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基本群と被覆空間
東京理科大学教授 佐藤隆夫 著
A5判/314頁/定価4180円(本体3800円+税10%)/2023年11月10日発行
ISBN 978-4-7853-1602-0
位相幾何学(トポロジー)のなかでも、「基本群」とその延長線上にある「被覆空間」の理論を詳しく解説する。講義やセミナーでの使用を念頭に、具体例や背景を重視して、できる限り丁寧な説明に徹した。幾何学、トポロジーをこころざす学生にすすめたい、待望の入門書。
【本書の特徴】
● 円周の基本群の計算やザイフェルト‐ファン・カンペンの定理は、証明が短く簡明に記述できるものを採用した。
● 被覆空間の定義は、全空間、底空間ともに連結性やハウスドルフ性などを一概に仮定せず、定理ごとに本質的な条件は何かを意識してもらえるよう、都度必要な条件を挙げる形をとった。
● 真性不連続作用と、その軌道空間がハウスドルフになるための十分条件、モノドロミー作用を用いた有限被覆空間の分類について詳しく述べた。
● 具体例を用いて、トーラスの被覆空間の同値類をすべて与えた。
● 用語・記号の統一もかねて、予備知識となる位相空間論と群論の基礎事項について前半で概説を行った。読み進める中で、必要に応じて内容を確認・参照することができる。
● 最終章の第6章では、基本群と被覆空間の応用として、和書での扱いが少ない、組みひも群と配置空間について、入門的内容を解説した。
【主要目次】1.位相空間論 2.群 3.いろいろな位相空間 4.基本群 5.被覆空間 6.組みひも群
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物理学レクチャーコース 熱力学
放送大学教授 岸根順一郎 著
A5判/338頁/定価3740円(本体3400円+税10%)/2023年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-2412-4
物理学では、自然現象を「保存の法則」と「変化の法則」という2段構えで捉えるのが基本である。本書では、熱力学における保存の法則が「エネルギー保存則」(熱力学第1法則)であり、「変化の法則」に対応するのが「エントロピーの法則」(熱力学第2法則)であるという立場を明確にし、特に熱力学がマクロな力学を土台とする理論体系である点を強調した。
また、熱力学の最大の難所ともいわれる「エントロピー」については、エリオット・リーブとヤコブ・イングヴァソンによって1999年に提唱された考え方をわかりやすく噛み砕いて解説した。これは、「ある平衡状態から別の平衡状態への断熱遷移が可能か否か」という観点で2つの平衡状態を比較し、この比較に用いる数値が「エントロピー」であるという考え方である。この考え方を通してエントロピーの意味が明確になり、あいまいになりがちな熱力学の理解が明瞭になる。
緻密な論理展開の雰囲気は極力避け、熱力学の本質をできるだけわかりやすく“料理し直した”本書が、これからの熱力学の教育と学びに役立てば嬉しい限りである。
【主要目次】1.マクロな見方 2.マクロな仕事 3.熱力学座標 4.断熱と透熱 5.エントロピー 6.エントロピー増大則 7.温度と圧力 8.熱力学の基本式 9.サイクル過程 10.いろいろな物質 11.熱力学ポテンシャル 12.熱力学ポテンシャルの応用 13.物質の相
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物理学レクチャーコース 相対性理論
九州大学名誉教授 河辺哲次 著
A5判/280頁/定価3300円(本体3000円+税10%)/2023年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-2413-1
本書で扱う相対性理論は、アインシュタインが1905年に提唱した「特殊相対性理論」である。この理論のもつ「時間と空間」(時空)の概念から、「同時刻の相対性」「時計の遅れ」「ローレンツ収縮」などの一見『非常識的な現象』が導かれる。しかしながら、これらはすべて、私たちが素朴に信じている(ガリレイの相対性原理に基づく)ニュートン力学の時空概念を、アインシュタインの「光速度不変の原理」に基づいて見直せば、ごく自然に導かれる『常識的な現象』なのである。本書では、これらのことを様々な例を用いて解説すると共に、相対論的に拡張された電磁気学と力学の基礎方程式を、関連した諸問題に適用して解く方法を解説した。
また、相対性理論の数学的な構造を学ぶときに必要になる、共変ベクトルや反変ベクトル、テンソルなどの考え方を豊富な図を用いてやさしく解説し、あわせて計算過程を詳しく示すことによって、ベクトルやテンソルの具体的な計算方法とそれらの効用がわかるようにした。
さらに、相対性理論の書籍では簡素な説明になることも多い「高エネルギー粒子の運動状態」についても詳しく解説した。
このような多岐にわたる内容を踏まえることにより、読者が相対性理論の「基礎と応用」を正しく理解できるようになることを本書の目的としている。同時に、本書を通じて、特殊相対性理論のもつ時空構造の深遠さや論理構造の美しさも実感できるようになれば幸いである。
【主要目次】1.はじめに 2.特殊相対性理論 3.ローレンツ変換 4.ローレンツ変換の「見える化」 5.相対性理論に基づく諸現象 6.相対性理論に必要な数学ツール 7.相対論的な電磁気学 8.相対論的な電磁気学に基づく諸現象 9.相対論的な力学 10.相対論的な力学に基づく諸現象
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医療・看護系のための やさしく学べる化学
北里大学准教授 野島高彦 著
B5判/208頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2023年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-3528-1
医療技術者や看護師を目指す大学・短大・専門学校生を対象とした、半期用教科書。高校化学の内容を中心とした入門書であり、化学が苦手であっても取り組みやすいよう、豊富なイラストを用いて、やさしく丁寧に解説。また、濃度などの計算が必要な箇所には、「例題+考え方」を導入し、初心者でも安心して理解できるよう配慮した。
化学を“やさしく”(易しく・優しく)学べるよう工夫された、温もりのあるテキストである。
【主要目次】1.この世界は粒子の集まりでできている 2.粒子はどのように集まっているのか 3.粒子の量をどのように測るのか? 4.濃度をどのように測るのか? 5.熱と反応の速さ,反応の向き 6.物質の三態変化 7.水溶液とコロイド 8.酸,塩基,pH 9.酸化と還元 10.有機化合物の世界 11.官能基で見分ける有機化合物の性質 12.有機化合物の反応 13.私たちの身体をつくる有機化合物 14.人間が開発した高分子
