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新版 生物学と人間
Biology for Human Being −new edition−
東京大学名誉教授 理博 赤坂甲治 編
東京大学名誉教授 理博 赤坂甲治・
京都大学名誉教授 Ph.D. 丹羽太貫・
広島大学名誉教授 理博 渡辺一雄 著
Ａ５判／228頁／２色刷／定価2530円（本体2300円＋税10％）／2010年10月発行
ISBN 978-4-7853-5221-9
C3045
最新の情報を交えながら、大学初学年生向けに生物学の感動をわかりやすく解説した定評のある教科書。人間を特別な存在としてではなく、宇宙、地球の中での生命体としてとらえ、環境や他の生物との関わり合いを考えていく。
2010年の改訂では、内容を一新し、とくに免疫と最近目覚ましい進歩を遂げた遺伝子とゲノム、発生、進化の解説を充実させた。また、理解を深めるために２色刷りにし、索引には英語の対訳を付けた。
サポート情報
◎ 教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました。（2017/3/8更新）
ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます。
◎ はじめに
◎ 索引 （ 以上 pdfファイル）
◎ 正誤表 （pdfファイル）
◎ 旧版の紹介ページ
1．生物は物質からできている
2．生命の基本構造
3．生命活動は化学反応
4．遺伝子
5．細胞から個体へ
6．遺伝子の損傷と修復
7．遺伝子操作
8．体の代謝の維持と活動の調節
9．生体防御
10．生物の多様性と進化
11．人間と環境
はじめに （pdfファイル）
1．生物は物質からできている
1･1 水 −生命の母−
1･2 糖質 −貯蔵物質・情報媒体−
1･3 脂質 −貯蔵物質・生体膜−
1･4 アミノ酸とタンパク質 −生命を操る分子−
1･5 核酸 −遺伝情報−
2．生命の基本構造
2･1 細胞膜 −外界との境界・窓口−
2･2 核 −遺伝情報の貯蔵庫−
2･3 小胞体
2･4 ゴルジ体
2･5 リソソーム
2･6 ミトコンドリア
3．生命活動は化学反応
3･1 酵素
3･2 食物からエネルギーを取り出すしくみ
3･3 太陽エネルギーが食物をつくり出す −光合成−
3･4 体を構成するための食物
4．遺伝子
4･1 遺伝子本体の発見の歴史
4･2 遺伝情報の複製
4･3 遺伝子の構成と発現
5．細胞から個体へ
5･1 細胞分裂とその調節
5･2 生殖細胞
5･3 細胞間相互作用
5･4 初期発生
5･5 体づくりの機構
5･6 細胞の組織化と分化
6．遺伝子の損傷と修復
6･1 遺伝子の損傷
6･2 遺伝子の修復
6･3 遺伝子の突然変異
6･4 遺伝子と健康
7．遺伝子操作
7･1 遺伝情報の編集
7･2 遺伝子の増幅
7･3 遺伝子のクローニング
7･4 塩基配列の決定
7･5 遺伝子導入
7･6 P C R
8．体の代謝の維持と活動の調節
8･1 体液の塩濃度の調節
8･2 体温の調節
8･3 血糖の調節
8･4 神経系
8･5 運動
9．生体防御
9･1 防御の基本戦略とその階層性
9･2 細胞・組織レベルの生体防御
9･3 免疫系による生体防御
9･4 獲得免疫の働き
9･5 生体防御と疾病
10．生物の多様性と進化
10･1 生物仲間の親戚関係
10･2 化石が語る進化
10･3 ヒトの発祥と進化
10･4 進化の原動力
10･5 ダーウィンのジレンマを解く発生生物学
11．人間と環境
11･1 食物連鎖と物質の循環
11･2 生態系
11･3 追いつめられた地球環境
参考書案内
索引
コラム タイトル一覧
牛乳でお腹をこわすのは？ 砂糖で虫歯になるのは？
タンパク質は変性すると白くなる
酸素利用に成功した原始ミトコンドリアと真核生物の進化
酵素活性中心を標的とする薬・タミフル
脂肪を消費すると水ができる
光合成に成功した原始葉緑体と植物の進化
光合成生物の功罪：活性酸素・酸素・CO2
生物が利用できる窒素は限られている
校正機能をもつDNA ポリメラーゼ
活躍する海洋生物：ウニと細胞分裂機構
活躍する海洋生物：ウニと細胞周期の機構
性を決めるのは遺伝子か環境か？
細胞分化の可塑性とクローン生物
細胞選別と自律的組織形成
再生医療に活躍する発生細胞工学
遺伝子の多型と病気・遺伝子診断・遺伝子治療
活躍する海洋生物：クラゲと目印タンパク質GFP
熱中症対策には塩と水が必要
活躍する海洋生物：イカと神経伝達機構
後天的につくられる神経ネットワーク
活躍する海洋生物：アメフラシと記憶のメカニズム
神経回路は試行錯誤でつくられる
活躍する海洋生物：ヒトデと白血球の食作用
遺伝子で規定されない形態形成 −タンパク質・細胞の自律性−
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赤坂 甲治
あかさか こうじ
1951年 東京都に生まれる。静岡大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。東京大学助手、広島大学助教授・教授、東京大学教授・三崎臨海実験所所長などを歴任。主な著書・訳書に『生物学』（共著、東京化学同人）、カーシュナー＆ゲルハルト著『ダーウィンのジレンマを解く』（監訳、みすず書房）、Wilt＆Hake著『ウィルト発生生物学』（監訳、東京化学同人）などがある。
丹羽 太貫
にわ おおつら
1943年 兵庫県に生まれる。京都大学理学部卒業、スタンフォード大学生物物理学科大学院修了。京都大学助手、広島大学助教授・教授、京都大学教授などを歴任。主な著書に『放射線基礎医学』（共編、金芳堂）などがある。
渡辺 一雄
わたなべ かずお
1943年 兵庫県に生まれる。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。大阪大学助手、鐘紡（株）鐘紡ガン研究所主任研究員、広島大学助教授・教授などを歴任。
（情報は初版刊行時のものから一部修正しています）
新しい教養のための
生物学（改訂版）
進化生物学
遺伝子科学
遺伝子操作の基本原理
ゲノムサイエンスのための
遺伝子科学入門
コア講義 生物学
（改訂版）
基礎からスター
大学の生物学
新しい教養のための
生物学（改訂版）
ベーシック生物学
（増補改訂版）
理工系のための
生物学（改訂版）
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