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【裳華房】 2025年の刊行書籍

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 2025年 12月の新刊/11月の新刊

【書店・生協様】 2025年11月の新刊注文書/ 2025年12月の新刊注文書


手を動かしてまなぶ
トポロジー
《基本群》

古宇田悠哉 著
   
解析力学
河辺哲次 著

一歩進んだ物理数学
橋爪洋一郎 著

物質科学のための
X線構造解析入門

青柳 忍 著

基礎分子遺伝学・
ゲノム科学(改訂版)

坂本順司 著

 2025年 10月の新刊/9月の新刊/8月の新刊/7月の新刊

【書店・生協様】 2025年10月の新刊注文書/ 2025年9月の新刊注文書 2025年8月の新刊注文書/ 2025年7月の新刊注文書/


CV波を正しく解釈する
電気化学測定入門

加納・横山・山本・
前田 共著
   
もっと手を動かしてまなぶ
集合と位相ドリル

藤岡 敦 著
   
多変数の微分積分
リアル入門

��橋秀慈 著
   
身近な現象から理解する
化学熱力学

石原顕光 著

 2025年 5月の新刊/2月の新刊

【書店・生協様】 2025年5月の新刊注文書/ 2025年2月の新刊注文書


現場で使うための
統計学ハンドブック

石綿 元 著

分子の対称性と
群論入門

中田宗隆 著
     
ナビゲーション
物理・情報・工学で
使う数学 I

奥村 剛 著

ナビゲーション
物理・情報・工学で
使う数学 II

奥村 剛 著



 2025年 12月の新刊

手を動かしてまなぶ トポロジー《基本群》  

慶應義塾大学教授  古宇田悠哉 著

A5判/422頁/定価3960円(本体3600円+税10%)/2025年12月下旬刊行予定
ISBN 978-4-7853-1614-3

★ がんばる初学者・独学者を全力応援! ★

 代数的トポロジーの主要な手法のひとつ──基本群と被覆空間を、じっくり丁寧に解き明かす。基本群の定義やその計算方法を、豊富なオリジナルの図とともに解説し、その威力を十分に体感できるようにした。本書の“華”は、被覆空間のガロア理論を通じて、基本群の理論と被覆空間の理論が表裏一体であることに到達し、大団円を迎えることである。
 幾何学(位相空間)と代数学(群)という一見異なる分野が結びつき、美しく調和する基本群と被覆空間の世界。本書で、単なる計算や公式を超えた深い洞察を見出し、数学の奥深さを味わってみませんか。

  ◆本書の特徴◆
● 本文中で読者が行間を埋める必要があるところにアイコンをつけ、その具体的なやり方を別冊「行間を埋めるために」でウェブ公開した(後日公開予定)。self-contained でスムーズに読み進めることができる。
● 全体のあらすじが見渡せるよう、冒頭に「全体の地図」を設けた。
● 基本群の例や例題を豊富に用意し、具体的な基本群の計算を通じて、抽象的な概念を吸収できるようにした。発展的な項目として、写像トーラスの基本群、グラフの基本群、CW複体の基本群を取り上げた。
● かゆいところに手が届くオリジナルの図版を多数掲載。
● 関連する話題や数学者の話を「よりみち」や「コラム」で紹介。
● 節末問題の解答について、丁寧で詳細な解答を巻末に載せた。自習学習に役立ててほしい。
● 数学の専門書でしばしば登場するドイツ文字について「ドイツ文字の一覧」(フラクトゥーア体と筆記体)を見返しに掲載した。

 【主要目次】1.集合・位相・群:速習コース 2.基本群 3.被覆空間 4.部分空間の基本群 5.基本群の計算(その1) 6.基本群の計算(その2) 7.被覆空間のガロア理論

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 2025年 11月の新刊

物理学レクチャーコース  解析力学  

九州大学名誉教授  河辺哲次 著

A5判/322頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/2025年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-2416-2

 本書では、解析力学を初めて学ぶ理工系の学生の方たちを対象に、できるだけ丁寧に解説するように心掛けました。基礎教育レベルの力学で学んだ「ニュートンの運動方程式」では、問題を記述する変数や座標系の選び方に応じて運動方程式の形が異なるため、導出に苦労したのではないかと思います。しかし解析力学では、どのような座標系でも簡単に導出できる魔法のような運動方程式である、「ラグランジュの運動方程式」が登場します。
 適当な座標さえ選べば、後は全く「機械的に」計算を進めることができる、この魔法の式を与えるのが「ラグランジュ形式」というもので、魅力的な解析力学の世界に入る扉に刻まれたイコンと言ってもよいでしょう。
 そして、これに続いて学ぶラグランジュ形式を土台にした「ハミルトン形式」、「ハミルトンの運動方程式」が、より高度な概念や応用への道を拓いてくれることになります。ぜひ本書で、解析力学の魅力を堪能していただければと思います。

