称性と結晶構造 8.水素および酸素 9.s-ブロック元素 −1,2族元素− 10.p-ブロック元素(1)−13,14族元素− 11.p-ブロック元素(2)−15〜18族元素− 12.d-およびf-ブロック元素 −遷移元素− 13.金属錯体化学 14.生物無機化学

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スッキリわかる 化学工学  

鹿児島大学教授  二井 晋 編著
小林敬幸・向井康人・橋爪 進・衣笠 巧 執筆

B5判/152頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/2024年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-3529-8

 「保存則」「平衡」「速度論」。これら物理化学の基礎が、反応、移動現象から制御に至るまで、化学工学というきわめて広い応用分野を有する学問を背骨のように貫いている。
 本書は、大学・高専の教育・研究の最前線で活躍する著者らにより編まれた、化学工学の入門教科書である。初めて化学工学を学ぶ読者が、その本質を最短距離で適確に、無理なく自然に身に付けられるよう、そしてその先に広がる現代社会における様々な課題に思いを馳せることができるよう、精選されたテーマについて平易かつ丁寧に解説されている。

 【主要目次】1.化学工学とは 2.熱・物質・運動量の移動現象と流束 3.伝熱 4.流動 5.反応工学入門 6.蒸留 7.ガス吸収 8.流体からの粒子分離 9.プロセス制御

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 2024年 10月の新刊

手を動かしてまなぶ 基礎数学  

東京電機大学准教授  富川祥宗 著

A5判/368頁/2色刷/定価3190円(本体2900円+税10%)/2024年10月30日発行
ISBN 978-4-7853-1604-4

  「手を動かしてまなぶ」シリーズの土台を最短コースで

 「高校数学なんてすっかり忘れてしまった!」、「職場でデータサイエンスが必要になったけど、肝心の数学でつまずいてしまう」──そんな大学生や新社会人に贈る独習書。
 本書1冊で数学の基礎を固めて、スムーズに「微分積分」「線形代数」「確率統計」に進もう。反復練習を意識した計算問題をドリル式に多数掲載!

  ◆本書の特徴◆
下記の単元を整理して1冊にまとめ、理系に必要な基礎数学の総復習本としての利便性を高めた。
  ・現行の高校数学の中から理工系で頻繁に使われる単元(新学習指導要領を参考に)
  ・「手を動かしてまなぶ」シリーズを読み解く上で欠かせない暗黙知の事項や基礎となる単元
  ・SPI・資格試験やデータサイエンスに強く関連する基礎数学の単元および問題
全体のあらすじとシリーズ各巻とのつながりを見渡せるよう、冒頭に「全体の地図」を設けた。
本文中で読者が行間を埋める必要があるところにアイコンをつけ、その具体的なやり方を別冊「行間を埋めるために」でウェブ公開した(後日公開予定)。
独学でも読めるように、節末問題の丁寧で詳細な解答を無料でダウンロードできるようにした(後日公開予定)。自習学習に役立ててほしい。
数学の教科書・専門書で頻出するギリシャ文字について「読みかた・書きかた」を見返しにまとめた。
本文の補足資料をサポート情報で公開した(後日公開予定)。

 【主要目次】1.論理と式 2.漸化式と方程式 3.微分と積分 4.ベクトルと行列 5.確率と統計

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量子力学選書  量子と情報  

東京工業大学名誉教授  細谷曉夫 著

A5判上製/288頁/定価4180円(本体3800円+税10%)/2024年10月25日発行
ISBN 978-4-7853-2515-2

 21世紀は、量子力学の基本原理を利用した情報技術の世紀ともいえる。本書では、その基本原理がどのように活用されているかを具体的に見ていきながら、基礎科学としての量子力学と情報科学の関係を解説した。
 量子情報の中核となるのは、量子測定理論である。そこで、量子力学の基本からはじめて、古典情報理論をお手本に量子測定理論を展開していくという構成とした。その後は、トピカルな話題であるエンタングルメントと弱値を取り上げ、最後に量子計算の概略を解説する。
 量子情報に興味がある方へ向けた入門書として、じっくりと取り組んでいただきたい1冊である。

