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新しい教養のための 生物学(改訂版)
New Basic Biology −revised edition−
東京大学名誉教授 理博 赤坂甲治 著
B5判/176頁/3色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2023年11月15日発行
ISBN 978-4-7853-5246-2
C3045
本書は2017年の初版刊行以来、幸いにも多くの大学などで教科書として採用されてきた。
2023年の改訂版では、次世代シーケンサーや、再生医療で活躍する間葉系幹細胞など、めざましく進歩するバイオテクノロジーを随所に記載した。また、呼吸と光合成、免疫、神経の興奮伝達、生物多様性、進化のしくみの内容を充実させた。
本書の内容をより深く理解できるように、著者による講義動画をYouTubeで公開した(下記参照)。
そのため、アクティブ・ラーニングや反転授業に最適な教科書となっている。
本書で学んだ生物学の基本概念を、健康で平和で豊かで持続的な人間社会を築くために役立てていただきたい。
自習用講義動画(YouTube等)
◎ 著者による自習用の講義動画リスト(49本の動画)(商用利用を禁じます)
◎ その他、本書で紹介した動画サイト
p.13 ミオシン (Eva Amsen:easternblot.net)
p.14 細胞 (Nucleus Medical Media:YouTube)
p.18 原核生物 (Bozeman Science:YouTube)
p.28 ATP合成酵素 (Graham Johnson:YouTube)
p.41 細胞膜 (Bozeman Science:YouTube)
p.43 動き回る白血球 (Andres Trevino:YouTube)
p.45 細胞内輸送 (DvonWangenheim:YouTube)
p.49 DNAの複製 (CoolScienceVideos:YouTube)
p.53 DNAの構造 (ppornelubio:YouTube)
(視聴に関わるインターネット通信費用はお客様のご負担となります)
サポート情報
◎ 教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました. ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます.
◎ はじめに (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
◎ 左倉 和喜 博士による書評 (日本動物学会のサイト)
◎ 旧版(2017年発行)の紹介ページ
『生物学』を、より深く
1.生体を構成する物質
2.タンパク質の立体構造と機能
3.細胞の構造
4.酵素
5.代謝
6.さまざまな生命活動にかかわるタンパク質
7.細胞分裂と細胞周期
8.遺伝子
9.遺伝子操作
10.生殖
11.発生
12.恒常性
13.環境応答
14.生命を支える地球環境
15.生物の系統分類と進化
はじめに (pdfファイル)
1.生体を構成する物質
1.1 生物の定義
1.2 生物の階層性
1.3 生体を構成する元素
1.4 化学進化
1.5 生体を構成する分子
1.5.1 水
1.5.2 タンパク質
1.5.3 脂質
1.5.4 糖質
1.5.5 核酸
1.5.6 無機物
2.タンパク質の立体構造と機能
2.1 遺伝子が指定するタンパク質の立体構造
2.2 タンパク質の立体構造が形成されるしくみ
2.3 タンパク質は複数の特定の立体構造をとる
3.細胞の構造
3.1 真核細胞
3.1.1 核
3.1.2 ミトコンドリア
3.1.3 リボソームと小胞体
3.1.4 ゴルジ体
3.1.5 リソソーム
3.1.6 中心体
3.1.7 葉緑体
3.1.8 液胞
3.2 原核細胞
4.酵素
4.1 活性化エネルギー
4.2 酵素の基質特異性
4.3 酵素の性質
4.3.1 温度と酵素活性
4.3.2 pH と酵素活性
4.3.3 酵素反応の調節
4.3.4 補酵素
4.3.5 共役反応
5.代謝
5.1 エネルギー通貨ATP
5.2 呼吸
5.2.1 解糖系
5.2.2 クエン酸回路
5.2.3 電子伝達系
5.2.4 脂肪とタンパク質のエネルギーの利用
5.3 発酵
5.3.1 乳酸発酵
5.3.2 アルコール発酵
5.4 光合成
5.4.1 葉緑体と光合成色素
5.4.2 光エネルギーを利用したATPとNADPHの合成
5.4.3 ATPのエネルギーとNADPHを利用した有機物の合成
5.4.4 有機物の輸送とデンプンの合成
5.4.5 シアノバクテリア
5.5 窒素同化
5.5.1 植物の窒素同化
5.5.2 窒素固定
6.さまざまな生命活動にかかわるタンパク質
6.1 生体膜の構造と性質
6.1.1 細胞膜と物質の出入り
6.1.2 チャネルの開閉の調節
6.1.3 エキソサイトーシスとエンドサイトーシス
6.2 細胞骨格
6.2.1 アクチンフィラメント
6.2.2 微小管
6.2.3 中間径フィラメント
6.3 モータータンパク質
6.4 細胞接着
6.4.1 細胞選別にかかわるカドヘリン
6.4.2 細胞と細胞の接着
7.細胞分裂と細胞周期
7.1 細胞周期とDNAの分配
7.2 体細胞分裂の過程
7.3 チェックポイント