 【主要目次】1.解析力学を学ぶ前に 2.ラグランジュ形式 3.変分法 4.束縛系とラグランジュの未定乗数法 5.時空の対称性と物理量の保存則 6.ハミルトン形式 7.正準変換 8.位相空間と不変量 9.ハミルトン‐ヤコビの理論 10.解析力学の応用ア・ラ・カルト

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一歩進んだ物理数学 −レクチャーのその先へ−  

東京理科大学准教授  橋爪洋一郎 著

A5判/368頁/定価4070円(本体3700円+税10%)/2025年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-2832-0

 物理学を系統的に勉強し始める際に、発展的な内容を学習する段階で用いられる数学的技能が、“最初に学ぶ物理数学”の範囲だけでは賄いきれず、「急激に難しくなった」とか「知らない数学が多すぎる」と感じる方も少なくないようです。そこで本書では、物理学の基本的な内容は扱えるようになったけれど、本当に知りたいところとの間に壁を感じている人を対象に、「物理学の初級コースと中・上級コースのギャップを、少しばかり緩和するための数学的技能を解説したテキスト」となる(既刊の『物理学レクチャーコース 物理数学』程度の内容の、さらに次の一歩を目指す)ことを目標としました。
 もちろん、本書で扱うような内容を、物理現象から切り離して数学的技能の羅列にしてしまうことには賛否があるかもしれませんが、物理的な内容も難しい上に、よくわからない数学的技能が用いられているとなると、よほどの才覚がない限りは、初見でそれぞれを見極めて習得することは大変だと思います。そのために本書では、数学的技能として分離できる部分は、できるだけ具体的な物理現象とは切り離して「個々の作業は数学的な処理に過ぎない」と認識できるように配慮しました。
 なお本書は、「第1章がわからないと第12章がわからない」というわけでもないので、まずは好きなところ(あるいは困難を感じているところ)から学び始めるのでもよいと思います。また、各章の内容が「数学寄りなのか」「物理寄りなのか」かが一目でわかるように、各章の冒頭にアイコンを入れましたので、目安として参考にしていただければと思います。
 物理学の勉強が、ある段階から先に進みづらくなってしまった方々にとって、本書がその壁を乗り越えるためのきっかけになれば大変嬉しく思います。

 【主要目次】0.物理数学の基本事項 1.行列の指数演算 2.群論による対称性の理解 3.ルジャンドル変換 4.複素積分の利用 5.特殊関数 −母関数と解析接続による導入− 6.確率 7.確率過程 8.エントロピー 9.情報の統計理論とその応用 10.外積の計算技法 11.微分幾何学で用いる計算技術 12.変分法による基本法則の記述

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物質科学のための X線構造解析入門  

名古屋市立大学教授  青柳 忍 著

A5判/予224頁/定価3190円(本体2900円+税10%)/2025年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-2833-7

 X線構造解析の基礎と原理を丁寧に解説するとともに、基礎的な実験手法と応用的な解析手法を平易に紹介した教科書。
 簡潔な図を豊富に掲載し、各章末に演習問題を配置することで初学者にも学習しやすいよう工夫を凝らした。結晶と粉末の構造解析が中心であるが、放射光による構造解析についても部分的に扱った。
 本書が、物質科学の普遍的な研究と学習の一助となれば幸いである。

 【主要目次】1.X線の性質と発生 2.X線の吸収と検出 3.X線の散乱 4.結晶の構造 5.結晶の回折条件 6.結晶の回折強度 7.単結晶X線回折 8.単結晶構造解析 9.粉末結晶構造解析

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基礎分子遺伝学・ゲノム科学(改訂版)  