 【主要目次】1.粒子と波動 2.量子力学の公理 3.混合状態 4.古典情報理論 5.熱力学のエントロピー 6.量子情報エントロピー 7.量子測定理論 8.量子測定理論の応用 9.量子エンタングルメント 10.弱値 11.量子計算の基礎(I) 12.量子計算の基礎(II) 13.ショアによる素因数分解のための量子アルゴリズム

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メディカルスタッフのための 生物学  

東京大学教授・国際生物学オリンピック日本委員会委員長  道上達男 著

B5判/202頁/4色刷/定価3190円(本体2900円+税10%)/2024年10月20日発行
ISBN 978-4-7853-5247-9

 本書は、『メディカルスタッフのための生物学』というタイトルのとおり、医療・看護系の学生が基本的な生物学の知識を効率的に学ぶことができるように配慮した。内容も、ヒトのからだの構造の基本と、それを理解するための、大学・専門学校での教養課程で履修するレベルの基礎知識を記載した。またコラムを随所に配置し、本文に関連する病気などの紹介も多く含めた。
 医療・看護系の学生には、医師が診断するというほどではないにしろ、「こういうときは○○すべき」といったことを理解し、それを患者に伝えることができるような人になってほしい。現在、インターネットやスマートフォンの普及によって世の中に情報があふれる中、結局大事なのは、それぞれの人が情報という名の素材をいかにうまく料理するかであり、そしてそれはメディカルスタッフに より強く求められるだろう。そのことをスキルとして身につける上で、ぜひ本書を役立てていただければ幸いである。

 【主要目次】 第I部 「人間を知る」ための基礎知識 1.細胞とその機能 2.遺伝子とDNA 3.タンパク質と代謝 第II部 人間を知る 4.体の構造と機能の基礎 5.消化器系 6.呼吸器系・循環器系 7.泌尿器系 8.筋肉・骨格系 9.免疫系 10.内分泌系 11.神経と感覚器 12.生殖と発生 第III部 人間と社会 13.バイオテクノロジー 14.薬学・医学 15.生物多様性と生態学 −自然と人間の関わり−

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新・生命科学シリーズ  植物の生態(改訂版) −生理機能を中心に−  

東京大学名誉教授  寺島一郎 著

A5判/288頁/2色刷/定価3300円(本体3000円+税10%)/2024年10月5日発行
ISBN 978-4-7853-5877-8

 生態学の発展はとどまるところを知らない。地球環境や生物多様性などさまざまな課題に多くの研究者が挑み、分子生物学や情報科学を駆使した成果があげられている。研究前線に立とうとする学生や大学院生に、生態系機能の基礎となる一次生産者=植物の生理生態も学んでほしいと願い、2013年に植物生理生態学の基本的な教科書として本書初版を上梓した。
 今回の改訂版では、必要な修正を施すとともに、基本的な記述を充実させ、植物生態学、植物生理学、植物分子生物学を学ぶ学生にとってより一層役立つ書籍となった。なお、発展的な内容は「電子補遺」としてWebページに掲載しており、本書とあわせて通読すれば、さらに各分野の専門書を読む力をつけることができるであろう。

 【主要目次】1.はじめに:生態学とはどういう学問なのだろうか 2.生物の環境適応 3.陸上植物の進化 4.植物の特徴:個体,細胞,組織と器官 5.植物と水 6.植物の光環境と光吸収 7.光合成のあらまし 8.光合成の生理生態学 9.呼吸と転流 10.無機栄養の獲得 11.成長と分配 12.陸域生態系の生態学