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化学の指針シリーズ 物性化学 −分子性物質の理解のために−
東京大学名誉教授 菅原 正 著
A5判/276頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/2023年11月20日発行
ISBN 978-4-7853-3229-7
ある物質が、特徴的な物性を表すのはなぜか。その物性発現の仕組みを解く鍵は、「電子」が握っている。
原子内および分子内の電子構造、外的刺激に対して電子がどのように応答するかなど、「電子の振舞い」を詳細に追いながら、光物性、導電性、磁性といった物性発現の基礎と応用、将来の展望をていねいに解説。図版を多用した豊富な実例、広範な話題を取り上げた数多くのColumnとあいまって、物性化学という分野の魅力をあますところなく伝える、画期的かつ本格的な物性化学の教科書・参考書である。
【主要目次】1.日常出会う物性現象 2.物性を導く電子構造 −ヒュッケル分子軌道法による理解− 3.$\pi$ 電子系のトポロジーと物性 4.光と分子の相互作用 5.光誘起の物性現象 6.導電性を示す物質 7.導電性の展開と応用 8.磁性の基礎 9.磁性の展開と応用
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新しい教養のための 生物学(改訂版)
東京大学名誉教授 赤坂甲治 著
B5判/176頁/3色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2023年11月15日発行
ISBN 978-4-7853-5246-2
本書は2017年の初版刊行以来、幸いにも多くの大学などで教科書として採用されてきた。
2023年の改訂版では、次世代シーケンサーや、再生医療で活躍する間葉系幹細胞など、めざましく進歩するバイオテクノロジーを随所に記載した。また、呼吸と光合成、免疫、神経の興奮伝達、生物多様性、進化のしくみの内容を充実させた。
本書の内容をより深く理解できるように、著者による講義動画をYouTubeで公開した。
【主要目次】1.生体を構成する物質 2.タンパク質の立体構造と機能 3.細胞の構造 4.酵素 5.代謝 6.さまざまな生命活動にかかわるタンパク質 7.細胞分裂と細胞周期 8.遺伝子 9.遺伝子操作 10.生殖 11.発生 12.恒常性 13.環境応答 14.生命を支える地球環境 15.生物の系統分類と進化
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食虫植物 −多様性と進化−
基礎生物学研究所教授 長谷部光泰 著
B5判/362頁/4色刷/定価6930円(本体6300円+税10%)/2023年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-5876-1
食虫植物は植物学のフロンティアである。捕虫葉形態形成のように、普通の植物ではわからなかった植物発生の新しい仕組みの発見、あるいは、活動電位のように陸上植物全体に関わるけれども他の植物ではうまく解明できなかった普遍的な現象を解明できる可能性を持っている。それ故、多くの研究が行われ、さまざまな仮説が提唱されている。近い将来、食虫植物だけに留まらない生物学や進化学の全体に影響を与えるような驚きの発見が期待されているのである。
本書は長年、食虫植物に魅せられた著者が、膨大な野外調査と豊富な写真を使って食虫植物の分類や生態などをまとめ上げたものである。ウツボカズラ、ハエトリソウ、ムジナモなど、世界中を歩き廻って集めた2000枚以上の写真と図によって食虫植物の魅力と不思議を存分に紹介し、あわせて図の説明と本文によって、食虫植物の基礎から最新研究までを網羅して紹介した。
食虫植物に興味をもたれる学生から研究者、一般の植物愛好家の方々にも広く読んでいただきたい。
【主要目次】1.食虫植物の定義と系統分類 2.イネ目の食虫植物 3.カタバミ目の食虫植物 4.ナデシコ目の食虫植物 5.ツツジ目の食虫植物 6.シソ目の食虫植物 7.食虫植物の進化
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2023年 10月の新刊
数学のとびら 関数解析 −基本と考え方−
芝浦工業大学教授 竹内慎吾 著
A5判/304頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/2023年10月10日発行
ISBN 978-4-7853-1210-7
関数解析の基本を、線形代数や微分積分の復習もしながら学べるように解説。バナッハ空間、ヒルベルト空間、線形作用素の性質を理解することを主軸として、できる限り丁寧な説明を心掛けた。とくに、具体的な例と抽象的な空間とがつながっていない学生が意外に多いと感じ、通常なら「当たり前」として省略されている内容も冗長をいとわず述べた。
本書の大きな特徴のひとつは、関数解析の考え方自体を学ぶには「ルベーグ積分」の知識は必ずしも必要ないと考え、ルベーグ積分を用いる話題を最終章(第7章)にいっさいあと回しにしたことである。第6章までの内容は、ルベーグ積分の知識がない読者でも安心して読むことができる。
第7章では、微分方程式の境界値問題への応用を見据えて、ルベーグ空間とソボレフ空間について解説した。
【主要目次】1.基本的な不等式 2.完備距離空間 3.ノルム空間とバナッハ空間 4.線形作用素と線形汎関数 5.内積空間とヒルベルト空間 6.ルベーグ積分のまとめ 7.ルベーグ空間とソボレフ空間
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2023年 9月の新刊
手を動かしてまなぶ 曲線と曲面
関西大学教授 藤岡 敦 著
A5判/332頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/2023年9月10日発行
ISBN 978-4-7853-1598-6
★ がんばる初学者・独学者を全力応援! ★
基礎の基礎からガウスの驚異の定理を経て、ガウス-ボンネの定理に至るまでの道筋を明快に解説。著者の長年にわたる講義経験を基に、かゆいところに手が届くように心がけた。
議論の要となる常・偏微分方程式の理論(解の存在定理など)の必要事項についても、本書中で改めて丁寧に述べた。発展的項目として、変分問題と極小曲面について独立した章を設けた。
