フレッシュマン・フレッシュウーマンへ贈る
この1冊 (2004年)(2004/3/17作成,4/15,6/8 一部更新)今年もめぐりきた新入学の季節.昨年,一昨年に引き続き,「フレッシュマン・フレッシュウーマンへ贈る この1冊」のコーナーを開設しました.
「高校と大学の橋渡し」
「新しい学問分野にチャレンジ!」
という二つのコンセプトのもと,各分野の担当者が自信をもってお薦めできる書籍をご紹介いたします.
詳しい目次や内容見本などはリンク先(各書名をクリック)をご覧ください.
◇高校と大学の橋渡し 「数 学」
●『大学数学の基礎』
石原 繁 編/定価1540円(本体1400円+税10%)
大学で最初に学ぶ数学といえば「微積分」が代表格.しかし心配になるのが予備知識です.本書では,主に高校で課せられる内容のうち,微積分を学ぶに必要と思われる35項目を選び,コンパクトに見やすくまとめました.●『基礎科学のための 数学的手法』
小田垣 孝 著/定価2090円(本体1900円+税10%)
大学に入ると,最初にさまざまな基礎科学科目を学ぶことになります.そしてしばらくすると,そこに出てくるこれまたさまざまな数学的手法に戸惑いを感じたりもします(経験者は語る).そこで本書の登場!力学・熱力学・電磁気学などの具体的な問題を例に,まずこれだけは押さえておくべきという数学的手法が厳選され,コンパクトにまとめられています.また,例題・ 問題も豊富に入っています.「物理学」
●『物理入門』
浦尾亮一 著/定価2640円(本体2400円+税10%)
皆さんは高校で物理を学んできましたか? 本書は,高校で物理を学んでこなかった人にも理解できることを目指して,数式よりも言葉で説明することに重点を置き,高校程度の物理のレベルから懇切丁寧に書かれた,大学における物理の基礎につながるように配慮された入門書です.高校で物理未履修の理工系の皆さん,一読されてはいかがでしょうか.●『大学の物理 −基礎と活用−』
裳華房フィジックスライブラリー/木下紀正 著/定価3080円(本体2800円+税10%)
自然を理解し,暮らしと産業の中の科学と技術の応用を考えていくためには,物理学の基本的理解が欠かせません.本書は,身の周りのさまざまな問題との結びつきを大切にしながら物理的な見方・考え方を解説した,物理学の入門書です.初めにできるだけ簡単な実例を取り上げ,その中で物理の基本法則を考えていきます.そして,簡単な場合の基本的理解に立って,より一般的な場合へと話を展開するように書かれています.本書によって,ぜひ教養としての物理の知識を身に付けてください.●『物理科学への招待』
武田 暁 著/定価3630円(本体3300円+税10%)
自然科学,あるいは物理学への入門的な教養書です.原子論,エネルギーとエントロピー,宇宙論をはじめ,物理学的視点のもとに生物進化,遺伝,化学物質・化学反応と生命現象との関係,大脳の働き,脳と言語の関連等の広い分野の基本にも触れ,なるべく科学を総合的にみる観点を読者に提供します.「化 学」
●『化学薬品の基礎知識』
化学サポートシリーズ/杉森 彰 著/定価2420円(本体2200円+税10%) 新刊
化学薬品を「安全に」かつ「効率的に」使用するために必要な,基本的な考え方を簡明にまとめたガイドブック.大学に入り,より実践的な化学を学んでいく人にとって,化学物質との上手な付き合い方は早い時期に身につけておくべきものです.本書では,化学薬品のライフサイクルにおいて,どんなところに注意したらよいかを系統的に考察します.また,情報化時代に即した,化学情報の受容・発信についての基礎知識も提供します.●『化学結合と反応のしくみ』
ポピュラー・サイエンス121/長谷川 正 著/定価1430円(本体1300円+税10%)
