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生物科学概論
元 大阪大学助教授 理博 湯淺精二 著
Ａ５判／180頁／定価2530円（本体2300円＋税10％）／1986年6月発行
ISBN 978-4-7853-5018-5（旧ISBN 4-7853-5018-0）
C3045
本書では、全体を「I．人間・環境」「II．図でみる現代生物学」「III．現代科学と生命観」の３部構成とし、I部では人間の問題を中心に、II部では自己再生産とエネルギー代謝を中心に解説した。III部では生命観の確立に役立つように、日ごろの講義内容をまとめた。なお各部・各章はどこからでも学習できるように、独立・完結型に記載した。
I．人間・環境
1．ヒトの性と遺伝
2．ヒトのホメオスタシス
3．ヒトと環境
4．生命の起源からヒトの誕生
II．図でみる現代生物学
5．生体を構成する物質
6．自己再生産系（分子レベル）
7．エネルギー生産系
8．ウイルス，生命の単位，進化
9．認識
III．現代科学と生命観
10．生命の見方と感じ方
まえがき
I．人間・環境
1．ヒトの性と遺伝
1.1 染色体
1.2 体細胞分裂と減数分裂
1.3 受精
1.4 体内受精と体外受精
1.5 ヒトの遺伝子の操作
2．ヒトのホメオスタシス
2.1 食物の分解と利用
2.2 酸素の供給
2.3 ＡＴＰ合成
2.4 ＡＴＰの利用
2.5 排泄
2.6 神経とホルモンによるホメオスタシスの維持
2.7 ヒトの健康
3．ヒトと環境
3.1 生物界のヒエラルキー
3.2 食物連鎖と生態系のつくり
3.3 生態系のエネルギーの流れ
3.4 植物群落を中心にした生態系のでき方
3.5 ヒトと環境
3.6 環境の破壊と汚染
3.7 食物連鎖による物質の濃縮
4．生命の起源からヒトの誕生
4.1 宇宙と生命
4.2 生命の起源
4.3 生物の進化
4.4 人類の誕生
II．図でみる現代生物学
5．生体を構成する物質
5.1 アミノ酸
5.2 アミノ酸の光学異性体
5.3 タンパク質
5.4 核酸
5.5 糖
5.6 脂質の生成と分解
5.7 ビタミン
6．自己再生産系（分子レベル）
6.1 ＤＮＡの複製
6.2 ＤＮＡの転写
6.3 真核生物ＤＮＡの転写
6.4 遺伝暗号（コドン）
6.5 タンパク質合成
6.6 タンパク質合成の場での抗生物質の働き
6.7 ＤＮＡ情報伝達の制御
6.8 突然変異
6.9 ＤＮＡ情報発現にかかわる阻害物質（まとめ）
6.10 癌の化学療法に用いる抗生物質の例
6.11 遺伝子操作
7．エネルギー生産系
7.1 生体中のエネルギー（ＡＴＰ）生産と消費のモデル
7.2 物質の分解と合成
7.3 回答系とＴＣＡ回路
7.4 ＡＴＰ生産系
7.5 エネルギー化合物の分解のまとめ
7.6 電子伝達系
7.7 アミノ酸の分解と尿素回路
7.8 光合成（明反応）
7.9 光合成（暗反応）
7.10 カルビン回路におけるＣＯ2固定の仕方
7.11 酸化的リン酸化と光リン酸化の比較
8．ウイルス，生命の単位，進化
8.1 大きさの単位
8.2 ウイルス
8.3 生命の基本単位
8.4 細胞膜（流動モデル）
8.5 生物のゲノムの大きさ
8.6 生物進化の跡づけ
9．認識
9.1 酵素の作用
9.2 免疫のしくみ
9.3 ウイルス誘発癌
III．現代科学と生命観
10．生命の見方と感じ方
10.1 生物と環境
10.2 生物の属性
10.3 生命とは
10.4 現代科学とヒト
10.5 人類発展のために
索引
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湯淺 精二
ゆあさ せいじ
1938年 岡山県に生まれる。大阪大学大学院博士課程修了。大阪大学助手・助教授などを歴任。主な著書・訳書に『生命150億年の旅』（新日本出版社）、エフレイノバ著『コアセルベート』（共訳、共立出版）などがある。
（情報は初版刊行時のものから一部修正しております）
コア講義 生物学
（改訂版）
新版 生物学と人間
基礎からスター
大学の生物学
新しい教養のための
生物学
ベーシック生物学
（増補改訂版）
理工系のための
生物学（改訂版）
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