真っ先に手に取りたい「超」入門書。
【本書の特徴】
● 全体のあらすじが見渡せるよう、冒頭に「全体の地図」を設けた。
● 曲線・曲面論の必須項目を自己完結した構成で1冊に凝縮。
● 内容はスタンダードな項目を厳選し、具体的でやさしい解説に徹した。
● 本文中で読者が行間を埋める必要があるところにアイコンをつけ、その具体的なやり方を別冊「行間を埋めるために」でウェブ公開した(近日公開予定)。
● 数学書で頻出する「アルファベットの筆記体・花文字」を見返しに一覧でまとめた。
● 節末問題の解答について、丁寧で詳細な解答を無料でダウンロードできるようにした(近日公開予定)。自習学習に役立ててほしい。
【主要目次】1.曲線の定義と長さ 2.平面曲線 3.空間曲線 4.曲面の定義とさまざまな曲率 5.曲面論の基本定理と驚異の定理 6.ガウス-ボンネの定理 7.変分問題と極小曲面
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2023年 8月の新刊
関数解析の基礎
名古屋大学教授 吉田伸生 著
A5判/332頁/定価4180円(本体3800円+税10%)/2023年8月25日発行
ISBN 978-4-7853-1599-3
現代数学の視点から標準的内容を解説した関数解析の本格的入門書。初学者にとって理解しやすい一方、専門家までもが目を見張る水準まで定式化の美しさ、証明の切れ味を磨きぬくという著者の精神が貫かれている。証明法や具体例については、下記のような特色をもつ。多数の練習問題(問)も収録。
【本書の特徴】
● 定理や命題は可能な限り自然で一般的仮定のもとで証明した。
● 具体例をできるだけ多く取り入れ、それらを通じ、理論の有用性を実感できるように工夫した。
● 一様有界性原理、開写像定理、閉グラフ定理(「関数解析三大定理」)に対し、近年、ベールの範疇定理を経由しない初等的・直接的証明法が発見された。本書ではこの新しい証明を採用した。
● 関数解析の手法は解析学の様々な分野に応用される。例えば、複素関数論への応用としてハーディ空間、ベルグマン空間を紹介した。また、偏微分方程式への応用としてディリクレ問題に一節を設けた他、バナッハ・アラオグルの定理の応用例として非線形偏微分方程式にも言及した。
● 20世紀後半の数学の中でも屈指の重要結果であるアティヤ・シンガーの指数定理のひな形ともなったテープリッツの指数定理について最終節で詳しく述べた。
● 付録にルベーグ積分摘要を設けることにより、ルベーグ積分未習読者でも既習読者と遜色なく学習が進められるよう配慮した。
【主要目次】0.序 1.バナッハ空間とヒルベルト空間 2.有界作用素 3.共役空間 4.閉作用素 5.一様有界性原理・開写像定理・閉グラフ定理 6.弱位相・汎弱位相 7.レゾルベントとスペクトル 8.フレドホルム作用素 付録A.集合・線形代数・距離空間 付録B.ルベーグ積分論摘要 付録C.問の略解
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ルベーグ積分リアル入門 −理論構造を追跡する−
東京電機大学准教授 橋秀慈 著
A5判/284頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/2023年8月31日発行
ISBN 978-4-7853-1600-6
「どうか一人でも多くの学生がルベーグ積分の理解をあきらめずに済むように」との願いを込めて執筆された著者渾身の一冊。
本書ではこの思いを実現するために、抽象度の高いルベーグ積分の「完成された理論を展開」していくのではなく、理論を「抽象化していく過程を追跡」していくこととした。
つまり具体的なことがらから考えはじめ、それがどのような背景のもとで、どのような目的をもって理論化・抽象化され、ルベーグ積分論にまでいたるのかを読者とともに考え、理解していくことを目標とした。
すべての数学科学生に届けたい一書。
【主要目次】第I部 ルベーグ測度 1.ルベーグ積分の基本発想 2.ルベーグ外測度 3.ルベーグ可測集合 4.ボレル集合族 第II部 可測関数 5.単関数 6.可測関数 7.可測関数の連続性 第III部 ルベーグ積分 8.ルベーグ積分 9.関数列の積分 10.微分と積分の関係 11.ルベーグ重積分 第IV部 抽象的な測度空間 12.測度空間 13.加法的集合関数のルベーグ分解 14.直積測度 第V部 ルベーグ積分の応用 15.$L^p$ 空間と $L^{\infty}$ 空間 16.フーリエ変換
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理工系学生のための 量子力学・統計力学入門
法政大学教授 小鍋 哲 著
A5判/226頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/2023年7月30日発行
ISBN 978-4-7853-2279-3
理工系学部の多くの学科では、各分野の応用に進む前に、量子力学と統計力学の基礎を一つの講義で学ぶことが一般的である。しかし、これらの内容が1冊にまとまった基礎的なテキストは多くない。
そこで本書は、物理学を専門としない学生が量子力学と統計力学の基礎を半期で効率的に学べることを目指し、量子力学や統計力学を応用するために必要十分な内容を丁寧に解説した。量子力学と統計力学がスムーズにつながっているため、両者の結びつきを感じながら学習することができるだろう。
またコラムでは、学んだ内容の応用について紹介した。日常生活のあらゆるところで量子力学や統計力学の技術が応用されていることを実感できるので、勉強するためのモチベーションになること間違いなし。
【主要目次】1.量子力学はなぜ必要か? 2.シュレーディンガー方程式と波動関数 3.物理量の期待値と測定値 4.シュレーディンガー方程式を解く(I)〜井戸型ポテンシャル〜 5.シュレーディンガー方程式を解く(II)〜調和振動子型ポテンシャル〜 6.シュレーディンガー方程式を解く(III)〜散乱問題〜 7.量子力学の基礎概念 8.統計力学はなぜ必要か? 9.孤立系の統計力学 〜ミクロカノニカル分布の方法〜 10.閉鎖系の統計力学 〜カノニカル分布の方法〜 11.開放系の統計力学 〜グランドカノニカル分布の方法〜 12.量子統計の基礎 13.量子統計の応用
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新・生命科学シリーズ 気孔 −陸上植物の繁栄を支えるもの−
九州大学名誉教授 島崎研一郎 著
A5判/184頁/2色刷/定価2860円(本体2600円+税10%)/2023年8月25日発行
ISBN 978-4-7853-5875-4