「反応式は何となく書けるようになったけれども,『なぜ』そうなるのかをもっと知りたい……」.そんな気持ちに応えてくれる一冊です.食べ物が腐る,畳が変色する,蛍光ペンの色が消えてしまうなどなど.身のまわりの例を多くとりあげながら,反応のメカニズムに迫ります.「生命科学」
●『生物科学入門(三訂版)』
石川 統 著/定価2310円(本体2100円+税10%)
高校で学んだ生物学を大学でもう一度学ぶ意義は,単に復習の意味だけでなく,生物学は総合科学であるために,いつそれを学ぶかによって理解の程度がまったく違ってくるからです.ダーウィンの進化論の話を同じように聞いても社会を見る目が育つ前と後では,理解度もおもしろさもまったく違うはずです.その意味があって,この本は生物学の重要な分野をあえて網羅的に解説しています.●『生物講義 −大学生のための生命理学入門−』
岩槻邦男 著/定価2200円(本体2000円+税10%)
大学での生物学の講義では,与えられた知識を教師の話から学び取る(高校までの)学習から,講師の話を契機に自分の頭で思考する(大学での)学習への転換をはかることが肝要になります.そのために,著者自身の講義風景を随所に盛り込み,また生物学がいまだ解明していないこと等もできるだけ明記するようにして著した生物学の入門書です.●『生命と遺伝子 −宇宙船地球劇場の生命の物語−』
山岸秀夫 著/定価2860円(本体2600円+税10%)
メンデルによって定義された遺伝子の概念はDNAの塩基配列として実体化され,今や種々の生物における全塩基配列の解読(ゲノムプロジェクト)が着々と進んでいます.21世紀は次のステージとして遺伝情報をシステムとして解明する「システム生物学」の幕開けとなります.本書は,システム生物学の夜明け前に,生命の誕生当時にさかのぼって遺伝子の本質を考え,現存生物までの進化の道筋を宇宙船地球劇場の物語として解説します.
◇新しい学問にチャレンジ! → 科学史 → 微分積分学 → 現代の物理学 → 量子力学 → 量子化学 → 有機化学 → 環境科学
→ 分子生物学 → 社会生物学 → 多様性生物学 → 生理学 → 天文学 → 宇宙工学
「科学史」
●『数学用語と記号ものがたり 』
片野善一郎 著/定価2750円(本体2500円+税10%)
高等学校までの教科書で目にする数学の「用語と記号」がどのような考えで創られ現在のものに至ったのか? 時代背景や翻訳過程での変遷を交えながら,数学史とは別な視点から,数学の発展に影響を与えてきた脇役たちの由来について解説します.●『こうして始まった 20世紀の物理学』
ポピュラー・サイエンス177/西尾成子 著/定価1540円(本体1400円+税10%)
21世紀に入って4年目.20世紀の物理学の発展には目覚しいものがありました.いまからおよそ100年前,20世紀の物理学はどんな人たちによって,どのようにして始まったのでしょうか.その始まりの歴史を興味深く語った,手軽でやさしい現代物理学への入門書です.
「微分積分学」
●『微分積分読本 −1変数−』
小林昭七 著/定価2420円(本体2200円+税10%)
微積分では具体的な計算問題を解けるようになることも必要ですが,基礎的な定理を数学的にきちんとマスターしたい,あるいはマスターする必要がある分野を目指している読者に,教科書とは別な視点から答える一冊です.●『続 微分積分読本 −多変数−』
小林昭七 著/定価2420円(本体2200円+税10%)
上記“1変数”の続編として,主に2変数,3変数の場合を中心に解説し,ベクトルや曲面に関する基礎的な話題をまとめています.教科書からも,演習書からも得られない“数学の考え方”がイッパイ入っています.