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 2024年 9月の新刊

理論物理のための 現代幾何学 −多様体・リーマン幾何学・リー群の大域的構造−  

岡山大学教授  秦泉寺雅夫 著

A5判上製/384頁/定価5280円(本体4800円+税10%)/2024年9月25日発行
ISBN 978-4-7853-1606-8

 一般相対論におけるリーマン幾何学や、物性理論におけるトポロジーなどをはじめ、理論物理では数学科で学ばれるような現代幾何学の概念が広く用いられる。本書では、理論物理を志向する読者を主な対象に、現代幾何学で最も基本的な概念である「多様体」とその性質を中心に解説する。
 物理学科の出身でありながら、現在は数学を生業とする著者自身の学生時代の経験を織り交ぜつつ、読者へ語りかけるようにわかりやすく述べられている。多様体の基本事項を「抽象的な一般論」よりも「具体的な使われ方」に重きを置いて解説したのち、多様体のトポロジー、リーマン幾何学、リー群の大域的構造と、多彩に話題が展開されてゆく。
 第1章では準備として「一般位相」を扱い、物理と数学がそれぞれ何を大事にしているのかの違いについても述べた。また、ベクトル空間の双対やテンソル積といった線形代数の発展的内容に慣れていない読者のために、必要な定義などを最終章に短くまとめた。
 イメージをつかむ・理解を助けるための図を多数収録。物理学科の学生のみならず、数学として多様体を学びたいかたにもおすすめしたい書籍。

 【主要目次】1.一般位相:直観を論理に乗せる作業 2.多様体 3.多様体のトポロジー 4.リーマン幾何学と一般相対論 5.リー群の大域的構造とリー環 6.附録:線形代数についての補足

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物理学レクチャーコース  量子力学入門  

神戸大学教授  伏屋雄紀 著

A5判/2色刷/256頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2024年10月1日発行
ISBN 978-4-7853-2414-8

 本書では、量子力学の入門書として、その魅力や面白さを伝えることを第一に考えた。量子力学の面白さは何といっても、その謎解きの物語にあり、直感とは相容れない不思議な現象の数々を先人たちが一つずつ解き明かしていく様を見ることは、どんな推理小説にも負けない、最高の知的エンターテインメントといえよう。
 さらに、その謎解きの物語を通して、先人たちの創意工夫を学ぶことにも注力した。標準的な量子力学のテキストは、量子力学に関する知識を速やかに吸収し、学んだことを様々な問題に応用できる人材を養成するには適しているかも知れない。しかし、既存の概念を覆し、新しい概念を生み出すような創造的な仕事を成し遂げるための訓練という観点からは、歴史的な経緯に沿って学ぶというアプローチも効果的と考えた。したがって本書は、量子力学の初学者はもとより、すでに一通り学んだことのある方々にとっても、きっと新たな視点を提供できるであろう。

 【主要目次】1.量子の誕生 2.前期量子論 3.量子力学の誕生 〜行列力学〜 4.量子力学の展開 〜波動力学〜 5.量子力学の深化 〜確率解釈と不確定性原理〜 6.スピンと排他原理から原子の構造へ 7.相対論的量子力学

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 2024年 7月の新刊

手を動かしてまなぶ 群論  

津田塾大学准教授  原  隆 著

A5判/400頁/定価3740円(本体3400円+税10%)/2024年7月1日発行
ISBN 978-4-7853-1603-7

  がんばる初学者・独学者を全力応援!

 新進気鋭の若手数学者が贈る、群論の壮大な物語ストーリー
  の例や例題を豊富に用意し、具体的な群の計算を通じて、抽象的な概念を手を動かしながら吸収できるようにした。本書にはいろいろな“顔”を持つ群が登場するが、それらの群を単に教科書的に羅列するだけでなく、現代数学のどのような場面で活用されるかについても言及した。群の世界はこれほどまでに広く豊饒だったのかと、その射程に驚かざるを得ないだろう。さらに、関連する話題や数学者の話を「よりみち」や「コラム」に添えた。
 群の“迷宮ラビリンス”へと誘い込む最強の独学本が今ここに──。