気孔は、陸上における植物の生存を可能にするのみならず、光を効果的に吸収する広い葉、高い背丈、水や無機塩類の輸送を行う導管の形成と機能発揮に必須の役割を果たした。気孔の形成と進化がなければ、陸上は茶褐色で岩だらけの太古のままであるか、あるいは、川の流域の限られた地域のみが背丈の低い植物で覆われた世界であったと思われる。
本書では、気孔の進化の道筋をたどりながら、気孔の開閉機構を通して、植物における光やホルモン、$\rm{CO_2}$ の情報伝達とイオン輸送の具体例を示すことで、その役割と機能を解説する。
【主要目次】1.気孔の構造 2.気孔の働き 3.気孔の起源と進化 4.気孔の開口 5.気孔の閉鎖 6.気孔の $\rm{CO_2}$ に対する応答 7.気孔の形成と進化型気孔のイオン輸送
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2023年 3月の新刊
物理学(新装版)
東京大学名誉教授 小出昭一郎 著
A5判上製/400頁/2色刷/定価2420円(本体2200円+税10%)/2023年2月25日発行
ISBN 978-4-7853-2277-9
理解可能なことだけ筋を通して述べ、盛り込む内容を思い切って精選した、基礎物理学の定番書として定評のあるベストセラー・ロングセラーの教科書・参考書の新装版である。
新装版では2色化を行い、図や重要語句を視覚的にわかりやすくすると共に、発展事項にはアイコンを表記するなどレイアウトを全面的に見直し、より読みやすく、メリハリのあるデザインにした。また、用語の不統一の修正なども行った。
【主要目次】1.質点の力学 2.質点系と剛体 3.弾性体と流体 4.波と光 5.温度と熱 6.静電場 7.電流と磁場 8.電磁誘導と電磁波 9.現代物理学
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裳華房テキストシリーズ-物理学 物理数学(増補修訂版)
中央大学名誉教授 松下 貢 著
A5判/330頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/2023年3月20日発行
ISBN 978-4-7853-2278-6
数学的な厳密性にはあまりこだわらず、直観的にかつわかりやすく解説することを目的に書かれた、物理数学の定番書として定評のあるロングセラーの教科書・参考書の増補修訂版である。
増補修訂版では、本文全体にわたって表現をより正確かつ簡潔にする方向で修訂すると共に、新たに第11章として偏微分方程式を加え、その説明に第10章のフーリエ解析を十分使うことで、1次元拡散方程式と1次元波動方程式のつながりが非常にスムーズになるように工夫した。また、例第、問題やコラムなどの追加も行った。
【主要目次】I 常微分方程式(1.1階常微分方程式 2.定係数2階線形微分方程式 3.連立微分方程式) II ベクトル解析(4.ベクトルの内積,外積,三重積 5.ベクトルの微分 6.ベクトル場) III 複素関数論(7.複素関数 8.正則関数 9.複素積分) IV フーリエ解析(10.フーリエ解析) V 偏微分方程式(11. 偏微分方程式)
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みつけよう化学 −ヒトと地球の12章−
法政大学教授 山ア友紀 著
B5判/152頁/2色刷/定価2420円(本体2200円+税10%)/2023年3月25日発行
ISBN 978-4-7853-3527-4
身のまわりにあふれる「化学」にワクワクしたい人のための入門テキスト。ヒトの体や食べ物、ファッションや料理、住環境からグローバルな地球環境問題まで、知れば知るほどもっと学びたくなる化学の話題を満載。大学生だけでなく高校生や一般社会人も、化学のセンスがみがかれ生活が輝きだすことうけ合いの一冊。
【主要目次】1.地球の化学 2.水の化学 −化学結合の役割− 3.生き物と化学 4.文明や歴史の記録と化学 5.調理と空調の化学 −熱とエネルギー− 6.食品と農業の化学 7.電気エネルギーの化学 8.おしゃれの化学 9.「キレイ」の化学 10.健康と化学 11.毒と化学 12.環境問題の化学
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2023年 2月の新刊
接続の微分幾何とゲージ理論[新装版]
カリフォルニア大学名誉教授 小林昭七 著
A5判/276頁/定価5170円(本体4700円+税10%)/2023年2月5日発行
ISBN 978-4-7853-1595-5
“接続”は微分幾何を専門にする読者だけでなく、トポロジー、代数幾何,理論物理などの研究にも重要な道具となっている。本書は、そのような広い範囲の読者に、接続の理論と、その応用としてゲージ理論の初歩を解説することを目的としたものである。
■ 古典的名著を、新たな装いで。
「昭七先生」として親しまれ、数学界に大きな影響を与えた数学者・小林昭七氏。同氏ならではの明快で研ぎ澄まされた数学が、この“古典”には確かに息づいている。
2023年刊行の新装版では、読みやすさ・見やすさを向上させるため、数式組版ソフトLaTeXを用いて新規に組み直しを行った。
【主要目次】1.多様体 2.接続 3.リーマン幾何 4.特性類 5.Yang‐Millsの接続 6.4次元多様体上のYang‐Mills接続
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2022年 11月の新刊
手を動かしてまなぶ フーリエ解析・ラプラス変換
関西学院大学教授 山根英司 著
A5判/274頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2022年11月発行
ISBN 978-4-7853-1594-8
★ 難しいことをやさしく、やさしいことを深く ★
「難しい公式が多くて、計算が大変」。そんな声が聞こえてきそうなフーリエ解析とラプラス変換。本書はその難所の乗り越え方や計算のコツを豊富に盛り込み、著者独自の語り口で読者が手を動かしながらスムーズな理解へ到達できるように導く。一方、理論的裏付けへの目配せも怠らない。ついに現れた画期的な入門書。
【本書の特徴】
● 必要な予備知識を最初に「基本事項の復習」としてまとめた。
● 題材をやさしいものから順番に配置した(ラプラス変換→フーリエ変換→フーリエ級数の登場順)。5通りの学習プランにより、興味のある項目から読むこともできる。
● ラプラス変換・フーリエ解析の応用として常微分・偏微分方程式について述べた。従来から類書にある熱伝導方程式、波動方程式、ラプラス方程式に加えて、量子力学に現れるシュレーディンガー方程式も取り上げた。