【高校と大学の橋渡し】
→ 数学 → 物理 → 化学 → 生命科学
【新しい学問分野にチャレンジ!】
→ 科学史 → 微分積分学 → 現代の物理学 → 量子力学
→ 量子化学 → 有機化学 → 環境科学
→ 分子生物学 → 社会生物学 → 多様性生物学 → 生理学
→ 天文学 → 宇宙工学
「現代の物理学」
●『フラクタルの物理(I) −基礎編−』
●『フラクタルの物理(II) −応用編−』 新刊
裳華房フィジックスライブラリー/松下 貢 著/各 定価2640円(本体2400円+税10%)
フラクタルの物理という,伝統的な物理にはなかった この新しい分野の魅力・面白さを読者に伝えるとともに,それをわかりやすく解説するために,基礎の基礎から順を追って丁寧に説明するように書かれた,本分野の第一人者による書です.この分野はまだまだ未開の地ですから,本書で学んで,ぜひ この新しい分野を切り拓いていってください.●『非平衡系の物理学』
太田隆夫 著/定価3740円(本体3400円+税10%)
非平衡系の物理学は,現代の物理学においてもっとも注目を浴びている分野の一つであり,また発展途上の学問でもあります.本書は,非平衡系を理解する基本的要素としてリズムとゆらぎをとり上げ,21世紀に花開くであろう この学問を,大学で物理学を学び始めて間もない方々に知らしめることを目的として懇切丁寧に解説された,待望の入門書です.●『21世紀、物理はどう変わるか』
日本物理学会 編/定価4620円(本体4200円+税10%)
本書は,21世紀に入った今,物理はこれからどう変わるか,物理の世界の最前線で活躍している研究者たちがそれぞれの立場から執筆したものです.内容的にはかなり高度なことまで触れられていますが,21世紀における物理の潮流を感じていただければと思います(全10章).「量子力学」
物理学の中でも,とくに「量子力学」は,誰もが魅了される分野の一つです.これを学んでみたくて物理学科を目指した人もいるのではないでしょうか.でも,その難解さのゆえに,あれやこれやと本を揃えて,結局どれも中途半端に……ということになりがちです.そんなあなたへ,定評ある書をご紹介します.いずれも,初学者向きに丁寧に解説されています.ぜひ,手にとってご覧ください!
●とにかく1冊,自分のものにしたい!という方に
・『初等量子力学(改訂版)』 原島 鮮 著/定価3300円(本体3000円+税10%)
●時間をかけてじっくり学びたい方に
・『基礎物理学選書5A 量子力学(I)(改訂版)』 小出昭一郎 著/定価2970円(本体2700円+税10%)
・『基礎物理学選書5B 量子力学(II)(改訂版)』 小出昭一郎 著/定価3080円(本体2800円+税10%)
・『量子力学(I)』 江沢 洋 著/定価2860円(本体2600円+税10%)
・『量子力学(II)』 江沢 洋 著/定価2640円(本体2400円+税10%)
【高校と大学の橋渡し】
→ 数学 → 物理 → 化学 → 生命科学
【新しい学問分野にチャレンジ!】
→ 科学史 → 微分積分学 → 現代の物理学 → 量子力学
→ 量子化学 → 有機化学 → 環境科学
→ 分子生物学 → 社会生物学 → 多様性生物学 → 生理学
→ 天文学 → 宇宙工学
「量子化学」
●『量子化学』
基礎化学選書12/原田義也 著/定価5390円(本体4900円+税10%)
化学的現象の「なぜ」をミクロから解き明かすために,どうしても必要な学問.それが量子化学です.基本原理の十分な説明,つまずきがちな式の誘導もていねいに扱った特徴的な記述で,いまや定番とも評される一冊です.●『図説 量子化学 −分子軌道への視覚的アプローチ−』
化学サポートシリーズ/大野公一・山門英雄・岸本直樹 共著/定価2200円(本体2000円+税10%)
しきいの高い量子化学の世界に,コンピュータグラフィックなどの図を介してアプローチ.直観的な理解を通して新たな世界が広がるのを実感できるでしょう.「有機化学」
●『有機化学(改訂版)』
小林啓二 著/定価2640円(本体2400円+税10%)
コンパクトさを謳う有機化学のテキストは数多くありますが,基礎事項をもれなく収めているという点で本書の存在はズバ抜けています.いきなりの大部のテキストにとまどいを感じたとき,本書を手にとってみてはいかが?