九州工業大学大学院名誉教授  坂本順司 著

B5判/240頁/3色刷/定価3190円(本体2900円+税10%)/2025年11月25日発行
ISBN 978-4-7853-5248-6

 本書では、遺伝子研究の基礎から展開までシームレスにまとめるため、次の3つの工夫をした;
 1)「第I部 基礎編」と「第II部 応用編」を密な相互参照で結びつける
 前半と後半で関連する箇所を相互に結びやすいよう、多数の参照をカッコで示した上、索引も充実させた。そもそも基礎から応用までを一冊に収め、単著で一貫させたことも、滑らかな接続に寄与しているだろう。
 2)多数の「側注」で術語の意味・由来・変遷などを解説する
 歴史的事情から、遺伝学には多義的な学術用語も少なくない。また、生命科学の他領域との関連も深く、脇道にそれてでも解説すべき用語がたくさんある。それらを「側注」の形にまとめ、本文の流れはスムースに保った。
 3)多彩な図表とイラストで視覚的な理解を助ける
 DNA分子は小さく、遺伝子概念は抽象的なため、初学者にはわかりにくい落とし穴も多い。多彩でしかも統一のとれた図表と、感覚的になじみやすいイラストや写真を多用し、その問題点の克服に努めた。
 以上のような本書の方針は広く好評を博し、改訂版を出す運びとなった。旧版刊行後も、本書がカバーする分野は広く注目され、例えばノーベル化学賞や生理学医学賞でも様々な業績が授賞対象になった。そこで2025年の改訂では、古代人類ゲノム解析・mRNAワクチン・ゲノム編集・マイクロRNA・三毛猫などの項目に加筆した。さらに、ヒトゲノムの新データを取り入れたほか、図表を多色化した上に一部描き直し、より理解しやすくなることを目指した。

 【主要目次】第I部 基礎編 分子遺伝学のセントラルドグマ 1.遺伝学の基礎概念 −トンビはタカを生まない− 2.核酸の構造とゲノムの構成 −静と動のヤヌス神− 3.複製:DNAの生合成 −生命40億年の連なり− 4.損傷の修復と変異 −過ちを改める勇気− 5.転写:RNAの生合成 −格納庫から路上ライブへ− 6.翻訳:タンパク質の生合成 −異なる言語の異文化体験− 7.転写調節(基本を細菌で) −デジタル制御の生命− 第II部 応用編 ヒトゲノム科学への展開 8.発現調節(ヒトなど動物への拡張)−複雑系の重層的秩序− 9.発生とエピジェネティクス −メッセージが作る身体− 10.RNAの多様な働き −小粒だがピリリと辛い− 11.動く遺伝因子とウイルス −越境するさすらいの吟遊詩人− 12.ヒトゲノムの全体像 −ジャンクな余裕が未来を拓く− 13.ゲノムの変容と進化 −遺伝子の冒険− 14.病気の遺伝的要因 −ゲノムで読み解く生老病死−

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 2025年 10月の新刊

CV波を正しく解釈する 電気化学測定入門  

京都大学名誉教授  加納健司・
京都大学助教  横山悠子・
甲南大学教授  山本雅博・
京都工芸繊維大学教授  前田耕治 共著

B5判/200頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/2025年10月25日発行
ISBN 978-4-7853-3533-5

 電気化学測定で得られるシグナルは、条件を限定したうえで解釈されることが多いが、いざ根本から理解しようと試みると、その厳密な解釈は容易なものではない。
 本書では、とくにCV(サイクリックボルタンメトリー)に重点を置いて、日常の測定で頻繁に遭遇する特徴的なシグナルの解釈法について詳しく解説する。基礎からの根本的な理解のため数式も端折らず記述し、また数式理解の援用のため図を多用している。さらにいくつかの典型的な系のCV波を対象として、それらをシミュレーションするためのFortranプログラムを示した。多くの電気化学系テキストに共通する「電気化学関係者の常識」の誤りを指摘し、正しい記述に改めたことも本書の特徴の一つである。
 基礎電気化学分野はもちろん、電池系や電解系など応用電気化学分野、さらには電荷移動現象を対象とする周辺他分野の学生、研究者、技術者にとっても、電気化学測定の理解を深めるターニングポイントとなり得るきわめて有意義な参考書である。

 【主要目次】<基礎編> 1.物理化学基礎 2.電気化学平衡 3.電気二重層構造 4.電極反応速度論 5.物質移動 <実践編> 6.電気化学測定法概説 7.定常電流-電位曲線 8.吸着種のCV波 9.溶存種のCV波 10.支持電解質濃度が低い場合のCV波 11.CVシミュレーション

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 2025年 9月の新刊

もっと手を動かしてまなぶ 集合と位相ドリル  

関西大学教授  藤岡 敦 著

A5判/256頁/定価2310円(本体2100円+税10%)/2025年9月25日発行
ISBN 978-4-7853-1609-9

★ 「手を動かしてまなぶ」シリーズに完全準拠したドリル本 ★

 『手を動かしてまなぶ 集合と位相』(以下「親本」)と目次立てが1対1に対応したドリル本。
 すぐに取り組める簡単な問題、親本の再確認になるような問題を意識的に取り上げ、読者の手が止まらないようにした。
 また、親本で触れてはいるが深く扱えなかった具体例(ゾルゲンフライ直線、ゾルゲンフライ平面、余有限位相、余可算位相など)をくり返し登場させ、理解の定着を図った。
 『手を動かしてまなぶ 集合と位相』から取り組むも良し! ドリル本で腕試しも良し! さあ、ペンをもって、手を動かしてみよう!

