12月の刊行図書(2003年)●物性科学入門シリーズ 物質構造と誘電体入門 高重正明 著11月の刊行図書(2003年)●統計力学 小田垣 孝 著●生物科学入門(三訂版) 石川 統 著 ●雑誌 『生物の科学 遺伝』 別冊17号 地球温暖化 (大政謙次・原沢英夫 編) 10月の刊行図書(2003年)●分子シミュレーション 上田 顯 著●NetComライブラリ デジタル放送 河合直樹 編著 ●ポピュラー・サイエンス 鉱物マニアになろう 秋月瑞彦 著 9月の刊行図書(2003年)●時間生物学の基礎 富岡憲治・沼田英治・井上愼一 共著●非晶質フォトニクス材料 平尾一之・那須弘行・田中勝久 共著 ●ポピュラー・サイエンス 分子膜ってなんだろう 齋藤勝裕 著 ●ポピュラー・サイエンス われらの有人宇宙船 松浦晋也 著 8月の刊行図書(2003年)●数学用語と記号ものがたり 片野善一郎 著●化学新シリーズ 化合物命名法 中原勝儼・稲本直樹 共著 ●ポピュラー・サイエンス 地球の化学像と環境問題 北野 康 著 ●ポピュラー・サイエンス きのこアラカルト 福岡久雄 著 ◆2003年8月の復刊書籍はこちらをご覧ください. 7月の刊行図書(2003年)●裳華房テキストシリーズ ‐ 物理学 素粒子物理学 原 康夫 著●市民環境科学への招待 小倉紀雄 著 6月の刊行図書(2003年)●NetComライブラリ ITSと情報通信技術 松下 温・屋代智之 共編●生物の形の多様性と進化 関村利朗・野地澄晴・森田利仁 共編 5月の刊行図書(2003年)●裳華房フィジックスライブラリー 大学の物理 木下紀正 著●新教科書シリーズ 大学生のための 物理化学 宮崎榮三 著 ●化学サポートシリーズ 酸と塩基 水町邦彦 著 ●生命と遺伝子 山岸秀夫 著 3月の刊行図書(2003年)●ポピュラー・サイエンス DNA鑑定のはなし 福島弘文 著2月の刊行図書(2003年)●数学シリーズ 数理統計学(改訂版) 稲垣 宣生 著●医療・看護系のための 化学入門 塩田三千夫・山崎 昶 共著 1月の刊行図書(2003年)●工科系 量子力学 椎木一夫 著●工科系 物性工学 武藤準一郎 著 ●化学サポートシリーズ 早わかり 分子軌道法 武次徹也・平尾公彦 共著
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12月の刊行図書(2003年)物性科学入門シリーズ 物質構造と誘電体入門 高重正明 著 A5判/236頁/定価3850円(本体3500円+税10%)/2003年12月 ISBN978-4-7853-2911-2 本書は,学部3,4年生向けの物性科学の入門書として,また学生たちが卒業研究や大学院での専攻を選ぶ際に役立つ書となることを目指した,物性科学入門シリーズの一冊である. 物質構造と誘電体を理解する上で特に重要となる基本事項について,物質の巨視的な外形に重点を置いて,やさしく解説された書である. 読者対象 大学3,4年生 〜 11月の刊行図書(2003年)統計力学 小田垣 孝 著 A5判/240頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2003年11月 ISBN978-4-7853-2220-5 本書は,初めて統計力学を学ぶ人のために,基本的概念から専門的知識までをわかりやすく体系的に解説した教科書である.統計力学という分野は,微視状態の数を求めるという馴染みの薄い計算が必要となったり,数式がいったい何を表しているのか,どんな現象が起こっているのかなど,理解するためのハードルが非常に高い面がある.それを少しでも補い,初学者の直観的理解を助けるために,同著者による 『基礎科学のための 数学的手法』 に続き,本書でもバーチャルラボラトリーを導入した. 著者の研究室のホームページ上に置かれたバーチャルラボラトリー内のコンピューターグラフィックスを利用した仮想実験が本書と連動した形で取り入れられており,それが有効と思われる本文中の箇所に 【アニメ】 という記号を付け,読者がより理解を深めることができるような工夫がなされている. なお,各章末には豊富な演習問題もあり,巻末には詳しい解答が用意されている. 