● 例を重視した。例を1回計算しただけで終わりにせず、同じ例を後で応用して伏線を回収し、理解が深まるようにした。特に有名な級数や積分の値を求めた。
● ディラックのデルタ関数の考え方について初等的で嘘のない説明を与え、それがフーリエ解析の根幹にあることを述べた。
● 知識が網の目のように結びついて忘れにくくなるように、公式の証明をなるべく複数あたえた。公式の覚え方のコツをこまめに説明し、検算のコツについても述べた。
● 本文中で読者が行間を埋める必要があるところにアイコンをつけ、その具体的なやり方を別冊「行間を埋めるために」でウェブ公開した。
● 節末問題の解答について、丁寧で詳細な解答を無料でダウンロードできるようにした。
【主要目次】1.ラプラス変換 2.ラプラス逆変換 3.常微分方程式 4.フーリエ変換・フーリエ逆変換 5.偏微分方程式(その1) 6.フーリエ級数 7.偏微分方程式(その2) 8.付録
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これからの 集合と位相
東京工業大学教授 梅原雅顕・
東京工業大学助教 一木俊助 共著
A5判/330頁/定価4180円(本体3800円+税10%)/2022年11月発行
ISBN 978-4-7853-1596-2
随所にほどこされた細やかな配慮と、充実の収録内容。
集合と位相の「新しいスタンダード」がここに。
単なる基本事項の羅列ではなく、議論の流れが読み取れるような形にまとめ、自習にも利用できるテキストを目指した。前半の「集合論」の部分では、とくに、選択公理や整列集合の意味などについて、他書にはない独自の丁寧な解説を与えている。後半の「位相空間」については、通常の授業で扱われる内容の解説のほか、「リンデレーフ空間」「パラコンパクト性」などの、若干高度と思われる重要事項の多くを、テーマごとに付録で採り上げた。
さらに、近年の「圏論」の普及に伴い、空集合・空写像の概念が重要視されつつあることをふまえ、付録の最終節として、空集合の扱いについての解説を掲載した。
【主要目次】1.集合と写像 2.集合の濃度 3.ツォルンの補題とその応用 4.ユークリッド空間から距離空間へ 5.位相空間 6.分離公理・連結性・コンパクト性 7.距離空間の完備性
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グリーン関数
大阪大学名誉教授 亀高惟倫・
津田塾大学教授 永井 敦・
東京都立産業技術高等専門学校准教授 山岸弘幸 共著
A5判/200頁/定価3850円(本体3500円+税10%)/2022年11月発行
ISBN 978-4-7853-1597-9
微分方程式の境界値問題の中心をなし、応用上も重要なグリーン関数について、大学1、2年生の微分積分学の知識を前提に解説する。
本書では、簡単かつ重要な問題に限定し、グリーン関数の具体的な構成法を述べる。第1章では $2$ 階常微分方程式の境界値問題である糸のたわみ問題、第2章では $4$ 階常微分方程式の境界値問題である棒のたわみ問題、第3章では $2M$ 階単純型常微分方程式の境界値問題を記述する。第4章では $2$ 階差分方程式の境界値問題である離散糸のたわみ問題、第5章では $2M$ 階単純型差分方程式の周期境界値問題、第6章では正多面体や $\rm{C}60$ フラーレンのたわみ問題を扱う。最後の第7章においては $N$ 次元ユークリッド空間全体での高階楕円型偏微分方程式のグリーン関数について述べる。
【主要目次】1.糸のたわみ問題 2.棒のたわみ問題 3.$(-1)^{M}(d/dx)^{2M}$ の周期境界値問題 4.離散糸のたわみ問題 5.$2M$ 階差分作用素の周期境界値問題 6.多面体上の離散ソボレフ不等式 7.$2M$ 階偏微分方程式
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力学(新装版)
東京工業大学名誉教授 原島 鮮 著
A5判/416頁/定価3300円(本体3000円+税10%)/2022年11月発行
ISBN 978-4-7853-2275-5
初版刊行の1958年以来、多くの大学で教科書として採用されるなど、読者から圧倒的な支持を受け続けている、超ロングセラーの教科書・参考書である。
運動の法則の基礎については特に手厚く記述し、加えて解析力学についてはよりいっそうの注意を払いながら展開していく。著者一流の懇切、ていねいな記述は、はじめて力学を学ぶひとにとって大きな助けとなるだろう。
このたびの「新装版」ではレイアウトを見直すなど、さらなる読みやすさへの工夫をほどこし、学習を始める際に読者が感じるハードルの高さをすこしでも低くするよう意を砕いた。
なお姉妹書として、本書の内容を二分冊にまとめなおした『力学(I)(新装版)』と『力学(II)(新装版)』がある。
【主要目次】1.ベクトル 速度 加速度 2.運動の法則 3.簡単な運動 4.運動方程式の変換 5.力学的エネルギー 面積の原理 6.単振り子の運動と惑星の運動 7.非慣性系に相対的な運動 8.質点系の運動量と角運動量 9.剛体のつりあいと運動 10.仮想変位の原理 11.ダランベールの原理 12.ハミルトンの原理とモーペルチューイの最小作用の原理 13.ラグランジュの運動方程式 14.ハミルトンの正準方程式 15.正準変換
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物理学レクチャーコース 電磁気学入門
東京大学物性研究所准教授 加藤岳生 著
A5判/240頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2022年11月発行
ISBN 978-4-7853-2411-7
★ 新シリーズ 刊行第二弾! ★
物理学の教育・学びの双方に役立つ21世紀の新たなガイドとなることを目指し、多様化する“大学の講義と学生のニーズ”に応えるものとして刊行された、『物理学レクチャーコース』の一冊である。
本シリーズでは、講義する先生の目線で内容を吟味する編集委員に加え、国立科学博物館認定サイエンスコミュニケーターの須貝駿貴さんと予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」講師のヨビノリたくみさんに編集サポーターとして加わっていただき、学習する読者の目線で、テキストの内容がよりわかりやすく、より魅力的なものになるように内容を吟味していただいたことも、大きな特徴の一つとなっている。
本書は、理工系学部1年生向けの半期タイプの入門的な講義に対応したもので、わかりやすさとユーモアを交えた解説で定評のある著者によるテキストである。
