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『ゲノムサイエンスのための 遺伝子科学入門』 カバー
 
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『ゲノムサイエンスのための 遺伝子科学入門』 内容見本


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献本へ ゲノムサイエンスのための 遺伝子科学入門
An Introduction to Gene Sciences

在庫マーク

東京大学名誉教授 理博 赤坂甲治 著

A5判/280頁/2色刷/定価3300円(本体3000円+税10%)/2002年11月発行
ISBN 978-4-7853-5201-1 (旧ISBN 4-7853-5201-9)  C3045

 遺伝子操作技術が普及してからわずか20年の間に遺伝子科学は目覚ましい進歩を遂げ,遺伝子の発現調節機構が詳細に解明されてきた.それに伴い, 遺伝子は様々な分野で利用されるようになったが,悪用される危険もはらんでおり,市民一人ひとりが遺伝子科学を理解する必要がある.
 本書は,遺伝情報から体ができあがるまでの仕組みから,最新のゲノムテクノロジーの原理と応用まで,図を多く取り入れて解説した遺伝子科学の入門書である.常識として納得していることに疑問を呈することで,あいまいに受け入れていた知識を,より明解に理解できるように工夫した.


サポート情報

教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました。
  ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます。
はじめに (pdfファイル)
正誤表 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.遺伝子
2.遺伝情報の文字と読みとり装置
3.遺伝情報の複製機構
4.遺伝情報の内容
5.遺伝子の転写調節機構
6.転写後の遺伝子発現調節
7.遺伝情報の損傷と修復
8.体づくりにかかわる遺伝子
9.DNA再編成
10.がんと遺伝子
11.ゲノムの進化
12.遺伝子操作
13.遺伝子の応用

詳細目次  →『ゲノムサイエンスのための 遺伝子科学入門』目次

はじめに (pdfファイル)

1.遺伝子
 1.1 メンデルの法則
 1.2 染色体
 1.3 遺伝子の本体

2.遺伝情報の文字と読みとり装置
 2.1 分子の形をきめる基本要素
 2.2 DNAの構造と性質
 2.3 遺伝情報の詰め込み場所
 2.4 遺伝情報の読みとり装置

3.遺伝情報の複製機構
 3.1 DNAの複製
 3.2 真核生物のDNA複製速度
 3.3 細胞周期とその調節

4.遺伝情報の内容
 4.1 遺伝情報からタンパク質がつくられる
 4.2 転写
 4.3 翻訳

5.遺伝子の転写調節機構
 5.1 遺伝子の構造
 5.2 転写開始機構
 5.3 転写終結機構
 5.4 転写因子
 5.5 細胞応答と転写調節
 5.6 クロマチンレベルでの転写調節

6.転写後の遺伝子発現調節
 6.1 mRNAのプロセッシング
 6.2 rRNAのプロセッシング
 6.3 tRNAのプロセッシング
 6.4 タンパク質のプロセッシング
 6.5 タンパク質の行き先

7.遺伝情報の損傷と修復
 7.1 遺伝子の損傷の原因
 7.2 変異の影響
 7.3 遺伝子の修復機構
 7.4 アポトーシス

8.体づくりにかかわる遺伝子
 8.1 ショウジョウバエの卵形成と発生
 8.2 背腹軸形成
 8.3 前後軸形成
 8.4 前後軸に沿った分節化と分化
 8.5 ホメオティック遺伝子

9.DNA再編成
 9.1 抗体による免疫システム
 9.2 抗体の構造
 9.3 グロビン遺伝子の構造とDNA再編成
 9.4 免疫記憶

10.がんと遺伝子
 10.1 がん原遺伝子
 10.2 ウイルスによるがん化
 10.3 がん抑制遺伝子

11.ゲノムの進化
 11.1 遺伝情報の重複と再編成
 11.2 分子系統樹

12.遺伝子操作
 12.1 遺伝子操作の基本的道具と技術
 12.2 cDNAライブラリーの作成
 12.3 cDNAのクローニング
 12.4 プラスミドの利用
 12.5 ハイブリダイゼイションを利用した分析
 12.6 PCR
 12.7 組換えタンパク質の合成
 12.8 ゲノミックライブラリーの作成と遺伝子のクローニング
 12.9 リポーター遺伝子を利用した転写調節領域の機能解析
 12.10 転写因子の解析
 12.11 遺伝子機能の解析

13.遺伝子の応用
 13.1 ゲノムプロジェクト
 13.2 疾患原因遺伝子の特定
 13.3 遺伝子診断
 13.4 遺伝子治療
 13.5 遺伝子組換え作物
 13.6 動物工場・植物工場
 13.7 クローンの作成

参考書
索引

著作者紹介

赤坂 甲治
あかさか こうじ 
1951年 東京都に生まれる。静岡大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。東京大学助手、広島大学助教授・教授、東京大学教授・三崎臨海実験所所長などを歴任。主な著書・訳書に『生物学』(共著、東京化学同人)、カーシュナー&ゲルハルト著『ダーウィンのジレンマを解く』(監訳、みすず書房)、Wilt&Hake著『ウィルト発生生物学』(監訳、東京化学同人)などがある。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


この著作者の本
『遺伝子科学』
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『遺伝子操作の基本原理』
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