読者対象 大学3年生くらい 〜 → バーチャルラボラトリー へ(九州大学 物性理論研究室) 生物科学入門(三訂版) 石川 統 著 A5判/216頁/定価2310円(本体2100円+税10%)/2003年11月 ISBN978-4-7853-5203-5 短期大学生や文科系の大学生をおもな読者対象として,生物学全般をやさしく解説した教科書.2003年の三訂版では,ゲノム科学などの新しい知見を加えるとともに専門用語の表記なども改めた. 雑誌 「生物の科学 遺伝」 別冊17号 地球温暖化 −世界の動向から対策技術まで− 大政謙次・原沢英夫・(財)遺伝学普及会 編 B5判/180頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2003年11月 地球温暖化は,人間活動に伴う二酸化炭素など温室効果ガスの排出によって進んでおり,今世紀末には地球の平均気温が1.4〜5.8℃上昇すると予測されている. 雑誌 「生物の科学 遺伝」 別冊17号では,地球温暖化に関係するさまざまな問題を1冊で理解できるよう,国際的な動向から,温暖化のメカニズムとモデル予測,測定技術とモニタリング,温暖化の影響と対策,温暖化対策の技術まで,幅広い分野について最先端の研究者に執筆していただき,その最新情報を提供する(全18章). 10月の刊行図書(2003年)分子シミュレーション −古典系から量子系手法まで− 上田 顯 著 A5判/448頁/定価5940円(本体5400円+税10%)/2003年10月 ISBN978-4-7853-1534-4 物質科学の強力な研究手段として,現在も各種手法が開拓されているシミュレーションの方法を,古典系から量子系の手法まで統一的・本格的に解説したものである.物理や化学系読者だけでなく,材料科学などの工学系の読者にも理解できるように,物理的・数学的根拠を明確かつ丁寧に示し,曖昧さを持ち込まぬように解説してある. 読者対象 学部上級以上 NetComライブラリ デジタル放送 ―統一された放送のしくみ― 河合直樹 編著 A5判/160頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/2003年10月 ISBN978-4-7853-6814-2 本書は,21世紀の重要な社会インフラとなるデジタル放送の基本技術を,ISDBの発想から説き起こし解説したもので,情報社会とその文化創造にかかわろうとする技術者や企業家の参考となることを期待して執筆された. ポピュラー・サイエンス 260 鉱物マニアになろう 秋月瑞彦 著 四六判/154頁/定価1760円(本体1600円+税10%)/2003年10月 ISBN978-4-7853-8760-0 美しい鉱物や化石をただ集めるのも楽しいけれど,そこに少し専門的な知識が加わると,よりいっそうの楽しみが得られるもの.近頃はやりのトルマリンやパワー・ストーンなどの身近な話題もまじえながら,鉱物学の「いろは」を指南します.さあ,あなたも立派な鉱物マニアになろう! 9月の刊行図書(2003年)時間生物学の基礎 富岡憲治・沼田英治・井上愼一 共著 A5判/234頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/2003年9月 ISBN978-4-7853-5205-9 生物はどうやって昼夜や季節などの環境サイクルに適応しているのか.分子生物学の発展により生物時計をつかさどる遺伝子が次々と発見されるなど急速に進展しつつあり,また21世紀におけるわれわれ人間の社会にも大きな貢献が期待される時間生物学の基礎をわかりやすく伝える. 読者対象 大学2年〜 非晶質フォトニクス材料 平尾一之・那須弘行・田中勝久 共著 A5判/172頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/2003年9月 ISBN978-4-7853-6812-8 20世紀後半から始まった高度情報化社会の出現を可能にした「エレクトロニクス」をさらに改良するための技術として期待される「フォトニクス」.フォトニクスの基盤となる材料のうち無機ガラス物質に注目し,特に酸化物ガラスやフッ化物ガラスにおける種々の光機能性を解説する. 