本書では、「クーロンの法則から始めて、マクスウェル方程式の導出に至る」という構成を採用した。その一方で、「電磁気学を学びながら、そこに登場する数学をその都度学ぶという構成にすると、どこまでが物理学で、どこまでが数学なのか初学者は混乱してしまうことが多い」という著者の長年の講義経験に基づき、本書の最初の2つの章で「電磁気学に必要な数学」を解説した。これにより、電磁気学と並行して、必要に応じて数学を学べる(講義できる)構成になっていることが本書の大きな特徴となっている。
【主要目次】 電磁気学を理解するための大事な一歩 A.スカラー場とベクトル場の微分 〜全微分,grad,div,rot〜 B.ベクトル場の積分 〜線積分,面積分,体積積分〜 電磁気学入門 1.静電場(I)〜電場と電位〜 2.静電場(II)〜導体とコンデンサー〜 3.電流 4.静磁場 5.電磁誘導 6.マクスウェル方程式
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マクスウェル方程式で学ぶ 電磁気学入門
栄東高等学校教員 竹川 敦 著
A5判/202頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2022年11月発行
ISBN 978-4-7853-2276-2
本書は、『マクスウェル方程式から始める 電磁気学』の共著者の一人である著者が、同書よりも敷居を低くし、“マクスウェル方程式から始める”スタイルでの電磁気学を初めて学ぶ方々に向けて、わかりやすさを重視して、その本質となる初歩的な内容に絞って丁寧に解説したものである。
また、予備知識がなくても読み進めることができるように、必要となる大学レベルの数学まで含めてやさしく解説した。なお、本書で解説しきれていない項目については、『マクスウェル方程式から始める 電磁気学』や、「サポート情報」コーナーに「補足事項」を用意した。
【主要目次】 Prologue −電磁気学に必要な数学− P1.電磁気学に必要な数学(1) P2.電磁気学に必要な数学(2) Chapter −電磁気学− 1. マクスウェル方程式 2. 一般的な導出事項 3. 静電気(1) 4. 静電気(2) 5. 静磁気(1) 6. 静磁気(2) Appendix −問題形式による本文の補足−
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ステップアップ 大学の総合化学(改訂版)
名古屋工業大学名誉教授 齋藤勝裕 著
B5判/160頁/2色刷/定価2420円(本体2200円+税10%)/2022年11月発行
ISBN 978-4-7853-3522-9
課題設定→学習→達成度確認→新たな課題設定→… というJABEE(日本技術者教育認定制度)の認可規準に沿いながら、高校で化学を履修していない学生や文科系の学生でも理解を深めていけるように記述された一般化学の入門的な教科書として2008年に刊行され定評を得た教科書の改訂版。
各章冒頭にその章で学ぶことを明示し、また章末にはまとめと多数の演習問題を配して達成度を確認できるようになっている。随所におり込まれた「発展学習」課題に自ら取り組むことにより、化学に対する理解をさらに深めることができる。
今回の改訂では、刊行以来読者から寄せられたご意見を参考に各章の内容をアップデートし、演習問題やコラムを増量するなど教科書としての使い勝手をよりよくした。とくに第V部(生命化学、環境化学)では近年のトピックスをふまえ大幅に加筆・改訂し、最新の化学を学ぶにふさわしい内容となっている。
【主要目次】序章 化学で学ぶこと 第I部 原子構造と結合 1.原子構造と電子配置 2.化学結合と分子構造 3.元素の性質と反応 第II部 物質の状態と性質 4.物質の状態 5.溶液の性質 第III部 化学反応とエネルギー 6.化学反応の速度 7.化学反応とエネルギー 8.酸化反応・還元反応 第IV部 有機分子の性質と反応 9.炭化水素の構造と性質 10.有機化合物の性質と反応 11.高分子化合物の構造と性質 第V部 生命と化学 12.生命と化学反応 13.環境と化学物質
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コ・メディカル化学(改訂版) −医療・看護系のための基礎化学−
名古屋工業大学名誉教授 齋藤勝裕・
東京医科大学名誉教授 荒井貞夫・
北海学園大学教授 久保勘二 共著
B5判/164頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2022年11月発行
ISBN 978-4-7853-3524-3
医療・バイオ系技術者や看護師を目指す大学・短大・専門学校生を対象とした半期用教科書として2013年に刊行され、定評を得た教科書の改訂版。高校化学の内容を前提としない基礎的な化学入門から、有機反応や生体物質、および医療現場で必須となる濃度の知識などもきわめて平易に解説している。
今回の改訂では、刊行以来読者から寄せられたご意見を参考に近年の化学のトピックスもふまえて各章の内容をアップデートし、演習問題やコラムを増量するなど教科書としての使い勝手をよりよくした。2022年度から実施されている高等学校新学習指導要領に基づく用語の変更などにも対応している。
【主要目次】 第I部 基礎化学 1.原子の構造と放射能 2.原子の電子構造 3.周期表と元素 4.化学結合と分子 5.物質の量と状態 6.溶液の化学 7.酸・塩基と酸化・還元 第II部 有機化学 8.有機化合物の構造 9.異性体と立体化学 10.有機化学反応 11.高分子化合物 12.糖類と脂質 13.アミノ酸とタンパク質 14.核酸 −DNAとRNA−
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実践SEMセミナー −走査電子顕微鏡を使いこなす−
元 日本電子株式会社 鈴木俊明・
東京電機大学教授 本橋光也 共著
B5変形判/172頁/定価3300円(本体3000円+税10%)/2022年11月
ISBN 978-4-7853-3526-7
SEM(走査電子顕微鏡)は多くの研究機関や企業、大学、工業高校などに導入されており、一通り操作手順を覚えれば、比較的簡単に画像を得ることができよう。しかし実際は、観察する材料の種類や状態によって撮影条件を細かく設定することが可能で、またそうしなければ本当に観察したい実像は得られないことも多いのである。
本書は、SEMの開発にかかわり撮影指導をしてきた著者が、数多の失敗も含めた長年の蓄積を元に、どうすれば目的に適う画像が得られるのか、そのコツを豊富な具体例とともに伝授する画期的な書籍である。鉱物から金属材料、生体材料まで、SEMを使い始めた人や、ある程度慣れてはきたがいま一つ自信が持てない人、指導する立場でより確かなノウハウを身につけたい人も、本書を手にワンランク上のSEMユーザーを目指そう!