【高校と大学の橋渡し】
→ 数学 → 物理 → 化学 → 生命科学
【新しい学問分野にチャレンジ!】
→ 科学史 → 微分積分学 → 現代の物理学 → 量子力学
→ 量子化学 → 有機化学 → 環境科学
→ 分子生物学 → 社会生物学 → 多様性生物学 → 生理学
→ 天文学 → 宇宙工学
「環境科学」
●『人間環境学 −環境と福祉の接点−』
遠山 益 著/定価2860円(本体2600円+税10%)
ダイオキシンや環境ホルモン,遺伝子組換え食品など日常生活に直接関係する話題から,地球の温暖化やオゾン層の破壊など地球規模の環境問題までを幅広く解説している本です.理解を助けるために全ページ2色刷で図表も大きく載せています.●『化学の目でみる 地球の環境 ―空・水・土―』
北野 康 著/定価2420円(本体2200円+税10%)
化学を学ぼうとしたきっかけに「環境問題」があげられることが多いとききます.そこで本書の序文から.
「私どもは地球の像を知らなすぎる.こんなに地球のことを知らなくては,地球にやさしく,真に地球をいとおしむことなんてできっこない.」
少し寄り道の教養も必要かな? そう思えたときのお薦めです.●雑誌 「生物の科学 遺伝」 別冊No.17 『地球温暖化 −世界の動向から対策技術まで−』
大政謙次・原沢英夫・遺伝学普及会 編/定価2860円(本体2600円+税10%)
国際的な動向から温暖化対策の技術まで,地球温暖化に関係するさまざまな問題をこの1冊で理解できるよう,幅広い分野について,最先端の研究者が紹介します(全18章).
【高校と大学の橋渡し】
→ 数学 → 物理 → 化学 → 生命科学
【新しい学問分野にチャレンジ!】
→ 科学史 → 微分積分学 → 現代の物理学 → 量子力学
→ 量子化学 → 有機化学 → 環境科学
→ 分子生物学 → 社会生物学 → 多様性生物学 → 生理学
→ 天文学 → 宇宙工学
「分子生物学」
●『ライフサイエンスのための 分子生物学入門』
駒野 徹・酒井 裕 共著/定価3080円(本体2800円+税10%)
この本では,遺伝子からタンパク質合成までの流れを中心に解説し,分子生物学の基礎が学ぶことができます.2色刷りで多数の図表を使用しており,生命科学の全体像を把握しながら,知識の整理に役立つことを目的としています.●『ゲノムサイエンスのための 遺伝子科学入門』
赤坂甲治 著/定価3300円(本体3000円+税10%)
遺伝情報はATCGの4文字で書かれていて,タンパク質はその情報をもとに合成されることは常識になっています.この本では常識として納得していることに疑問を呈することで,あいまいに受け入れていた遺伝子に関する知識を,日常の感覚で明快に理解できるように工夫されています.また,2色刷りの図がどれも精密に注意深く作図されているのも,この本の大きな特長です.●『分子発生生物学(改訂版) −動物のボディープラン−』
浅島 誠・ 駒崎伸二 共著/定価2860円(本体2600円+税10%) 新刊
体つくりのための分子設計図(ボディープラン)が動物の発生の際に共通して働いていることが明らかになりつつあります.本書では,動物の体つくりの分子メカニズムについて,図解を中心にして解説し,また発生のしくみを理解する際に必要な細胞分子生物学の知識も,随所にちりばめてありますので,これから勉強する人にピッタリの入門書です.(2色刷)「社会生物学」