読者対象 大学3,4年〜 ポピュラー・サイエンス 259 分子膜ってなんだろう −シャボン玉から細胞膜まで− 齋藤勝裕 著 四六判/134頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2003年9月 ISBN978-4-7853-8759-4 きらきらと輝きながら風に漂うシャボン玉の膜は,何でできているのでしょう? 分子膜は細胞膜のモデルと考えられることから,その研究はいろいろな分野から注目を浴びています.この本では,分子膜の生い立ち,構造,性質,機能について基礎からわかりやすく解説します.これを読めば君も分子膜通になれる! ポピュラー・サイエンス 258 われらの有人宇宙船 −日本独自の宇宙輸送システム「ふじ」− 松浦晋也 著 四六判/194頁/定価1760円(本体1600円+税10%)/2003年9月 ISBN978-4-7853-8758-7 小松左京氏 推薦! 「日本は何でも小さく、安く、使いやすくするのが得意だが、とうとう宇宙の分野にまで“日本式”が展開しそうになってきた。なんとなくワクワクする。」 「自分が宇宙に行きたいと思うのならば,自分で自分の乗る宇宙船をつくるべきだ」 2001年の冬に公表されるや,宇宙開発に関心をもつ多くの人に大きなインパクトを与えた「ふじ」構想.「ふじ」は,現在すでにある技術を使って,一般の人々でも宇宙へ行くことができることを目指したカプセル型宇宙船です.この「ふじ」構想の概略の紹介から,有人宇宙飛行の歴史をたどりつつ,スペースシャトルに代表される再利用型の有人宇宙船の問題点を検証し,今後,日本の宇宙開発はどうあるべきかを考えます. → 有人宇宙船「ふじ」壁紙集 8月の刊行図書(2003年)数学用語と記号ものがたり 片野善一郎 著 A5判/200頁/定価2750円(本体2500円+税10%)/2003年8月 ISBN978-4-7853-1533-7 小学校から高等学校の教科書で目にする数学の「用語と記号」がどのような考えで創られ現在のものに至ったのか? 時代背景や翻訳過程での変遷を交えながら,数学史とは別な視点から,数学の発展に影響を与えてきた脇役たちの由来について解説したものです.高校生以上であれば,数学は苦手と思っている人たちにも,「ものがたり」として楽しめるようにやさしく解説したもので,数学を身近にしてくれる一冊です. 化学新シリーズ 化合物命名法 中原勝儼・稲本直樹 共著 A5判/424頁/定価6380円(本体5800円+税10%)/2003年8月 ISBN978-4-7853-3210-5 無機・有機・有機金属化合物の命名法を一冊にまとめた.例題・問題も豊富で,化合物命名法の全貌をその基本から体系的に身につけることができる. ポピュラー・サイエンス 256 地球の化学像と環境問題 北野 康 著 四六判/204頁/定価1870円(本体1700円+税10%)/2003年8月 ISBN978-4-7853-8756-3 長年にわたり地球化学の研究一筋に歩んできた著者が,その研究生活をふりかえりながら,すばらしいバランスと限りないやさしさをもった地球の自然像と,地球温暖化などの差し迫った環境問題の現状と対策についてやさしく語ります. ポピュラー・サイエンス 257 きのこアラカルト 福岡久雄 著 四六判/154頁/定価1760円(本体1600円+税10%)/2003年8月 ISBN978-4-7853-8757-0 キノコ狩りやキノコの料理を通しての仲間たちとの交歓,毒キノコにまつわるエピソード,キノコと芸術,変わり者のキノコなどなど,キノコにまつわる楽しい話題がいっぱい. キノコ好きになること間違いなしの一冊です.お好きなメニューからご賞味ください. 7月の刊行図書(2003年)裳華房テキストシリーズ ‐ 物理学 素粒子物理学 原 康夫 著 A5判/226頁/定価3080円(本体2800円+税10%)/2003年7月 ISBN978-4-7853-2219-9 本書は,素粒子物理学の入門書である.本書を理解するために必要な予備知識は,力学・電磁気学・量子力学の初等的な知識であり,難しい数式の使用はできる限り避けると共に,おおむね素粒子物理学の発展の歴史に沿って,素粒子の世界の見方と考え方の発展を追うように書かれている.知的好奇心にあふれた多くの方々に素粒子の世界を紹介し,素粒子に親しんでもらいたいという著者の気持ちが込められた一冊である. 