【主要目次】1.SEMってどんな装置? 2.SEMの構成と操作のポイント 3.元素分析の基本とポイント 4.試料作製の基本とポイント 5.もっとSEMを使いこなすために
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2022年 10月の新刊
物理学レクチャーコース 力 学
東京理科大学教授 山本貴博 著
A5判/298頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/2022年10月発行
ISBN 978-4-7853-2409-4
★ 新シリーズ 刊行第一弾! ★
物理学の教育・学びの双方に役立つ21世紀の新たなガイドとなることを目指し、多様化する“大学の講義と学生のニーズ”に応えるものとして刊行された、『物理学レクチャーコース』の一冊である。
本シリーズでは、講義する先生の目線で内容を吟味する編集委員に加え、国立科学博物館認定サイエンスコミュニケーターの須貝駿貴さんと予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」講師のヨビノリたくみさんに編集サポーターとして加わっていただき、学習する読者の目線で、テキストの内容がよりわかりやすく、より魅力的なものになるように内容を吟味していただいたことも、大きな特徴の一つとなっている。
本書は、物理学科向けの通年タイプの講義に対応したもので、取り扱った内容は、ところどころ発展的な内容も含んではいるが、大学で学ぶ力学の標準的な内容となっている。したがって、本文中に登場する数式を1つ1つ丁寧に追いかけ、Exercise・Training、さらにはPracticeを活用しながら本書で力学を学び終えれば、「大学レベルの力学は身に付けた」と自信をもてる内容となっている。
【主要目次】1.位置ベクトルと様々な座標 2.質点の運動学 3.質点の力学 〜ニュートンの運動の3法則〜 4.様々な力 5.質点の様々な運動(I)〜自由落下と抵抗のある落下運動〜 6.質点の様々な運動(II)〜振動現象〜 7.力学的エネルギーとその保存則 8.角運動量とその保存則 9.中心力のもとでの質点の運動 10.非慣性系での質点の運動 11.質点系の力学 12.剛体の力学
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物理学レクチャーコース 物理数学
東京理科大学准教授 橋爪洋一郎 著
A5判/354頁/定価3630円(本体3300円+税10%)/2022年10月発行
ISBN 978-4-7853-2410-0
★ 新シリーズ 刊行第一弾! ★
物理学の教育・学びの双方に役立つ21世紀の新たなガイドとなることを目指し、多様化する“大学の講義と学生のニーズ”に応えるものとして刊行された、『物理学レクチャーコース』の一冊である。
本シリーズでは、講義する先生の目線で内容を吟味する編集委員に加え、国立科学博物館認定サイエンスコミュニケーターの須貝駿貴さんと予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」講師のヨビノリたくみさんに編集サポーターとして加わっていただき、学習する読者の目線で、テキストの内容がよりわかりやすく、より魅力的なものになるように内容を吟味していただいたことも、大きな特徴の一つとなっている。
本書は、物理学科向けの通年タイプの講義に対応したもので、数学に振り回されずに物理学の学習を進められるようになることを目指し、学んでいく中で読者が疑問に思うこと、躓きやすいポイントを懇切丁寧に解説している。また、物理学系の学生にも人工知能についての関心が高まってきていることから、最後の章として「確率の基本」を設けた。
本書で習得した物理数学を使って本シリーズ全体にチャレンジし、物理学の魅力を少しでも体験していただければ嬉しい限りである。
【主要目次】0.数学の基本事項 1.微分法と級数展開 2.座標変換と多変数関数の微分積分 3.微分方程式の解法 4.ベクトルと行列 5.ベクトル解析 6.複素関数の基礎 7.積分変換の基礎 〜デルタ関数・フーリエ変換・ラプラス変換〜 8.確率の基本
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高校生にもわかる 物理化学 −量子化学と化学熱力学−
東京農工大学名誉教授 中田宗隆・
逗子開成中学校・高等学校教諭 岩井秀人 共著
A5判/224頁/定価2530円(本体2300円+税10%)/2022年10月発行
ISBN 978-4-7853-3525-0
物理化学は抽象的でわかりづらい。しかも高校で教わる内容と大学で教わる内容にギャップがある。そのうえ、大学で教わって初めて理解できるようなことがらが、高校教科書にもどんどん入ってきている。どうしたら克服できるのか。
長年にわたり大学で物理化学を教えてきた大学教員と、高校生にどうやって物理化学を理解させるか日々工夫を凝らす高校教員のコラボにより、「高校生の疑問に、大学で教える内容で、高校生にも理解できる」まったく新しい教科書が誕生した。化学を深く探究したい高校生、授業についていけない大学生、新課程の内容を整理・復習したい高校教員に、強く推薦したい。
【主要目次】I.量子論の必要性 II.原子の波動関数 III.電子の角運動量 IV.分子の波動関数 V.物質の分子運動 VI.物質の熱平衡 VII.物質の相平衡 VIII.物質の化学平衡
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発生生物学 −基礎から再生医療への応用まで−
東京大学教授 道上達男 著
A5判/196頁/3色刷/定価3630円(本体3300円+税10%)/2022年10月発行
ISBN 978-4-7853-5874-7
単純な形の卵がどのように成体の複雑な形を作り出すのか。そのしくみを知ることが発生生物学のすべてである。アリストテレス以来2400年以上の時間を経て、その理解は大いに深まった。とはいえ、まだ人間は生物個体を(少なくとも動物は)自らの手で一から作り出すには至っていない。
一方、個体全体ではなくその一部を作り出したいという要望は、不具合が生じた自身のパーツを修理するという観点から日に日に高まっている。特に、21世紀に入り幹細胞の研究が目覚ましく進展する中で、臓器再生とそれを利用した再生医療は現実のものとなってきている。
この本を読んで、発生を研究する研究者、そして、発生生物学を正しく理解した上で幹細胞研究に挑戦する研究者が増えることを期待したい。
【主要目次】1.発生生物学の基礎と応用:総論 2.体を作るとは:発生生物学の諸概念 3.発生生物学を理解するための基礎知識 4.発生生物学を研究するための諸技術 5.無脊椎動物の発生:ショウジョウバエを例に 6.体軸決定と三胚葉形成 7.神経誘導:脳と神経のはじまり 8.細胞の再配置:形態形成運動 9.器官形成:体のパーツはどうやってできる? 10.細胞分化と幹細胞、そして再生 11.再生医療:発生生物学の応用
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2022年 9月の新刊
コア講義 生物学(改訂版)
元 千葉大学教授 田村隆明 著
A5判/208頁/3色刷/定価2530円(本体2300円+税10%)/2022年9月発行
ISBN 978-4-7853-5245-5
生物学のエッセンスを網羅し、これからの生命科学や応用技術分野へとつなげる基礎力を養うための教科書。
明快な文章と独自の工夫を凝らした3色刷の図で、オーソドックスな生物学を個体レベル、ミクロ、そしてマクロの三面から幅広く解説。さらに、それらが現代の生命科学でどう発展しているのかを、随所に配置したコラムや発展学習でサポートする。各章末には演習問題と解答のヒントを用意した。
改訂版では、ゲノム編集や核酸ワクチンなどの話題を最終章に入れるなど、各章に新規の話題を盛り込み、内容を一新した。また、全体をより正確で読みやすい記述に改めるとともに、一歩深く学習できるように重要語句に英単語を付けた。
良い意味で「分かった気」になれる、生物学の基礎固めに最適の一冊。