  ◆本書の特徴◆
● 確認や復習がしやすい。ドリル本だけで独立して使うこともできる。
● 冒頭に「全体の地図」、「基本的な位相および位相空間」、(収録したすべての例題・問題の)「チェックリスト」を載せ、内容整理とモチベーションアップを図った。
● ふり返りのマークを用いて、問題を解くにあたって必要となる概念の引用を、主に『手を動かしてまなぶ 集合と位相』から行なった。また、各節の終わりに用意した問題が本書のどこの項目と対応しているかを示した。
● 例題や問題について、くり返し解いて確認するためのチェックボックスを設けた。
● 省略されがちな式変形の理由づけをアイコンを用いて示した。
● 「手を動かしてまなぶ」シリーズと同様に、問題を「確認問題」「基本問題」「チャレンジ問題」の3段構成にした。読者が簡単で基本的な問題に数多く触れられるようにした。
● 巻末にすべての問題の詳細解答を載せた。

 【主要目次】1.集合 2.写像と二項関係 3.濃度と選択公理 4.ユークリッド空間 5.距離空間(その1) 6.位相空間 7.連結性とコンパクト性 8.距離空間(その2) 9.分離公理とコンパクト性の一般化

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 2025年 8月の新刊

多変数の微分積分リアル入門 −ベクトル解析と考える−  

東京電機大学准教授  ��橋秀慈 著

A5判/304頁/定価3960円(本体3600円+税10%)/2025年8月25日発行
ISBN 978-4-7853-1608-2

 好評既刊『微分積分リアル入門 −イメージから理論へ−』に続き、本書では、多変数の微分積分について扱う。
 より多くの読者がすこしでも無理なく学習を始められるよう、いきなり数学の厳密な理論を述べることはせず、まずは直観的にとらえやすく、イメージのしやすい内容から説き起こし、ベクトル解析の直観的理解が、多変数の微分積分の理論的理解へとつながるよう、記述に多くの工夫を凝らした。
 数学を志すかたはもとより、道具としての数学を必要とする読者にもおすすめの一冊。

 【主要目次】第I部 ベクトルの微分とスカラー場の線積分/第II部 スカラー場の面積分/第III部 ベクトル場の微分/第IV部 多変数関数の微分積分/第V部 ベクトル場の積分

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 2025年 7月の新刊

身近な現象から理解する 化学熱力学  

横浜国立大学特任教員(教授)  石原顕光 著

A5判/224頁/定価3080円(本体2800円+税10%)/2025年7月5日発行
ISBN 978-4-7853-3532-8

★ 目の前の化学現象に「宇宙のルール=熱力学の真理」が詰まっている! ★

 化学熱力学は決して遠い理論ではない。あなたの目の前で起こる化学現象に、熱力学の本質が波打っている。
 本書は、そんな現象を足掛かりに、その奥底にある熱力学「第一法則」「第二法則」を深く実感してもらうために書かれている。
 公式の暗記で終わらせない、本物の理解へ。さあ、その扉を、いま開いてみませんか?

 【主要目次】1.相律は平衡現象を貫く視点 2.身近にある水と水蒸気の気液平衡を徹底的に理解しよう 3.反応熱を測定し,データベース化しよう 4.反応熱は温度次第 5.広がって混ざることが本質の化学平衡 6.どんな温度の化学平衡でもエントロピーが支配する 7.役に立つ電気化学 〜電気化学熱力学

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 2025年 5月の新刊

現場で使うための統計学ハンドブック  

芝浦工業大学  石綿 元 著

A5判/516頁/定価5500円(本体5000円+税10%)/2025年5月25日発行
ISBN 978-4-7853-1607-5

★ 統計学の基本的手法を網羅した、“ハンドブック的に”使えるテキスト ★

 本書は大まかに、前半12章までの「数学」パートと、後半13章以降の「推測統計」パートに分かれる。前半の「数学」は統計学の手法の根拠となるものだが、あえて式展開や計算をなるべく詳しく記述し、数学でつまずくことのないように配慮した。後半の「推測統計」では、各種の推定や検定の流れがわかりやすいよう、同じような手法であっても、冗長となることをいとわず、図を用いながら手順全体を丁寧に述べることを心掛けた。
 統計学とは、数学のような常に正しい答えを求める学問とは異なり、得られたデータを適切に解釈することでより多くの同意が得られるように対象を把握するための方法の体系である。このことは本文中の解説や「コラム」などで繰り返し取り上げられ、“統計学とはどういうものか”を理解してもらえるように工夫している。
 現実の問題に近い具体例や、現実のデータを用いる解析例も多く取り上げた。本書が、データの発生する、あるいはデータについて議論する現場で、より多くの同意を得られる解析方法を吟味するための一助となることを願っている。