読者対象 大学3年生くらい 〜 市民環境科学への招待 ―水環境を守るために― 小倉紀雄 著 A5判/208頁/定価2750円(本体2500円+税10%)/2003年7月 ISBN978-4-7853-5050-5 水質汚染の主な原因は生活排水であることから,生活者である市民が水の汚れを知り,適切な対策を講じることが求められている.また水質の簡易測定法が普及し,各地で市民による水質測定が行われ,そのネットワークが広がっている. 本書は市民が主体的に実態を調べ,考え,問題を解決するために実践活動を行う「市民環境科学」の重要性について,具体的な事例を挙げながら解説する. 6月の刊行図書(2003年)NetComライブラリ ITSと情報通信技術 松下 温・屋代智之 共編 A5判/200頁/定価3740円(本体3400円+税10%)/2003年6月 ISBN978-4-7853-6813-5 カーナビやETCで始まった移動体のIT化が進むであろう近未来の姿と技術の現状を判りやすく解説.社会・環境問題の解決にも期待されているITSの標準化動向から始まり,車両制御や安全支援技術,旅行ナビゲーション,ヒューマンインタフェースなど多くの関連話題を各研究の第一線の研究者が執筆. 読者対象 大学3年〜 生物の形の多様性と進化 −遺伝子から生態系まで− 関村利朗・野地澄晴・森田利仁 共編 A5判/372頁/定価4730円(本体4300円+税10%)/2003年6月 ISBN978-4-7853-5837-2 動物・植物にかかわらず,生物はじつにさまざまな形をしている.これら生物の形は,どのように形成され,またその多様性はどのように進化してきたのであろうか.遺伝学,発生生物学,進化生態学,数理科学,系統学,古生物学など,多方面からアプローチされているが,真の理解にはいまだほど遠い. 本書では,生物の形の多様性と進化についての普遍的な考え方・原理を探究する第一歩として,研究の現状と新たな展開の萌芽を,各分野の第一線で活躍する研究者がわかりやすく紹介する. 5月の刊行図書(2003年)新教科書シリーズ 大学生のための 物理化学 宮崎榮三 著 A5判/322頁/定価4070円(本体3700円+税10%)/2003年5月 ISBN978-4-7853-6110-5 化学系をはじめとして,生物・材料・電子・情報などの専門分野で要求される物理化学の基礎知識を入門書の立場から,最近の話題に触れながら物質のマクロ状態とミクロ状態をバランス良く解説.量子化学に関係する項では数式の羅列を避け,物理的意味の理解に重点を置くとともに,深く学ぶ読者のために数式部分を別項に示すなどの配慮をしてある. 読者対象 大学2年〜 裳華房フィジックスライブラリー 大学の物理 ―基礎と活用― 木下紀正 著 A5判/298頁/定価3080円(本体2800円+税10%)/2003年5月 ISBN978-4-7853-2218-2 自然を理解し,生活と産業の中の科学と技術の応用を考えていくには,物理学の基本的理解が欠かせない.本書は,身の周りのさまざまな問題との結びつきを大切にしながら物理的な見方・考え方を解説した,基礎物理学の書である. 読者が具体的なイメージをもって学べるように,初めにできるだけ簡単な実例を取り上げ,その中で物理の基本法則を考え,そして簡単な場合の基本的理解に立って,より一般的な場合へと話を展開するように書かれている. 読者対象 大学1年生 〜 化学サポートシリーズ 酸と塩基 水町邦彦 著 A5判/150頁/定価2420円(本体2200円+税10%)/2003年5月 ISBN978-4-7853-3410-9 酸と塩基がどんな物か,どんな性質を持つか,どんな特徴があるのかなどを理解するための土台作りに重点を置いた参考書.確実な理解が得られるようていねいな解説がほどこしてある.また,数多くの具体的な化合物の例を示すと共に,pHについての一般書にはない考え方と記号も提言している. 生命と遺伝子 ―宇宙船地球劇場の生命の物語― 山岸秀夫 著 A5判/268頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2003年5月 ISBN978-4-7853-5202-8 メンデルによって定義された遺伝子の概念はDNAの塩基配列として実体化され,今や種々の生物における全塩基配列の解読(ゲノムプロジェクト)が着々と進んでいる.21世紀は全ゲノム情報を計算機科学に取りこみ,遺伝情報をシステムとして解明する「システム生物学」の幕開けでもある. 