【主要目次】1.生物の種類 2.遺伝と遺伝子 3.細胞とそこに含まれる物質 4.生命を支える化学反応 5.DNA複製と細胞の増殖 6.DNAにある遺伝情報を取り出す:遺伝子発現 7.次世代個体を誕生させる:生殖と発生・分化 8.動物の器官 9.多細胞生物個体の統御 10.外敵の侵入とその防御 11.植物の生き方 12.生物の集団と生き方 13.生物の進化 14.バイオ技術
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2022年 6月の新刊
基礎物理学選書 5A 量子力学(I)(新装版)
東京大学名誉教授・山梨大学名誉教授 小出昭一郎 著
A5判/288頁/定価3080円(本体2800円+税10%)/2022年6月発行
ISBN 978-4-7853-2142-0
同一著者による『基礎物理学選書2 量子論』から一歩進み、本格的に量子力学を学ぶために書かれた書。初学者でも読み通せるように、特殊関数を使い慣れないと理解しにくい記述は避け、計算もできるだけ具体的な例をとって式の変形なども省略せずに記した。本書『量子力学(I)』では主に1個の粒子の場合を、姉妹書『量子力学(II)』では主に多粒子系の場合を扱った。
新装版ではレイアウトやデザインを見直し、誤植や用語の不統一の修正を行った。
【主要目次】1.量子力学の誕生 2.1粒子の波動関数 3.波動関数と物理量 4.中心力場内の粒子 5.粒子の散乱 6.行列と状態ベクトル 7.摂動論と変分法 8.電子のスピン
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基礎物理学選書 5B 量子力学(II)(新装版)
東京大学名誉教授・山梨大学名誉教授 小出昭一郎 著
A5判/226頁/定価3080円(本体2800円+税10%)/2022年6月発行
ISBN 978-4-7853-2143-7
同一著者による『基礎物理学選書2 量子論』から一歩進み、本格的に量子力学を学ぶために書かれた書。初学者でも読み通せるように、特殊関数を使い慣れないと理解しにくい記述は避け、計算もできるだけ具体的な例をとって式の変形なども省略せずに記した。
主に1個の粒子の場合を扱った姉妹書『量子力学(I)』に引き続き、本書では主に多粒子系の場合を扱った。読者が量子力学の本質を見失わないように、なるべく波動関数の具体的な形に立ち戻って考えることから出発するように心がけた。
新装版では、『量子力学(I)』と同様に、レイアウトやデザインを見直し、誤植や用語の不統一の修正を行った。
【主要目次】9.多粒子系の波動関数 10.原子と角運動量 11.数表示と第二量子化 12.相対論的電子論 13.光子とその放出・吸収
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有機化学のための 量子化学計算入門
−Gaussianの基本と有効利用のヒント−
東京都立大学准教授 西長 亨・
HPCシステムズ株式会社 計算化学シニアエキスパート 本田 康 共著
B5判/224頁/2色刷/定価3850円(本体3500円+税10%)/2022年6月発行
ISBN 978-4-7853-3523-6
量子化学計算に興味はあってもどうすればいいのかわからない、有機系をはじめとするすべての実験化学者のための「習うより慣れろ」的実践マニュアル。
初学者でも無理なく最初のハードルを越えられるよう、計算を始めるための環境整備から、計算ソフトGaussianの基本と特性、実際の使い方から困ったときの対処法まで、具体的な応用例を示しながら丁寧に解説する。
【主要目次】1.量子化学計算で何ができるか? 2.計算実行のための環境づくり 3.計算手法と基底関数 4.Gaussianの基本的な使い方 5.構造最適化 6.分子軌道 7.基底状態の物性 8.化学反応メカニズム 9.開殻系の取り扱い 10.励起状態の物性 11.計算を有効活用するためのヒント
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ゲノム編集と医学・医療への応用
広島大学教授 山本 卓 編
A5判/200頁/4色刷/定価3520円(本体3200円+税10%)/2022年6月発行
ISBN 978-4-7853-5873-0
2020年に、ノーベル化学賞を受賞したことで注目を集める「ゲノム編集」。とくに医学研究や治療の分野におけるこの技術の開発スピードは目を見張るものがあり、臨床試験の段階に入る研究も複数存在し、すでに大きな効果をあげつつある治療もある。一方、ゲノム編集ツールの高額な使用料や特許の複雑性など、解決しなければならない多くの課題にも直面している。
本書は、ライフサイエンス研究と医学研究に興味をもつ学部学生や大学院生を主な対象に、ゲノム編集の基礎から医学分野での応用や医療の現状、そして「ゲノム編集」を取り巻く倫理問題とその世界的な動向を、第一線の研究者がわかりやすく解説した、国内初の書籍である。
【主要目次】1.ゲノム編集で利用されるツールと技術 2.ゲノム編集による培養細胞や動物での疾患モデル化 3.ゲノム編集を用いた細胞治療 4.ゲノム編集による治療の実際 5.ゲノム編集の安全性 6.ヒトゲノム編集の倫理的課題とガバナンス強化に向けて
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2022年 2月の新刊
数学のとびら 解析入門
東京工業大学教授 柳田英二 著
A5判/260頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/2022年2月発行
ISBN 978-4-7853-1208-4
「初等的な微分積分」から「本格的な解析学」へ
大学初年次の全学教育で習う微積分・線形代数、集合論の初歩を学んだ学生向けの、本格的な解析学への入門書。
本書の特色は、「変動」という視点をより明確に意識することによって、解析学の基礎をまとめ直している点にある。これにより、初等的な微積分学から本格的な解析学へと自然な形でつなげ、解析学に特有の細かい議論を直感的に理解できるように理論を展開している。
厳密に扱うべき事項については、既知と思われるものでもきちんと定義し直し、繰り返しを避ける場合を除いてすべての定理に厳密な証明を与えた。証明が長くなる場合には、いくつかのステップに分け、その流れがわかりやすくなるよう工夫している。
理論的な理解を深めるため、多くの例題・演習問題を用意し、巻末にそのすべての解答を掲載。これから数学・解析学の専門的な知識を学びたいかたに好適な一冊。
【主要目次】1.実数 2.数列と級数 3.関数の極限と連続性 4.一変数関数の微分と積分 5.関数列と関数項級数 6.多変数関数の微分 7.多変数関数の積分
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数学のとびら ルベーグ積分と測度
名古屋大学名誉教授 山上 滋 著
A5判/296頁/定価3300円(本体3000円+税10%)/2022年2月発行
ISBN 978-4-7853-1209-1
“もうひとつのルベーグ積分論”
測度論を経由せず、積分を線型汎関数として捉えるというアプローチで記述された、これまでのルベーグ積分とは異なる画期的な入門書。これによって、論理的な先送りがなく、ルベーグ積分の主要結果に早い段階でたどり着くことができるようになっている。一方で、「測度」という重要な概念を軽視するものではなく、測度と積分が表裏一体であるという立場にもとづき、どのようにお互いを規定し合うのかに迫る。
問題の解説に40頁以上の紙幅を割いており、独習の便も十分に計られている。測度論に苦手意識を感じるかた、逆に解析学の腕に覚えのあるかた、どちらにも手にとってほしい、もうひとつのルベーグ積分論。
【主要目次】1.連続関数とリーマン積分 2.ダニエル積分 3.積分と測度 4.くり返し積分 5.$L^p$ 空間 6.密度定理と双対性 7.単調族と可測性 8.ラドン測度 付録A.集合の言葉など 付録B.位相空間あれこれ
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