●『生命の意味 −進化生態からみた教養の生物学−』
桑村哲生 著/定価2200円(本体2000円+税10%)
動物の社会行動を遺伝的な適応の側面からみるという「社会生物学」の立場から,生命の意味をわかりやすく語った教科書.中学校以来生物学とはごぶさたという向きにもうってつけの生物学の入門書でもあります.キーワードは「遺伝子」と「進化」.暗記物とは異なる生物学の魅力を存分に伝えてくれる一冊です.●雑誌 「生物の科学 遺伝」 別冊No.16 『動物の社会行動』
松本忠夫・長谷川寿一・遺伝学普及会 編/定価2860円(本体2600円+税10%)
1975年にウィルソンが「社会生物学」を提唱してから30年弱.ゲノミクスの進展に伴い,社会行動にかかわる遺伝子を見据えた新たな展開がみられるこの分野の,若々しい躍動を感じてみませんか?「多様性生物学」
●『多様性からみた 生物学』
岩槻邦男 著/定価2530円(本体2300円+税10%)
生物は何故こんなにもたくさんの種類がいるのか,それぞれの生物群の特徴はどのようなものか,また多様な生物を生むメカニズムは何か等,“生物の多様性”に焦点を当ててわかりやすく解説しました.生物多様性についての格好の入門書です.●『生物の形の多様性と進化 −遺伝子から生態系まで−』
関村利朗・野地澄晴・森田利仁 共編/定価4730円(本体4300円+税10%)
生物はどうしてこんなにも様々な“形”をしているのでしょうか.その多様性はどのように進化してきたのでしょうか.生物の形の多様性に関する研究の現状と新たな展開の萌芽を,遺伝学,発生生物学,進化生態学,数理科学,系統学,古生物学など,各分野の第一線で活躍する研究者が,さまざまな方面からわかりやすく紹介します(全28章).●『バイオディバーシティ・シリーズ1 生物の種多様性』
岩槻邦男・馬渡峻輔 編/定価4950円(本体4500円+税10%)
さまざまな分野に細分化される現代の生物学ですが,しかし,その最終目標は「生物」のもつ普遍性,多様性を明らかにしていくことに他なりません.その基礎を支え,新たに得られた知識を再統合するために必要な多角的な視点と理論を学ぶのに最適の1冊です.
同シリーズ(全7巻)の既刊本に,『2 植物の多様性と系統』『3 藻類の多様性と系統』『5 無脊椎動物の多様性と系統』があります(2005年?シリーズ完結予定).「生理学」
●『時間生物学の基礎』
富岡憲治・沼田英治・井上愼一 共著/定価2970円(本体2700円+税10%)
「時間生物学」とは,昼夜・季節といった環境サイクルに生物がどのように適応しているのかを明らかにするために生まれた若い学問分野です.本書は,動物を中心にじつにさまざまな生物のリズム研究の具体例を紹介しながら,時間生物学の基礎をやさしく解説した,この分野における本邦初の一般向け教科書です.「時間」を軸に生物を見直してみたとき新たに広がる生物の世界を堪能してください.●『脳とニューロンの科学』
新井康允 著/定価3850円(本体3500円+税10%)
本書は,脳に関する基礎知識を整理して解説し,現在進行中の脳研究成果の一端を紹介することを目的としています.神経科学の入門書として,脳に興味をもつ生物学専攻の学生諸君や医学部,薬学部,農学部などの学生諸君のために,脳の構造と機能をできるだけ分かりやすく解説します.