本書は,これから始まろうとしているシステム生物学の夜明け前に,生命の誕生当時にさかのぼって遺伝子の本質を考え,現存生物までの進化の道筋を宇宙船地球劇場の物語として解説する. 3月の刊行図書(2003年)ポピュラー・サイエンス 255 DNA鑑定のはなし −犯罪捜査から親子鑑定まで− 福島弘文 著 四六判/146頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2003年3月 ISBN978-4-7853-8755-6 いまやビジネス化した個人識別技術「DNA鑑定」を解説. 日本で「DNA鑑定」が用いられた当初は「絶対的検査法ではないため犯罪捜査に導入することは冤罪を生む」として,一部には認めないムードがありました.しかし,現在では犯罪捜査や血縁関係を明らかにするためにDNA鑑定は世界中で導入され,さらに膨大な基礎実験と厳格なマニュアル作成によって格段の信頼性を得ているものと認識されています. 本書ではDNA鑑定とその周辺の事象について一般の人を対象に,科学と法律の両面から解説しています.また実際にDNA鑑定が行われた国内外の事件も紹介しています. 2月の刊行図書(2003年)数学シリーズ 数理統計学(改訂版) 稲垣宣生 著 A5判/342頁/定価3960円(本体3600円+税10%)/2003年2月 ISBN978-4-7853-1411-8 数理系の学生から各分野の研究者まで,統計学の現代的手法を基礎から本格的に学びたい人のための参考書.改訂版では,確率数学・情報数学の基本的な概念を使って,統計学の数理を明解に論じ,統計解析の章を充実させた. 読者対象 大学2年生以上 医療・看護系のための 化学入門 塩田三千夫・山崎 昶 共著 A5判/196頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/2003年2月 ISBN978-4-7853-3068-2 医療・看護系学生,さらにはバイオ技術者等を目指して学ぶ,大学・短大・専門学校生を対象とした化学入門書. 第1部では,化学の基礎を,医療の現場で遭遇するさまざまな状況とを関連づけて学べるように工夫して記述している. 第2部では,医療等の現場でとくに重要となる有機化学をやさしく解説する.現在のカリキュラムにあわせた半期用教科書である. 読者対象 大学1年〜 1月の刊行図書(2003年)工科系 量子力学 椎木一夫 著 A5判/258頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/2003年1月 ISBN978-4-7853-2216-8 <主要目次> はじめに/波でもあるし粒子でもある量子力学的存在/粒子の状態を表すにはどうすればよいか/物理量はどのように表されるか/箱の中に閉じ込められた粒子/同種粒子は区別できない/物理量を表す演算子/角運動量とスピン/量子力学は物理量の値を決められない/結晶の中の粒子に対する簡単なモデル/解析力学の方法/水素原子の問題(I)/水素原子の問題(II)/量子力学の近似解法(I)(摂動論)/量子力学の近似解法(II)(変分法)/散乱の問題/行列力学の基礎/さらに奥深く量子力学を学ぶために 工科系 物性工学 武藤準一郎 著 A5判/160頁/定価2530円(本体2300円+税10%)/2003年1月 ISBN978-4-7853-2217-5 <主要目次> 物質の形態と構造解析/自由電子論/エネルギーバンド理論/電気伝導/半導体/半導体の応用例 −pn接合が用いられている簡単な半導体素子−/結晶の表面と電子放出/誘電性,磁性 化学サポートシリーズ 早わかり 分子軌道法 武次徹也・平尾公彦 共著 A5判/126頁/定価2200円(本体2000円+税10%)/2003年1月 ISBN978-4-7853-3409-3 初学者を対象に,「分子軌道法」の基礎にあたる部分を解説した参考書.記述に際しては,読者が 「分子軌道」の概念に至る流れの全体像をつかめるように配慮した.式の導出や細部にはこだわらず一気に 読み通していただければ,必ずや「分子軌道法」への取っ掛かりが得られ,個別の知識を有機的につなぐことができるであろう.
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