  ◆本書の特徴◆
全本文中で読者が行間を埋める必要があるところにアイコンをつけ、その具体的なやり方を別冊「行間を埋めるために」でウェブ公開した(後日公開予定)。self-contained でスムーズに読み進めることができる。
全体のあらすじが見渡せるよう、冒頭に「全体の地図」を設けた。
2面体群、4元数群、自由群のような多くの教科書に現れる群を取り上げる際、代数学に限らず数学のさまざまな場面で群の概念が立ち現れるということを読者に身近に感じていただけるよう、その背景も含めて解説した。
初等整数論(整数論の基礎事項、とくに合同式)を冒頭の章に配置し、初等整数論のテキストとしても独立に使用できる構成とした。
節末問題の解答について、丁寧で詳細な解答を無料でダウンロードできるようにした(後日公開予定)。自習学習に役立ててほしい。
数学の専門書でしばしば登場するドイツ文字について「ドイツ文字の一覧」(フラクトゥーア体と筆記体)を見返しに掲載した。

→ ◆群論で使う初等整数論の内容について、記述を充実させた4つの理由

 【主要目次】1.整数とその性質 2.群と準同型写像 3.群の剰余類分割と準同型定理 4.群の作用と軌道分解 5.有限群の構造

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 2024年 3月の新刊

複素解析 − 一変数・多変数の関数 −  

福島大学名誉教授  相原義弘・
東京大学名誉教授・東京工業大学名誉教授  野口潤次郎 共著

A5判/400頁/定価5940円(本体5400円+税10%)/2024年3月25日発行
ISBN 978-4-7853-1605-1

 一変数関数論の基礎から多変数関数論入門までを、透徹した筆致で簡潔明瞭に解説する、新たな複素解析(関数論)の入門書が登場。
 その理論の美しさで多くの人々を魅了する複素解析。現在 理工学分野の基礎として広く学ばれている一変数関数論の諸結果は、概ねA.L.コーシー(1789-1857)の時代から19世紀末までに得られた成果である。多変数関数論と呼ばれる分野が大きく進展したのは20世紀中葉であり、岡潔(1901-1978)による「連接定理」がその基礎をなす。その成果は数学内に留まらず、今は科学の諸分野で深く使われている。
 変数が2以上になることによる理論的困難さの増加は著しく、岡の仕事から半世紀以上が経過したが、一変数から多変数の理論までを基礎から展開する複素解析の本格的教科書は、これまであまり出版されてこなかった。しかし近年の研究で、多変数関数論の諸結果の証明の簡明化が進み、多変数関数論の入門までを一変数の理論と同じレベルで記述することが可能となり、本書が実現した。本書は、いわば“コーシーから岡潔まで”をひとつとして捉えた、画期的な複素解析の入門書である。
 内容としては、実数の性質(公理)から説き起こしてユークリッド空間、複素数を定義し、三角関数や円周率も実数の公理にもとづき定義する。つづいて、コーシーの積分定理、一次変換、留数定理、解析接続、楕円関数、リーマンの写像定理、ピカールの定理などの一変数関数論の基礎を経て、基本的な岡の第1連接定理、上空移行の原理、近似問題、補間問題、クザン問題、そして岡原理までを系統的に完全証明付きで解説する。

 【主要目次】1.ユークリッド空間と複素数 2.正則関数 3.有理型関数 4.解析接続 5.正則写像 6.多変数正則関数 7.連接層と上空移行の原理 8.正則領域

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 2024年 2月の新刊

ライブ感あふれる 線形代数講義  

大阪大学名誉教授  宇野勝博 著

A5判/208頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2024年2月25日発行
ISBN 978-4-7853-1601-3

 「ですます調」の記述により、学生が抵抗なく取り組めるよう配慮された、通年講義向けテキスト。親しみやすい語り口が、実際に講義を聴いているかのような気分へと誘う。
 また「具体的な状況での解説」に重きを置きながら、とくにデータサイエンスなどへの指向を意識した学習内容の意味づけ、動機づけを巧みに織り込んで、学生のモチベーションを高く保つよう工夫を凝らした。

 【主要目次】第I部 数ベクトルと行列 1.線形代数と行列 2.行列式 3.行列式の性質 4.連立1次方程式と掃き出し法 第II部 ベクトル空間と線形写像 5.ベクトル空間 6.線形写像 7.固有値とその応用 8.直交変換と対称行列

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