【高校と大学の橋渡し】
→ 数学 → 物理 → 化学 → 生命科学
【新しい学問分野にチャレンジ!】
→ 科学史 → 微分積分学 → 現代の物理学 → 量子力学
→ 量子化学 → 有機化学 → 環境科学
→ 分子生物学 → 社会生物学 → 多様性生物学 → 生理学
→ 天文学 → 宇宙工学
「天文学」
●『宇宙スペクトル博物館<可視光編> 天空からの虹色の便り』
粟野諭美・田島由起子・田鍋和仁・乗本祐慈・福江 純/定価4950円(本体4500円+税10%)
さまざまな光を使って眺めた星や宇宙の姿を,多数の写真やCG,動画によって紹介するマルチメディアCD-ROM博物館.<X線編>,<電波編>に続く第3巻目の<可視光編>では,星・宇宙の観測の基礎となる可視光の初歩から,身近な色彩や風景,カメラや望遠鏡をはじめ光に関する機械や道具とその仕組み,可視光がとらえた星や星雲・星団・銀河などさまざまな天体の姿とその背景となる物理現象などを,8つの展示室に分けわかりやすく解説します.手軽な天文学辞典として使える「スペクトル用語集」も収録.
インターネットでCD-ROMの一部を「体験版」としてお試しいただけます.●『最新 宇宙学 −研究者たちの夢と戦い−』
ポピュラー・サイエンス261/粟野諭美・福江 純 共編/定価2200円(本体2000円+税10%) 新刊
激しく噴き出す太陽フレア,太陽系外惑星の探索,地球外文明(ET)探し,ブラックホールの存在と成因,惑星系の誕生,銀河の一生,重力レンズ,元素の生成と宇宙のリサイクル,宇宙誕生直後の様子….地上の大型望遠鏡群や宇宙に浮かぶ天文衛星,コンピュータとシミュレーション技術などの発達によって明らかになってきた最新の宇宙像を,第一線で活躍する若手・中堅の研究者がわかりやすく紹介します.(全12章.→執筆者一覧,→編者インタビュー[Webマガジン“Anima Solaris”])●『写真集 太陽 −身近な恒星の最新像−』
柴田一成・大山真満 共著/定価4950円(本体4500円+税10%) 新刊
私たち生命の“源”とも言うべき太陽は,人類にとって唯一身近な恒星ですが,黒点周期の起源やコロナの加熱機構など,いまだ解かれていない謎も数多く,その実像はあまり知られていません.本書は,太陽に起こっているさまざまな現象をとりあげて,写真・画像を中心に1現象(1テーマ)を1ページにまとめて紹介します(全73節).太陽の素顔を知るための格好の入門書です.「宇宙工学」
●『われらの有人宇宙船 −日本独自の宇宙輸送システム「ふじ」−』
ポピュラー・サイエンス258/松浦晋也 著/定価1760円(本体1600円+税10%)
本書は,日本の今後の宇宙開発・有人宇宙活動を考えるために,世界の有人宇宙飛行の歴史をたどりながら,スペースシャトルに代表される再利用型の有人宇宙船の問題点を検証し,宇宙輸送システムの基本的な原理を解説します.読者が自分の頭で考え判断するための基礎的なデータをコンパクトにまとめました.
有人宇宙船 「ふじ」 壁紙集:書籍掲載の図版をアレンジして作成したオリジナル壁紙です.
<ちょっとおまけ>
● 雑誌 「生物の科学 遺伝」
隔月刊 偶数月25日発売/B5判/112頁/定価1760円(本体1600円+税10%)
生物科学に関する一般向け総合誌.名前こそ「遺伝」ですが,分子,細胞から遺伝,生理,行動,生態,進化,また食品や環境,医薬・健康,そして生物教育と,生物学に関係するさまざまな分野を取り上げます.将来「生物学」にかかわる分野に進もうと思っている方にとって,知識のすそ野を広げるための格好の雑誌です.是非一度,お手にとってご覧ください.
ご希望の方に見本誌を謹呈します(ご請求は「遺伝」編集部まで).
【高校と大学の橋渡し】
→ 数学 → 物理 → 化学 → 生命科学
【新しい学問分野にチャレンジ!】
→ 科学史 → 微分積分学 → 現代の物理学 → 量子力学
→ 量子化学 → 有機化学 → 環境科学
→ 分子生物学 → 社会生物学 → 多様性生物学 → 生理学
→ 天文学 → 宇宙工学
自然科学書出版 裳華房 SHOKABO Co., Ltd.