8.遺伝子
8.1 DNAの構造
8.2 遺伝子とゲノム
8.3 DNAの複製
8.3.1 DNAポリメラーゼ
8.3.2 プライマー
8.4 遺伝情報の発現
8.4.1 転写
8.4.2 RNAの転写後修飾
8.4.3 コドン
8.4.4 tRNA
8.4.5 翻訳
8.4.6 タンパク質の行き先
8.4.7 転写調節
8.4.8 細胞分化と転写調節
8.5 クロマチンレベルでの転写調節
9.遺伝子操作
9.1 遺伝子のクローニング
9.1.1 制限酵素
9.1.2 ベクター
9.1.3 PCR
9.2 遺伝情報の解析
9.2.1 ゲル電気泳動
9.2.2 シーケンス反応
9.2.3 次世代シーケンサー
9.3 遺伝子導入
9.3.1 遺伝子導入法
9.3.2 リポーター遺伝子
9.4 タンパク質の人工合成
9.5 ゲノム編集技術
10.生 殖
10.1 無性生殖
10.2 有性生殖
10.2.1 遺伝の法則
10.2.2 動物の配偶子形成
10.2.3 減数分裂
10.2.4 連鎖と乗換え
11.発 生
11.1 精子と卵
11.2 受精
11.3 胚葉の形成
11.3.1 ウニの初期発生
11.3.2 カエルの初期発生
11.3.3 哺乳類の初期発生
11.4 細胞分化のしくみ
11.4.1 非対称細胞分裂と対称細胞分裂
11.4.2 誘導
11.4.3 モルフォゲンの勾配
11.4.4 細胞内シグナル伝達系
11.5 Hoxクラスター
11.6 植物のホメオティック遺伝子
11.7 発生工学と再生医療
11.7.1 幹細胞
11.7.2 クローン個体
11.7.3 ES細胞
11.7.4 iPS細胞
12.恒常性
12.1 体液とその成分
12.1.1 血液のはたらき
12.1.2 血液の循環
12.1.3 血液凝固
12.2 肝臓のはたらきと体液の恒常性
12.3 腎臓のはたらきと体液の恒常性
12.4 体内環境の維持のしくみ
12.4.1 自律神経系
12.4.2 内分泌系
12.4.3 体温調節
12.4.4 血糖濃度の調節
12.5 生体防御
12.5.1 物理的化学的防御
12.5.2 自然免疫
12.5.3 獲得免疫にかかわるリンパ球
12.5.4 抗原提示
12.5.5 体液性免疫
12.5.6 細胞性免疫
12.5.7 免疫記憶
12.5.8 拒絶反応
12.5.9 免疫寛容
12.5.10 免疫にかかわる疾患
12.6 遺伝子の損傷と修復
12.6.1 変異原
12.6.2 突然変異の影響
12.6.3 除去修復
12.6.4 組換え修復
12.6.5 アポトーシス
12.6.6 がんと遺伝子
13.環境応答
13.1 動物の感覚の受容と応答
13.2 視覚
13.3 ニューロンによる情報伝達のしくみ
13.2.1 ニューロンの構造
13.2.2 ニューロンの興奮
13.2.3 興奮の伝導
12.3.4 閾値と刺激の強さの情報
13.2.5 シナプスを介した興奮の伝達
13.3 中枢神経系
13.3.1 脳
13.3.2 脊髄
13.3.3 学習
13.4 神経系による骨格筋の運動調節
13.4.1 骨格筋の構造
13.4.2 筋収縮のしくみ
13.4.3 運動ニューロンの刺激による筋収縮
13.5 植物の環境応答
13.5.1 屈性
13.5.2 花芽形成の調節
13.5.3 休眠
13.5.4 発芽
14.生命を支える地球環境
14.1 環境と生態
14.1.1 植生に影響を及ぼす光の強さ
14.1.2 遷移
14.2 生態系
14.2.1 生産者と消費者
14.2.2 物質循環とエネルギーの流れ
14.3 個体間の相互作用
14.3.1 個体群内の相互作用
14.3.2 異なる種間の相互作用
14.4 人間の活動による環境への影響
14.4.1 富栄養化
14.4.2 生物濃縮
14.4.3 温室効果
14.5 生物多様性
14.5.1 生物多様性の段階
14.5.2 生物多様性に影響を与える要因
14.5.3 外来生物の移入
14.5.4 絶滅
14.5.5 生物多様性の保全
15.生物の系統分類と進化
15.1 生命の誕生
15.2 真核生物の誕生
15.3 分類の階層
15.4 変位と進化
15.5 種分化
15.6 遺伝的変異と表現型の変化
参考書
索引 (pdfファイル)
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赤坂 甲治
あかさか こうじ
1951年 東京都に生まれる。静岡大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。東京大学助手、広島大学助教授・教授、東京大学教授・三崎臨海実験所所長などを歴任。主な著書・訳書に『生物学』(共著、東京化学同人)、カーシュナー&ゲルハルト著『ダーウィンのジレンマを解く』(監訳、みすず書房)、Wilt&Hake著『ウィルト発生生物学』(監訳、東京化学同人)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しております)
新版 生物学と人間
進化生物学
遺伝子科学
遺伝子操作の基本原理
ゲノムサイエンスのための 遺伝子科学入門
コア講義 生物学 (改訂版)
基礎からスタート 大学の生物学
ベーシック生物学 (増補改訂版)
理工系のための 生物学(改訂版)
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