 【主要目次】1.データの視覚化 2.データを代表値で読む 3.確率と事象 4.離散型確率変数と確率関数  5.主な離散型確率分布 6.連続型確率変数と確率密度関数 7.主な連続型確率分布 I 8.正規分布の性質 9.主な連続型確率分布 II 10.主な連続型確率分布 III 11.分布関数・母関数および中心極限定理 12.確率過程 13.推測統計概論 14.区間推定 I 15.区間推定 II 16.仮説の検定 I 17.仮説の検定 II 18.仮説の検定 III 19.比率の推定・検定 20.直接確率法による比率の推定・検定 21.相関分析 22.回帰分析 23.分散分析 24.母数によらない方法 I 25.母数によらない方法 II 26.品質管理 27.情報量規準

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分子の対称性と群論入門 −点群の指標表と応用−  

東京農工大学名誉教授  中田宗隆 著

A5判/200頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2025年5月25日発行
ISBN 978-4-7853-3531-1

 分子の物理的・化学的性質の多くは、その幾何学的構造の対称性によっている。
 「群論」は分子構造の対称性を理解するための強力なツールであり、群論を化学に応用するうえで欠かせないのが「点群の指標表」を正しく読み解くことである。
 本書は、点群の指標表の読み方を身につけ、振動スペクトル、原子軌道、分子軌道といったさまざまな分野に応用するための参考書である。むずかしい数式を使わず平易かつ丁寧に書かれた解説を読み、さらに多数配された練習問題・演習問題を解けば、群論の化学への応用の道が大きく開けるだろう。

 【主要目次】1.対称操作とは 2.対称要素とは 3.分子の点群 4.点群の指標表(1)−スカラーで表される指標表− 5.点群の指標表(2)−行列で表される指標表− 6.振動スペクトルへの応用 7.原子軌道への応用 8.分子軌道への応用(1)−水素分子の分子軌道の対称性− 9.分子軌道への応用(2)−一般の二原子分子の分子軌道の対称性−

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 2025年 2月の新刊

ナビゲーション 物理・情報・工学で使う数学 I  

お茶の水女子大学教授  奥村 剛 著

A5判/292頁/2色刷/定価3740円(本体3400円+税10%)/2025年2月25日発行
ISBN 978-4-7853-2830-6

 理工系学生にとって必要な数学を、ユーザーの立場から徹底解説。
 議論の筋道がわかりやすいよう「板書」風のレイアウトを採用。あわせて添えられたやさしい語り口調の説明をガイド役に読み進めれば、まるで実際の講義を聴いているかのような体験ができる。
 全2巻の第1巻である本書では、「無限級数,べき級数」「複素数」「偏微分」「線形代数」「常微分方程式」「多重積分とその応用」を扱う。

 【主要目次】1.無限級数,べき級数 2.複素数 3.偏微分 4.線形代数 5.常微分方程式 6.多重積分とその応用

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ナビゲーション 物理・情報・工学で使う数学 II  

お茶の水女子大学教授  奥村 剛 著

A5判/280頁/2色刷/定価3740円(本体3400円+税10%)/2025年2月25日発行
ISBN 978-4-7853-2831-3

 理工系学生にとって必要な数学を、ユーザーの立場から徹底解説。
 議論の筋道がわかりやすいよう「板書」風のレイアウトを採用。あわせて添えられたやさしい語り口調の説明をガイド役に読み進めれば、まるで実際の講義を聴いているかのような体験ができる。
 全2巻の第2巻となる本書では、「ベクトル解析」「初歩的な特殊関数」「複素関数論」「フーリエ級数」「積分変換」「偏微分方程式」「微分方程式の級数解法,直交関数系」を扱う。

 【主要目次】7.ベクトル解析 8.初歩的な特殊関数 9.複素関数論 10.フーリエ級数 11.積分変換 12.偏微分方程式 13.微分方程式の級数解法,直交関数系

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